Shelter 新装版 の商品レビュー
〈再登録〉整体師シリーズ第三作。今作では恵・歩姉妹の事情や合田の過去など、今まで語られなかった背景が明らかになります。今まであまりクローズアップされたなかった恵姐さんも素敵な女性でした。それぞれが抱えている心の闇は深刻でも、受け止めてくれる人がいればいつかは越えていけるんだと思い...
〈再登録〉整体師シリーズ第三作。今作では恵・歩姉妹の事情や合田の過去など、今まで語られなかった背景が明らかになります。今まであまりクローズアップされたなかった恵姐さんも素敵な女性でした。それぞれが抱えている心の闇は深刻でも、受け止めてくれる人がいればいつかは越えていけるんだと思います。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
ネタバレではないけど、否定的な意見です。 整体師シリーズ3作目。 その後何年も続刊が出ていないし、これでシリーズ完結なんだろうけど何だか締まらないなあ…という感じ。『シェルター』というこの一冊だけ見れば、そんなことないけどシリーズとして読んだ時にこれで終わりだとすると中途半端な印象で残念。
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合田整骨院シリーズ第3弾。 近藤史恵さんの作品は、なぜこんなにも、優しいのだろう。 優しいというか、優しさに気づかせてくれる感。 恵の辛い過去、歩の辛い過去、いずみの辛い過去。 それぞれの過去は、とても辛いが、そこから這い上がって前に進もうとする彼女たちは、強い。 そして、...
合田整骨院シリーズ第3弾。 近藤史恵さんの作品は、なぜこんなにも、優しいのだろう。 優しいというか、優しさに気づかせてくれる感。 恵の辛い過去、歩の辛い過去、いずみの辛い過去。 それぞれの過去は、とても辛いが、そこから這い上がって前に進もうとする彼女たちは、強い。 そして、そうなる道筋を示せる合田力はすごい。 私も合田整骨院にいきたいぞ。。。
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整体師・合田力シリーズ第3弾。体を診れば、その人の置かれている状況を読み取ることができる整体師の合田力。今回はそんな合田力がメインではなく、そこで働いている恵を中心に物語は展開される。 恵が東京へ家出したことで出会った一人の少女。イズミと名乗るその少女はいかにも秘密を抱えてい...
整体師・合田力シリーズ第3弾。体を診れば、その人の置かれている状況を読み取ることができる整体師の合田力。今回はそんな合田力がメインではなく、そこで働いている恵を中心に物語は展開される。 恵が東京へ家出したことで出会った一人の少女。イズミと名乗るその少女はいかにも秘密を抱えている様子。この世の中で生きていくのは窮屈であり、戦いの連続であることが浮き彫りになっている作品。 「筆はだれかを傷つけてしまうかもしれない。だが、記さなければ、大事なことも伝わらないのだ。」「多くを望めば、人は必ずなにかを失い、傷つけてしまうものだから。」といった印象に残るフレーズがある。
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「カナリヤは眠れない」「茨姫はたたかう」を先に読んだ。 どれがどの順番なのかわからないが、今回は合田整骨院で働く姉妹の話が主。どうして姉が逃げているのかが読み切れていないが、事件が始まってしまいそちらに気を取られてしまった。救ってあげなくてはいけないのはわかるが、どうしてこうなっ...
「カナリヤは眠れない」「茨姫はたたかう」を先に読んだ。 どれがどの順番なのかわからないが、今回は合田整骨院で働く姉妹の話が主。どうして姉が逃げているのかが読み切れていないが、事件が始まってしまいそちらに気を取られてしまった。救ってあげなくてはいけないのはわかるが、どうしてこうなってしまうのか、理解できなかった。
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シリーズものと気づかず、第3作をいきなり読んでしまった。 ふたりの女性はミステリアスではあるけれど、ミステリでは無かったような。 かといって、整体師の合田が主人公としてぐいぐいストーリーを動かすでもなく… 何か、どの人物にも気持のピントが合わないまま、読み終えてしまった。 ...
シリーズものと気づかず、第3作をいきなり読んでしまった。 ふたりの女性はミステリアスではあるけれど、ミステリでは無かったような。 かといって、整体師の合田が主人公としてぐいぐいストーリーを動かすでもなく… 何か、どの人物にも気持のピントが合わないまま、読み終えてしまった。 うーん、“身体の声が聞こえる整体師”が本当にいるなら、私の首・肩・腰をどうにかして下さい。
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姉妹の姉の視点、妹の彼氏の視点で交互に語られる 姉は出会った女の子との話が主で 彼氏のほうは仕事関係の話ですすみ それぞれのお話が終盤に交錯し・・・という展開でした とくに盛り上がりもなく終わった感じでした
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読了後、自分自身のシェルターはどこだろうかと考えた。 目の前の問題や環境、自身の抱える苦悩や秘密、そういう類いのものから逃げ出したくなる気持ちが分かるからこそ読むのがちょっとしんどい。 1、2作目ほどのカタルシスはないけれど、前を向いて歩きだす彼女たちを応援したいと思った。
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いつものイヤミスではなく、さっぱりと読めるお話。 登場人物がみんな不器用だが魅力的でした。 読後感はさわやかです。
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整体師・合田シリーズ3作目。 1作目では買い物依存症、2作目ではストーカーに悩む女性たちを描いてきたが、3作目では恵、歩、そして合田の過去が明らかになる。 これまでと違い、合田整体院を離れて東京にでた恵と小松崎のパートが交互に描かれる。 恵が東京で偶然出会った売り出し中の女優・梨...
整体師・合田シリーズ3作目。 1作目では買い物依存症、2作目ではストーカーに悩む女性たちを描いてきたが、3作目では恵、歩、そして合田の過去が明らかになる。 これまでと違い、合田整体院を離れて東京にでた恵と小松崎のパートが交互に描かれる。 恵が東京で偶然出会った売り出し中の女優・梨央の話も絡んでくるが、基本は恵の物語。 複雑な環境で育った恵と歩が、この3作でこれまでの生きづらさの呪縛から放たれる様子が丁寧に描かれる。 誰彼構わず男性と体を合わせることで、自分を保っていた恵。拒食症と闘いながら生きて来た歩。 そんな二人が、少し破天荒だけど、誰より優しい合田と、まだまだ未熟だけど、心が真っすぐで歩のことも恵のことも大事に思う小松崎に守られながら、前を向けるようになったラストに涙。 時にはシェルターに逃げ込むことも大事だと教えてくれる一冊。
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