官邸vs携帯大手 値下げを巡る1000日戦争 の商品レビュー
大手キャリアにおける過去の変遷と、その制度がもたらすメリットとデメリットの精算時期になっていると感じさせる本でした。
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刺激的なタイトルではあるが、楽天が携帯事業への参入を表明した2017年12月から菅氏が首相になった2020年9月までの携帯電話市場に起こった事を丁寧に描いており、好感が持てる。官製値下げには反対だが、官邸が危惧しているナッシュ均衡による寡占状態はやはり問題だと思う。健全な競争状態...
刺激的なタイトルではあるが、楽天が携帯事業への参入を表明した2017年12月から菅氏が首相になった2020年9月までの携帯電話市場に起こった事を丁寧に描いており、好感が持てる。官製値下げには反対だが、官邸が危惧しているナッシュ均衡による寡占状態はやはり問題だと思う。健全な競争状態になる為には、楽天が大手3社と対抗できるネットワークの構築をもっと早める必要があるだろう。日本の通信産業ヘの危機感が伝わってきた。
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タイトルから想像できる通り、まるで小説のようなタッチで描かれていてグッと引き込まれる。さすがにちょっと誇張されてる面はあったりするんだろうか?いずれにせよ日本の携帯料金の未来は楽天が鍵を握るということは分かった。5Gで日本が出遅れた原因を分析する第6章は冷静な文体で全体からは浮い...
タイトルから想像できる通り、まるで小説のようなタッチで描かれていてグッと引き込まれる。さすがにちょっと誇張されてる面はあったりするんだろうか?いずれにせよ日本の携帯料金の未来は楽天が鍵を握るということは分かった。5Gで日本が出遅れた原因を分析する第6章は冷静な文体で全体からは浮いてるけど最も勉強になった。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
早く楽天はサービスの質向上させて各社の通信料金下げてくれという思い。 安価なサービスを投入する企業が生まれ、コモディティ化し、各社が提供するサービスの値段が下がる。イノベーションのジレンマのプロセスですな。 Eコマースを持ってる楽天が通信インフラも持ち始めるvs通信インフラを持ってる3大キャリアが他サービスを持ち始める、の図式。 5Gに関して 周波数が高くなる。 良い点→大容量データ送れる、高速。 悪い点→障害物に邪魔されやすい。遠隔地に届きにくい。
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官邸と携帯大手の携帯料金の値下げを巡る攻防を総務省を交えて1000日の軌跡を辿ります。また、それと並行する楽天の苦難に満ちた新規参入の経緯も合わせて描く。そして個人的には最も興味深い日本の5Gのスタート状況をやや批判的に評価し、真の5GであるSAでの将来に期待を滲ませます。とても...
官邸と携帯大手の携帯料金の値下げを巡る攻防を総務省を交えて1000日の軌跡を辿ります。また、それと並行する楽天の苦難に満ちた新規参入の経緯も合わせて描く。そして個人的には最も興味深い日本の5Gのスタート状況をやや批判的に評価し、真の5GであるSAでの将来に期待を滲ませます。とても生々しい描写など、ジャーナリストの取材力には改めて驚かされました。
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