新釈 猫の妙術 の商品レビュー
新釈。ということで原文をかなり脚色して読み物化している。 後半の解説で老荘思想と禅の影響についての言及あり。
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古猫が、他の猫にネズミとりを指南するストーリーだが、実は武士道や人生訓にも通ずる深い話になっているというもの。技だけでもダメ、気合いだけでもダメ、寄り添うだけでもダメ。江戸時代からの読み物を現代風に新訳しているということで読みやすく、理解しやすい。組織経営や人材育成にも参考になる...
古猫が、他の猫にネズミとりを指南するストーリーだが、実は武士道や人生訓にも通ずる深い話になっているというもの。技だけでもダメ、気合いだけでもダメ、寄り添うだけでもダメ。江戸時代からの読み物を現代風に新訳しているということで読みやすく、理解しやすい。組織経営や人材育成にも参考になる。ベースは老荘思想であり、仏教思想もミックスしているかな。本家も読んでみたくなる。
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般若心経やお釈迦様の言葉と相通ずるものを感じた。 これを武道の上達にどう繋げていくか…。 著者の解説が役に立つかも。 「物事の捉え方の枠組みを外す」などなど。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
<あらずじ> ある剣士が部屋の中にいる大鼠を追い出すために、猫に依頼をした。 1匹目の猫は技で相手を圧倒しようと思ったかがかなわず 2匹目の猫は気迫で相手を圧倒しようとしたがかなわず 3匹目の猫は相手の戦意を消させて対応しようとしたがかなわなかった。 そんな中最後の猫がひょろっと鼠をつかんで外に出してしまう。 1~3匹目の猫に4匹目の猫が教えを請いながら、 <書評> 斬り合いの場にいかに立つのか、その心の持ち方について書かれた剣術書である。 山岡鉄舟をはじめ多くの武術化を魅了し愛読されてきた。 剣道やっているので、相手と対峙した時にこう感じるという部分に非常に共感できた。「道理」、「公然の気」 格闘技のみならず、日常生活でも使える知恵だと思う。
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