明烏夢恋唄 の商品レビュー
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▼あらすじ 「あんた俺を買ったんだから 好きに触れたらいいよーー…」 会社員の暁人が豆腐小僧に連れられ、足を踏み入れた妖怪専用の遊郭。そこで出会ったのは、黒髪褐色の烏天狗・翠蓮という美しい男娼で――…。 絢爛豪華な「遊郭」を舞台に繰り広げられる、男娼と客の純愛絵巻。 *** ストーリーの完全度:高い トーン:せつない エロ度:普通 萌え度:やや高い 総合評価:★4.8 初読みの作家さん。丸々一冊表題作でした。 妖怪専用の遊郭が舞台のお話なんですけど、予想以上の面白さでした。絵、ストーリー、設定…どれを取っても素晴らしかったです。これは間違いなく人外BL好きを唸らせる作品だと思います。 まず、何と言ってもストーリーが良かったです。世界観がしっかりしているからストーリーが面白いのなんの!カバー裏にも設定が載っているのですが、それを見ると何故この作品がこんなにも面白いのかが納得できます。 土台からしっかりと考えて作られているんですよね、この作品。だからこそ世界観に魅力を感じるし、出て来る妖怪にも興味をそそられるんです。 この作家さんは多分、文善やよひ先生みたいに一般でも通用するお話を描ける方なんじゃないかな、と思いました。実力の高い作家さんだと思います。 恋愛描写も丁寧に描かれていましたし、最後の方の展開もドラマチックでグッと来ました。他にも翠蓮が明け方に外に出て羽根を広げるシーンとか、追っ手から逃れる為に二人で湖の中に隠れるシーンとか、シガーキスするシーンとか、挙げたらキリがないくらい印象に残ったシーンが沢山あるんですよね…。まさに見所満載って感じでした。 あと、絵が綺麗なのもこの作品の魅力の一つだと思います。背景や小物、翠蓮の衣装や装飾品などなど、これまた挙げたらキリがないくらいどれも凄く凝って描かれていて見るだけでも楽しかったです。(個人的にはカラー絵よりもモノクロ絵の方が見応えがあるなぁと感じました) 非常に満足度の高い作品で、読み終わるのが惜しかったのですが聞くところによると既にシリーズ連作が決まっているらしいので、次の作品が今から待ち遠しいです…! 次はまた別のCPのお話になるのかな?もしかして、暁人×翠蓮のその後のお話もどこかで描いてくれたりするのだろうか…。 まぁ、どちらにせよ単行本になるのはまだ先の事だと思うので気長に待ちたいと思います!o(^▽^)o
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とにかく絵が綺麗!! 攻めの前向きなキャラと、幽世と人間界で互いを思い合ってるところが読んでてすごく良かった。
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