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ブラックストーン・ウェイ の商品レビュー

3.8

10件のお客様レビュー

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2024/09/01

同い年でファンドを立ち上げたのか。 自分のいる産業がどんなものなのかを知りたく。 ブラックロックも同じ会社だったの初めて知った。 IPOはブラックストーンが一番はやかったのか。 凄い精力的に働いて凄いなというのが感想。

Posted byブクログ

2024/06/24

ブラックストーン・グループ共同創業者であるスティーブ・シュワルツマン氏の回顧録。この物語は、M&Aアドバイザリー業界のキーマンであったシュワルツマン氏と投資銀行の重鎮であったピーターソン氏が、遠方出張までした訪問の予定をドタキャンされ、雨のなか途方に暮れる場面から始まる。...

ブラックストーン・グループ共同創業者であるスティーブ・シュワルツマン氏の回顧録。この物語は、M&Aアドバイザリー業界のキーマンであったシュワルツマン氏と投資銀行の重鎮であったピーターソン氏が、遠方出張までした訪問の予定をドタキャンされ、雨のなか途方に暮れる場面から始まる。本書内に自身のキャリア自慢はほとんどない。変わりにビジネスや起業の本質が随所に詰まっている。 冒頭の軽んじられたエピソードとは対象的に、氏は相手を尊重し役立つことを大切とする。そこにビジネスチャンスがあるとしている。そうした利他的な精神に加え、圧倒的行動力、徹底的リスク管理が巨大な帝国をゼロから生み出した原動力となった。 氏の語る社会人になった初期の基礎力と早い段階の人脈は本当にそのとおりで、ビジネスマンの方は可能な限り早い段階で本書を読むことをおすすめする。示唆に富む一冊。

Posted byブクログ

2022/11/08
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界的なファンド会社ブラックストーンについて。 メモ ・企業文化。能力主義を信じ、卓越すること、開かれていること、誠実であること。リスクを管理し、損失を出さない。 ・景気の波を見極める方法  市場の天井を見極めるには。買い手が自信過剰になるタイミング。  貸し手が利払いを求めない状況。  戦略を持たない個人が偶然金を稼ぐような状況。 ・底に投資するタイミング。価値が最低水準から10%ほど回復してから投資する。

Posted byブクログ

2022/09/04

【選書理由】 News PicsのPEファンド特集にて、おすすめ関連書籍としてアドバンテッジパートナーズの市川氏が紹介しており、購入。 【感想】 期待を超える内容で合った。 前半部分は著者の若き頃のストーリーが載っており、文体としては『ご冗談でしょう、ファインマンさん』に近い...

【選書理由】 News PicsのPEファンド特集にて、おすすめ関連書籍としてアドバンテッジパートナーズの市川氏が紹介しており、購入。 【感想】 期待を超える内容で合った。 前半部分は著者の若き頃のストーリーが載っており、文体としては『ご冗談でしょう、ファインマンさん』に近いなと思った。 私がまだ若いということもあるので、今の自分の歳の時に彼がどういう思考を持ってどういう行動を行っていたのか、といったところを追うような楽しみかたをした。 中盤からは、まあまあしっかりとした金融や実務の話がでてきて、最近そからへんの予備知識がついてきていたため、読み応えがあった。(1年前の私が読んでも楽しめなかったと思う) 後半部分の政治や、中国、奨学金当たりの話はそんなに面白くなった。中国人からしたら面白いかもしれないが。 兎に角、世界的PEファンドを創設する人はどんな人なのかということを、ざっくりと掴むことができたのは大きな収穫。 【印象に残った箇所】 70p 資金調達の経験もなければやりかたもわからなかったが、自分ひとりでなんとか知恵をしぼるようなばかなまねはもうしなかった。わたしは助けを求めた。 77p ジャック・ウェルチが学びとるつもりになったが最後、脳に掃除機を直接つながれたように知っていることをなにもかも吸いだされてしまう。質問はとどまるところを知らず、矢つぎ早にくりだされる。ジャックは自分にとってまったく目新しいことでもひとつの考えとべつの考えとのつながりを瞬時につかんでしまう。 100p ウォール街で働きはじめたころにタイプミスや計算ミスなどの失敗を犯しばつの悪い思いをしたおかげで、厳密であること、リスクを排除すること、助けを求めることの重要性を学んだ。今日のウォール街ではコンピュータのキーひとつで終わるような計算も、かつては手計算でおこなわなければならなかった。けれどもそうやって学んだからこそ、取引がいかに入り組んだ構造をとりうるか、どのような細部まで交渉すべきかを理解できた。習熟するには経験と辛抱強さと痛みに耐える力が欠かせない。 104p リーマンでまだ駆け出しだったころ、どうして資金を借り入れるとき銀行のほうが同規模の一般企業より多く支払わなければならないのかと年上のバンカーに尋ねたことがある。「金融機関は一日で破綻してしまう。だが一般企業が市場での地位を失って破産するまでには何年もかかるからだ」と彼は言った。 122p 簡単なことなら解決してやろうという人はいくらでもいる。しかしほんとうに厄介なこととなると、まわりにはだれもいなくなる。それを解決してやることができれば、いつのまにか希有な人たちの仲間入りを果たしている。 141p わたしたちは8億5,000万ドルのファンドを調達したが、その資金でできるだけ多くの取引をすることを意図していた。それぞれの取引で使う自己資本が少ないほど、残りを銀行から借りることでより多くの取引を手がけることができる。8億5,000万ドルを使って借入をせずに8億5,000万ドルの資産をひとつ購入することもできるし、85億ドル分の資産に対して10%の頭金ととして8億5,000万ドルを使い、残りを借り入れでまかなうこともできる。節度を持って借り入れをすれば、ふたつ目の選択肢のほうが格段に高い収益を見こめる。リスクをおさえるためにも分散化は欠かせない。

Posted byブクログ

2021/10/12

凡人にはもはやまったく参考にならないレベルで傑出した人物の自伝(であり自社の宣伝)。 プライベートエクイティという分野は金融の中でもとくにややこしい。まずレバレッジ、とか、オルタナティブ投資とかいった言葉のイメージが湧かないと前に進めない。 が、だから読まないというのもいささか...

凡人にはもはやまったく参考にならないレベルで傑出した人物の自伝(であり自社の宣伝)。 プライベートエクイティという分野は金融の中でもとくにややこしい。まずレバレッジ、とか、オルタナティブ投資とかいった言葉のイメージが湧かないと前に進めない。 が、だから読まないというのもいささか勿体無い。 というのも、本書はイメージ的にはざっくり3部にわかれていて、具体的には 1 若いときの挫折や苦労 2 バンカー、あるいはファンド創業期の活躍 3圧倒的な政治的影響力(トランプ政権のブレーン、米中交渉のキーパーソン) がそれぞれ主題であり、金融がわからないと退屈なのは第二部に当たる部分だけ、とも言えるからだ。 「成功するには、本来なら身をおく資格のない状況や場所に身をおかなければならない。おのれの愚かさに首を振り、そこから学べばいい。」 こんな金言が散りばめられているから、とくに我こそは社会を背負って立つ者なり、と前を向いている若者は読んでみる価値はある。 さて、ここにある数々のビックディールの記述に興奮しつつ、そして踏ん張るべきときに踏ん張り倒すその胆力に心から尊敬の念を覚えつつ、しかし読み終えてなお思うのは、「国家の役に立ちたい」という著者の気持ちはまちがいなく本物として、一説には年収(毎年!)800億円、という収入の多くがごく限定的な税率でしか課税されないこと、そして本人がその気になればその税制に影響を与えられることへの抑えきれない疑問だ。 努力して富と名声を得ることは全くもって正しい。ファンドは世の中で思われているようなアンフェアな稼ぎ方(ばかり)をしているわけではない。 とは言え、では労働の対価である所得税よりはるかに安いというアメリカの証券税制ははたして本当に正しいのか。 奇しくも日本の新しい首相が、就任早々に資産への課税の議論を撤回したとの新聞記事を読みながら暫し沈思黙考するのであった。

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2021/05/15

当社成功の理由は企業文化だと言いきる。傲慢な能力者達の競争社会においてナイスな能力者達だけを集めた10点満点の人材を見極める眼力が強みだと感じた。出身母体のリーマンを業績がよくても不毛な内部抗争で崩壊する組織と予言。反面教師。 利害関係の前提に信頼関係を築く人格者でもあるのかもし...

当社成功の理由は企業文化だと言いきる。傲慢な能力者達の競争社会においてナイスな能力者達だけを集めた10点満点の人材を見極める眼力が強みだと感じた。出身母体のリーマンを業績がよくても不毛な内部抗争で崩壊する組織と予言。反面教師。 利害関係の前提に信頼関係を築く人格者でもあるのかもしれない。レバレッジで大きなリターンを得続けてきたという点でリスク管理の面でも優れているのだろう。25のルールもだが66ページの面接の心得も読んでおく価値がある。

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2021/05/15
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

世界屈指のPEファンドの創業者の自伝。 感想。凄く刺激的でした。 備忘録。 ・金融業界で働き始めたとき、著者は仕事のストレスに対処できなかった。どの交渉も激しい感情のぶつかり合い。著者は呼吸法で対応した。先ずは呼吸を落ち着かせる。会話の合間にゆっくり間を置いて大丈夫。 ・採用面接のコツ、空港テスト。飛行機が遅れて空港で足止めを食った場合、この志望者と2人で待つ気になるか。それくらい相互理解が必要。 ・実はブラックストーン1号ファンドに当時の日興証券が投資していて、それをきっかけに日本でまとまった資金が集まったという。 ・実績がない状況では手頃なやりやすい案件など集まってこない(そんなのは他の会社に仕事が回る)。難しくて他社ができない案件しか回ってこない。設立当初のブラックストーンはそれをやり遂げる必要があった。 ・投資家には大きく二つのタイプがいる。少しでも高値掴みを避けたいタイプと、落札に必要な額を出せずにまたとない機会を逃すことが最大のリスクと考えるタイプ。著者は後者だと。落札できた後のあらゆるオプションやその価値を考えるべしだと。 ・景気の波は見分けられる。市場の天井は比較的にわかりやすく、買い手は自信過剰で「今回はバブルではない」と考えている。周囲の何人かが金持ちになり始めたらそれもアラーム。好調な市場での儲けは長くは続かない。 ・ブラックストーンの投資委員会のルール。全員発言、投資案件のマイナス面に注目、決して個人攻撃はしない。また数人の実権者だけで話をせず、末端でExcelを回しているものにも聞いてみる。 ・ブラックストーンの新人には、「卓越」と「誠実」を求めている。卓越とは、あらゆることにおいて100%であり、ミスをしないこと。そのためにはタスクが多ければ減らす(他の人に任せる)、積極的に周囲の助けを得る。 ・困難な立場にある人、自分の問題ばかりに目を向けがちだが、その答えはたいてい他人の問題を解決することにある。 ・時間はどんな取引も傷付ける。待てば待つほど不意打ちが増える。 ・意思決定は準備できた時にする。速やかな意思決定を求めるものは、たいてい自分本位だ。堂々と「もう少し考える時間が必要だ」と言おう。 ・いい人だと思う人のためには最後までそばにいてあげよう。

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2021/04/22

社名を知っている程度で読み始め、正直、この企業にも著者にも強い関心を持てませんでしたが_ 末尾の【仕事や人生に役立つ25のルール】は凄く言えている仕事の極意❕必読‼️

Posted byブクログ

2021/02/15

世界屈指の投資会社を作った経営者の自伝。人生の要所要所で普通で話し得ないことをさらっと成し遂げてる。

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2020/11/20

『ヴァージン―僕は世界を変えていく』同様の分厚い企業伝記であり自著伝。 ブラックストーン・グループは、世界トップクラスの上場株投資会社であり、オルタナティブ投資会社。オルタナティブ投資とは、上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資対象や投資手法のこと。農産...

『ヴァージン―僕は世界を変えていく』同様の分厚い企業伝記であり自著伝。 ブラックストーン・グループは、世界トップクラスの上場株投資会社であり、オルタナティブ投資会社。オルタナティブ投資とは、上場株式や債券といった伝統的資産と呼ばれるもの以外の新しい投資対象や投資手法のこと。農産物・鉱物、不動産などの商品、未公開株や金融技術が駆使された先物、オプション、スワップなどの取引が挙げられる。 勉強したりするような本ではなく、ひたすらに企業史を見つつ、随所から学びを得る系。 帯にある「決して損失をだすな」の他には「景気の底を見極めようとするな、価格が10%回復したら買え」が名言。「大きな目標と小さな目標なら大きな目標がいいに決まっている。どちらもおかすリスクや大変さはあまり変わらないのに、大きな目標だけリターンがでかい。」は、個人的に感銘をうけた。

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