世界のクラウンジュエル の商品レビュー

パイインターナショナル(編者)

2024/04/23

クラウンジュエル、というだけあって、掲載されているのは王冠や王笏です。モノの性質上、ヨーロッパがほとんどを占めているのですが、アフリカのものが大変興味深いです。写真や絵もあるので具体的にどう付けているのかよく分かります。アジアのものも、文化的な特徴が良く出ていて面白いです。

2024/04/22

ヨーロッパの物メインだけど、アフリカやアジアの物もちょこっと。
中国の翡翠(カワセミ)の羽根の装飾工芸はすごかったなぁ。
でも経年劣化が心配になる。
ヨーロッパでは鮮やかな色の小鳥の標本を帽子に飾り付けるのが一時期流行りましたよね。

2023/06/07

写真が綺麗で、眺めているだけでも楽しめると思い手にとったけど、使用者や背景に関しての詳細な説明もあり、様々な逸話の紹介もありで、予想以上に面白かった。
歴史の参考書を片手に読むのも楽しそう。

2022/08/25

美術展を見ているような充実感。
絢爛豪華なクラウンから素朴で無骨な冠まで。個人的には、中国のカワセミの羽の装飾品が美しく気になった。

2021/12/31

王や君主を象徴する宝飾品は“Crown Jewel ”“Regalia”と呼ばれる
古今東西の君主たちが威信がかけられている。
各国の有名な宝飾品とその歴史を見ていく。

〇好きな宝冠
・イギリス
　大英帝国の宝冠…ザ・王冠
　十字架の王笏、国王の宝珠…魔法使えそう
　メアリー王妃冠…エレガント
　ガールズ・オブ・グレート・ブリテン・アンド・アイルランドのティアラ…オーラがある
　ポルティモラ・ティアラ…おしゃれ
　鳩の象牙製王妃笏…かわいい
　ヴィクトリア女王の小さな王冠…静謐

・フランス
　マリー・アントワネットのジュエリー…初々しさもある
　正義の手…親指が王、人差し指が理知、中指が慈悲
　皇妃ジョゼフィーヌのカメオ・ティアラ…アンティークでかわいい
　皇妃ウジェニーの冠…ファンタジー作品に出てきそう

〇その他のヨーロッパ
　教会のマリア像に捧げられた王冠…愛らしい
　スウェーデン　フレドリク・アドルフ王子の冠…青が美しい
　ノルウェーの王冠…ずっと眺めていたい
　フィンランド国王の王冠…デザインがシンプルかつゴージャス
　ルーマニアの鋼の王冠…鋼！重そうだけど、かっこいい
　ロシア　モノマフの帽子…モッフモフ
　ロシア　カザンの帽子…モッフモフ
　ロシア　ダイヤモンドの帽子…モッフモフ
　ロシアの帝冠…素敵！！！
　ロシア　ロマノフ家の真珠のココシニク・ティアラ…うっとり。つか、ロマノフ家スゴイわ。

〇アフリカ
　アカン系民族の黄金のレガリア…歴史を背負っている。三日月モチーフが夢かわいい。
　クバ王国のヘルメット・マスク「モシャンブイ」…羽根と貝の誇らしさ
　ヨルバ族の王冠…物語！

〇オリエント
　オスマン帝国のターバン飾り…オリエンタル！
　イラン　パーレヴィの王冠…赤が美しい
　シャム国王の冠…オリエンタル！
　ベトナムの帝冠…威厳がある
　ワタリガラスの王冠…神話
　万歴帝の烏紗翼善冠…中国、シック
　点翠-カワセミの羽根の装飾工芸…青の美しさ

2021/03/04

とても素敵

宝塚宙組のアナスタシア公演でお召しになっていた
マリア皇后たちのお衣装のもとになったのではないか、
と思われるお写真もあります

2020/12/05

古今東西の世界の王冠の写真集。世界中の王様が頭に綺麗で高価な金銀宝石の飾りをつけ、自らの地位を誇示している。どうして頭なのか。頭は目立つから？

本の創りもにくい。15ｃｍ×15ｃｍの正方形で、右に大きく王冠の写真、左にその王冠をつけた王様の写真と説明が載っている。

2020.10.8初版第1刷　図書館

2020/11/21

王や君主を象徴する宝飾品、クラウンジュエルやレガリア。
それらの王冠、王笏、宝珠等をカラー画像で紹介する。
CHAPTER1 EUROPE　 CHAPTER2　AFRICA　 CHAPTER3　ORIENT
ジュエリースタイル図鑑I～VII　描かれた王冠1,2
凡例、MAP、INDEX有り。主要王家は系図有り。
クラウンジュエル等、主な画像はカラー。
王家の人々の肖像画と写真はカラーとモノクロで、
クラウンジュエルを身に着けた画像も多数。
世界各地にある、クラウンジュエルやレガリアを紹介する本です。
現存する王家、かつてあった王家や君主たちが、戴冠式や儀式で
身に着けた、豪華な、或いは様式美、独特の宝飾品。
歴史の中、国の頂点に君臨した者たちの栄枯盛衰同様に、
クラウンジュエルやレガリアも数奇な運命を辿ります。
革命の原因、戦争等による散逸、時代を経て突如姿を現す･･･。
装飾には様々な意味があったり、その地域の国土や文化が
窺えるものもあります。アフリカやオリエント、アジアの国々は、
特に独創的。バウレ族の王冠の象がなんとも可愛かったし、
中国のカワセミの羽根での装飾は色鮮やかさに魅了されます。
日本では、後桜町天皇の宝冠が掲載、太陽の装飾が個性的です。
ロシアの王冠や帽子の縁がモコモコ毛皮なのは、防寒？
貴金属や宝石がたっぷりと使われた王冠は、息を呑むほどの
豪華さですが、かなりの重量だと思われました。
これを頭に載せるのか･･･。

2020/10/22

写真が豊富だし、こぶりなソフトカバーで気軽に読める良い本でした。所蔵の一覧がついているのもナイスです。
「世界のドア」と本の体裁がよく似ているなと思ったら、関連会社なのね。「世界のドア」もとても素敵な本です。このシリーズはどんどん買ってしまいそうになる。