見えないスポーツ図鑑 の商品レビュー
トップアスリートの持つ感覚を一般人に分かるよう翻訳する。視覚障害者にスポーツの臨場感を伝える企画から始まった前代未聞の試み。 ただ競技を見ているだけでは分からないトップアスリートの感覚を理解する。使う道具は100均グッズ。 視覚以外の感覚が競技でどのように使われるか。 例えば...
トップアスリートの持つ感覚を一般人に分かるよう翻訳する。視覚障害者にスポーツの臨場感を伝える企画から始まった前代未聞の試み。 ただ競技を見ているだけでは分からないトップアスリートの感覚を理解する。使う道具は100均グッズ。 視覚以外の感覚が競技でどのように使われるか。 例えば卓球。テンポの良いラリーの応酬。実は「全力疾走しながらポーカーをしている」と言われるほどの読み合いがあるという。そこで重要なのは聴覚と触覚。 相手の球を打つ音で球の回転を予測する。また自分が打った時の手のひらの感覚。相手が球を返す待ち方をこの時点から予測して動き出すという。 柔道は派手な投げ技が目立つ競技。実は試合時間の大半を占める組み合っている間の駆け引き。相手をどうだまし相手の重心の重心の不安定になる瞬間を捉えて技を繰り出すか。襟や袖を握る手からの情報で相手の動きを予測する。技をかける瞬間も騙し合いは続く。トップ選手は技を掛ける時の姿勢、上半身はずっと正面を向いたまま。相手への情報を遅らせられるという。技をかける動作時間よりも重要なポイント。 ラグビー、アーチェリー、体操、卓球、テニス、セーリング、フェンシング、柔道、サッカー、野球。 タオル、フラフープ、スリッパなど日常の道具を試行錯誤で使いその道の達人から競技の感覚を再現する試み。スポーツの魅力と人間の感覚の無限の可能性、神秘に迫る実に興味深い内容であった。 まもなく始まる東京2020大会。スポーツ観戦の楽しみが増すこと間違いなし、良いタイミングで良著に出会いました。
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スポーツの説明を、言葉ではなく体感で翻訳できるかにチャレンジした記録です。もちろん、そのスポーツをプレイするのではなく、目の見えない人や障がい者にも体感できるように。 多様性が求められる時代に、アプローチの仕方としては面白いです。 答えはないので、こちらの想像力もかき立てられます...
スポーツの説明を、言葉ではなく体感で翻訳できるかにチャレンジした記録です。もちろん、そのスポーツをプレイするのではなく、目の見えない人や障がい者にも体感できるように。 多様性が求められる時代に、アプローチの仕方としては面白いです。 答えはないので、こちらの想像力もかき立てられます。
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うーん。伝わってない感がひしひしと。でもなんか何を選んだかとかが情報量なんだよね。不思議だ。面白かったがわからないのは当然なんだよなあ。
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スポーツの臨場感を視覚障害の人に伝えるにはどうしたら良いのか。 専門家を呼び、その競技の特性を考えながら身の回りの道具を使いながら近い感覚を探っていきます。 非常に興味深い研究で、何気ない工夫の中にその競技の持つ本質に近づいていくという発見はなかなかエキサイティングです。 ...
スポーツの臨場感を視覚障害の人に伝えるにはどうしたら良いのか。 専門家を呼び、その競技の特性を考えながら身の回りの道具を使いながら近い感覚を探っていきます。 非常に興味深い研究で、何気ない工夫の中にその競技の持つ本質に近づいていくという発見はなかなかエキサイティングです。 面白かったです。
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