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色どろぼうをさがして の商品レビュー

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4件のお客様レビュー

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2021/05/19

12歳のイジーは、ママと交通事故にあいママは昏睡状態で入院している。事故を機に親友のルーともうまくいかない。そんな中、イジーの部屋の絵から色が一色ずつ消えていく。夢に色どろぼうが現れるようになったのだ。追いつめられるイジーを助けてくれたのは、近所に越してきた車いすの少年トビーだっ...

12歳のイジーは、ママと交通事故にあいママは昏睡状態で入院している。事故を機に親友のルーともうまくいかない。そんな中、イジーの部屋の絵から色が一色ずつ消えていく。夢に色どろぼうが現れるようになったのだ。追いつめられるイジーを助けてくれたのは、近所に越してきた車いすの少年トビーだった。色どろぼうが誰なのか、それを突き止められたとき、絵に色が戻ってくる。 イジーも交通事故にあってカウンセリングが必要なほどに参っているのに、父親が無力すぎないか?そこが少し気になったけれど、そのほかの大人がみんな良い人ばかり。そして何よりもトビーがすごすぎる。この子がカウンセラーになれそうだ。

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2021/04/06

母親の事故を契機に、世界が変わってしまった12歳の少女イジーの物語。煙のなかに浮かびあがる男の悪夢をくりかえし見るようになり、それ以来、部屋のなかの色がひとつずつ消えていくという現象(いや、オブセッション?)に苦しんでいるけれど、だれにも相談できずにひとりで苦しんでいる。 そんな...

母親の事故を契機に、世界が変わってしまった12歳の少女イジーの物語。煙のなかに浮かびあがる男の悪夢をくりかえし見るようになり、それ以来、部屋のなかの色がひとつずつ消えていくという現象(いや、オブセッション?)に苦しんでいるけれど、だれにも相談できずにひとりで苦しんでいる。 そんななか、近所で、トビーという車椅子の少年となかよくなり、イジーは心のなぐさめを見いだす。 ……イジーのまわりの人たちは、イジーのことを「事故以前/事故後」という目で見ざるを得ないから、接し方がむずかしいのかもしれない。かつての親友ルーのようにイライラして遠ざけてしまったり、逆に気を遣っていたわりすぎたり。でもトビーは「今ここ」にいるイジーしかしらないから、そのままでつきあえる。たぶん逆もまた真なりで、トビーにも当然「事故以前」があったことが終盤でわかってくる。それによって、ふたりは「今ここ」だけではない、お互いの全部を受けとめ合って、より深く理解しあえるようになるのだ。 タイトルでもある「色どろぼう」が、終わってみればさほど大きな意味を持ってはいなかったりと、物語としてはあまりまとまりがよくない気もするけど、いろんな要素を内包していて、必要な人のもとへうまく届くといいなと思わされる。

Posted byブクログ

2021/03/13

イジ―のママは、交通事故で昏睡状態が続いていた。絵の才能にあふれたママは、イジ―の部屋の壁に思い出のシーンを描いていた。イジ―が色泥棒の夢を見た朝に、その絵の色が一つずつ消えていく。そんな中、近所に越してきた同い年の少年トビーと出会う。車椅子に乗っていながら前向きで活動的なトビー...

イジ―のママは、交通事故で昏睡状態が続いていた。絵の才能にあふれたママは、イジ―の部屋の壁に思い出のシーンを描いていた。イジ―が色泥棒の夢を見た朝に、その絵の色が一つずつ消えていく。そんな中、近所に越してきた同い年の少年トビーと出会う。車椅子に乗っていながら前向きで活動的なトビーとの交流の中で、イジ―は心の中にある恐怖を伝えることができるようになり、色泥棒の正体に気づく。 登場人物がそれぞれ個性的で魅力がある。

Posted byブクログ

2021/01/26

少し読みにくかったです。特に「色どろぼう」が。 真相がわかっても、モヤモヤが残りました。 イジーが親友のルーからいじめられるようになっても、大好きな演劇や、隣に引っ越してきたトビーを支えに、元気を取り戻していけるところがよかった。

Posted byブクログ