ビジネス教養としてのアート の商品レビュー
書かれている内容は歴史順ではないが、どれもわかりやすく興味が持てた。内容としては深くないので、興味を持ったところは他の本を読んで理解を深めたいと思う。
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「教養」と銘打たれているのは、アートという正解の無いものをどう受け止めるか?という問いに対する筆者からのヒントのようです。 アートと経済、アートと歴史、アートと思想、アートとテクノロジーのそれぞれの観点から、写真付きでアートの意味、意図、背景、歴史、影響などが語られています。 千...
「教養」と銘打たれているのは、アートという正解の無いものをどう受け止めるか?という問いに対する筆者からのヒントのようです。 アートと経済、アートと歴史、アートと思想、アートとテクノロジーのそれぞれの観点から、写真付きでアートの意味、意図、背景、歴史、影響などが語られています。 千利休を新たな価値を産み出したプロデューサーとして捉える考え方は、へぇなるほどという感じです。 ほどほどのボリュームで読みやすく、手軽な入門教養書として良さそうです。
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本著がビジネスに役立つか否かは疑問。 しかし、広く浅くアートについて学べる。 自分としては今までアートに対して興味を持っていなかったが、 最近美術館に行ってみたいなという思いが湧いてきていたのでちょうどよかった。 アートへの入り口としては良い本だと思う。 自分は絵画に込められ...
本著がビジネスに役立つか否かは疑問。 しかし、広く浅くアートについて学べる。 自分としては今までアートに対して興味を持っていなかったが、 最近美術館に行ってみたいなという思いが湧いてきていたのでちょうどよかった。 アートへの入り口としては良い本だと思う。 自分は絵画に込められたストーリーを知ることが好きだということがわかった。
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アートを社会や経済、宗教など様々な外的要因との関わりとともに、どのように進化変容していったのかを、分かりやすく解説した、アートの入門書。
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ビジネスマンにリベラルアーツの教養が必要と言われて久しい今日この頃、新刊案内の書評か何かで見つけて、ポチッとした一冊。 一つの絵について細かく解説するというよりも、その背景の歴史や社会状況なんかを紐解いて、理解するヒントをくれるという感じです。ちょっとしたうんちく。 まあ、日本人...
ビジネスマンにリベラルアーツの教養が必要と言われて久しい今日この頃、新刊案内の書評か何かで見つけて、ポチッとした一冊。 一つの絵について細かく解説するというよりも、その背景の歴史や社会状況なんかを紐解いて、理解するヒントをくれるという感じです。ちょっとしたうんちく。 まあ、日本人はゴッホより普通にラッセンが好きですからね。
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めちゃくちゃ面白かった!とにかくメモが多い。うまく転用して活かしてみたい。 ・起こる事象にどのような反応するかは、個々人の内面が決める つまり、対象は鏡であり、起こる反応はその人の内面の心象風景そのものである 例えば、奈良美知の作品を見て怖い、狂気を感じるのならば、その人の内面...
めちゃくちゃ面白かった!とにかくメモが多い。うまく転用して活かしてみたい。 ・起こる事象にどのような反応するかは、個々人の内面が決める つまり、対象は鏡であり、起こる反応はその人の内面の心象風景そのものである 例えば、奈良美知の作品を見て怖い、狂気を感じるのならば、その人の内面に子どものようの鋭さや狂気が宿っているのかもしれない ・エディション、価格をコントロールする ・日本社会におけるアート きれいなもの、美しいもの、技術高いもの、すなわち、わかりやすいもの、が評価されやすい。バブル期のラッセン等(キラキラでペラペラで中身がなかったとしても、わかりやすい美しさがあるので受け入れられやすい。なお、ラッセンは日本でのみ有名で、海外ではほぼ無名) ・欧米におけるアート 知的なもの、言語ゲーム的、価値観や考え方が近いもの、すなわち、コンセプトが優れているものが重要視される 村上隆のマイロンサムカウボーイなど(理解不能すぎる) ・アートマーケット プライマリーマーケット、セカンダリーマーケットがある。過去最高額更新は、セカンダリーマーケットで行われている。一般的な市場では車も家も、中古品は新品に比べて値下がりする。一方で、アートマーケットは、作品の希少生と歴史性こそが市場価値に結びつき、中古作品の方が値上がりする。ヴィンテージに近い考え方。 ・アートと科学は相入れないものと思われがちだが、古代ギリシャではテクネーと言って、同じ語源であす。中世ラテン語でアルス(アートの語源)となった ・天才の語源 ラテン語では、ゲニウスと言う。これは生まれた瞬間からその人を守ってくれる守護霊を指し、人は誰もがそれぞれその人なりの才能が備わっていると言う考え方
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章ごとに内容がややぶつ切りだが、詳しくない自分には読みやすいボリュームだった。 アートの価値が、モノ自体からコンセプトへと変化していく流れは、モノ消費からコト消費へ移行している流れとパラレルに感じた。
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前々から興味のあったアート。 ビジネスの教養として役立つかどうかは、ちょっと分からないですが(特にこの本が)、 私自身はとても面白く読めました。 アートという(多くの人にとって)よく分からないものに対して、 歴史とか思想とかテクノロジーといった側面から、 色んなアートについて著...
前々から興味のあったアート。 ビジネスの教養として役立つかどうかは、ちょっと分からないですが(特にこの本が)、 私自身はとても面白く読めました。 アートという(多くの人にとって)よく分からないものに対して、 歴史とか思想とかテクノロジーといった側面から、 色んなアートについて著者が解説してくれます。 残念なのは、文面で出てくるアートが全て画像として出てこないのと(だから、気になるアートは検索が必要)、 ほとんどのアートは白黒である点。 後者はコスト面もあるから致し方ないところもあるけど、 前者は頑張ってほしかった。 個人的には、バウハウスの解説が とても自分のインスピレーションを刺激してくれて、 良かったです。 バウハウスに関する書籍とか写真集を見たくなりました。 そんな感じで、この本を読みながら、 自分の気になる/お気に入りのアートや作品が見つかるといいですね。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
日本ではアート(美術)は、モノとして「きれい」「技術が高い」など優れていることが重視されるが、欧米ではコンセプトとして「価値観」「考え方」が優れていることが重視されるという指摘に納得した。日本では美術鑑賞というと、前提知識無しで観て感じた感想という感性を鍛えることが重視されている理由がわかった気がする。 その他; ・アートには正解がない。その意味で、「正解のないものをどう受け止めるか」を考えるヒントになる。 アートは鑑賞者にとっての鏡、起こる反応(感想)はその人の内面の心象風景そのもの。そのあいだの心理学的パターンを感じ取るトレーニングにもなる。 など、得ることが多かった。
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アートの値段のつけられ方、時代によってアートの意味合いや形が変化していくのがわかった。 ただ、自分にとっては少し難しい内容でした。 個人的にはアートを見るとき、作者の心理や時代背景などを考えてみるのが好きです。
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