冬フェンリルの愛子となった私が、絶望から癒されていく話 の商品レビュー

黒杉くろん(著者),花ヶ田(イラスト),正田しろくま

2024/05/13

異世界に転生して、冬を司るフェンリルの後継者になった柊（ノエル）。仕事を押し付けられこき使われ、他人のミスをな塗り付けられてクビになったのだが、その絶望的な想いが何度も追いかけてくる。それをフェンリルや周りのものたちに癒されて、冬姫としての役割をなんとか果たしていこうとする物語。単調な話のようでいながら、登場人物たちの思いがよく書かれていていい。

2021/07/11

元の世界に絶望したノエル。フェンリルと出会ってからも役に立たなきゃ。と思い込んでいる感じが悲しい。フェンリルはノエルが大好きだし、甘やかしたいと思っているのに。フェンリルたちに優しくされて、頑張りすぎなくていいと認めてもらえて、少しずつリラックスできるようになってきたノエル。以前のことを忘れるにはまだまだ時間がかかるだろうけど、それでも信用できる人(？)たちがいる安心できる場所を得られたのは本当によかった。