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「男女格差後進国」の衝撃 の商品レビュー

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16件のお客様レビュー

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2021/10/04

ジェンダーのことを考えると、女性だけではなく、いろんな人が生きやすい世の中になっていくのではないかな。 「あなたの生き方は尊重されるべきであり、同時に、あなたと違う選択をする人も尊重されるべきなのです」 さまざまな事例から、現在のがっかりとともに希望も、ていねいに提示してくれる。...

ジェンダーのことを考えると、女性だけではなく、いろんな人が生きやすい世の中になっていくのではないかな。 「あなたの生き方は尊重されるべきであり、同時に、あなたと違う選択をする人も尊重されるべきなのです」 さまざまな事例から、現在のがっかりとともに希望も、ていねいに提示してくれる。自分の中のバイアス、次の人たちに譲り渡すことのないよう、邪魔をしないよう、心に留めなければ。

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2021/02/28

「私達が何を当たり前と思って暮らしているか次第で、問題や格差は見えたり見えなかったりするのです。」(p19) このフレーズが心に残った。これはジェンダー問題だけではなく、他のことにも言えると思う。 全てのものごとに対してわかった気にならず、様々な可能性を考えて、検討していくべき...

「私達が何を当たり前と思って暮らしているか次第で、問題や格差は見えたり見えなかったりするのです。」(p19) このフレーズが心に残った。これはジェンダー問題だけではなく、他のことにも言えると思う。 全てのものごとに対してわかった気にならず、様々な可能性を考えて、検討していくべきなのだと感じた。 ジェンダーの問題についてこの本を読んで知ったことは3つ ①自分が思っているよりも男女格差を無くすような取り組みがされていること 生活している中でジェンダーギャップを改善しようとする取り組みというものをあまり見かけなかった。そのため日本にも女性管理職を増やす取り組みがされていて実際に効果を出している企業があるということに驚き、嬉しく思った。 ②北欧諸国の社会サービスが充実していること 高い税金を払う北欧諸国では、介護や育児のサービスを税金で賄っている。そのため、誰でもそのサービスを利用する権利があり、使用することで多くの女性の社会進出がしやすくなっている。 このように社会のために税金を使ってくれるなら税金が高くても構わないと思う。 一方、東南アジアなどの国では貧富の差が激しく、議員や女性管理職を担う人々は、貧しい女性を家政婦のような役割で雇っている。それだと貧しい女性達はいつまでも社会的に責任のある役職につくことはできない。 日本では、あまり家事・育児を他人に任せるということは一般的でないように思えるからこのどちらにも当てはまらないのではないかと思うが、前者のように誰でも平等に介護や、家事・育児のサービスを受けることができるようになってほしい。 ③メンバーシップ型、ジョブ型の一長一短 和菓子店、洋菓子店と例に出しているところがとてもわかりやすかった。安定的な日本企業、特技を活かせる外資系企業、上司が仕事をしないと言う話をたまに聞くがこれが安定的な日本企業で起こる理由がわかった気がする。 この本を読んで、ジェンダー後進国の危険性について改めて理解することができた。日本の根強いジェンダー観を徐々に変えていきたいと感じさせる内容であった。

Posted byブクログ

2021/02/24

政府や経済界が女性活躍を最優先課題として本気で取り組めば、わずか3年間で女性リーダーを増やすことは可能。多くの人が「日本は男女格差が大きい」と実感せずに暮らしていることが、日本が変わっていかない一番大きな要因(第1章より)

Posted byブクログ

2022/01/24

(私は違うけど)高学歴女性×仕事で悩める大人女子に是非とも読んで頂きたいです。 【関連投稿】 ジェンダー問題に関心がなくても読んでもらいたい本|【プロ会社員】寧華 #note #自己紹介 https://note.com/ruly_yasuka/n/n923de7d784f0

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2021/01/26

勉強になった。 子供にはジェンダーバイアスを持たずに育ってほしい。日々の会話など、気をつけていきたい。

Posted byブクログ

2020/12/21

男性の方が向いている、男性の方がいい。 ありがたいことに、私はそんな言葉を直接かけられるような環境にはいなかった。 本当はそれが当たり前なのだと思う。 学生時代までは女性であることの不利益はほとんどなかった。 けれども、それは親や教員達が守ってくれていたからだった。 一歩外に出れ...

男性の方が向いている、男性の方がいい。 ありがたいことに、私はそんな言葉を直接かけられるような環境にはいなかった。 本当はそれが当たり前なのだと思う。 学生時代までは女性であることの不利益はほとんどなかった。 けれども、それは親や教員達が守ってくれていたからだった。 一歩外に出れば、性被害もあったし、卑猥な言葉や容姿を揶揄する言葉をかけられることもあった。 周りを見てみるとどうだろう。 女性幹部が少ない大手企業、女性政治家が少ない政治、実際の不利益を見ない司法。 〇〇女子の乱発に、「男はそんな格好や考え方好きじゃないよ」と言った余計なお世話。 はっきり言ってそれら全て恥だと思う。 男の方が冷遇されている、クォーター制の導入は男性差別、女性が優遇されるサービスも多いし、結局主婦は俺らの金を使ってるだけ…思う分にはいい。 だが、機械の均等を奪っていることに目が向いていない。 そこかしこに散らばる男女格差。サービスと制度の違いもわからず、ただただ感情のみで動く。 感情は大切なモチベーションだが、それによって他者を貶めることは許されない。 なぜこんなに格差が言われているのに我が国はかわれないのか。 理由の一つに他人に優しくする余裕がないことが挙げられる。 男は男らしく、その呪縛が男女を苦しめていないか? 息子にランドセルを購入する時、彼は赤がいい、と言った。 私は赤でもいいと思った。 でも、もし、いじめられたら。私は紺色を薦めた。息子は妥協してくれた。 だから、小物類は好きなものを選ばせた。絵の具セットはハートがたくさんついたピンク色。縄跳びの紐もピンク。 誰かに言われたら、胸を張っていい、好きなものは好きでいい、みんなにいえばわかってくれるから、と伝えた。 事実、学校では、可愛いものが好きな〇〇ちゃん(学校ではさん、と呼ぶのが正式だが、子供同士仲良くなるとそう呼ぶ)と認識され、みんなと仲良くしていた。おかしい、と言い始めるのはもっと先だ。(219頁参照) 誰かに言われて、自分はおかしいんだ、と思う必要なんてないのだ。 それから、できることは男女の別なく自分で。できないものは適切なヘルプを。 男だから、女だから、ではなく、一緒に過ごす「人」として相手を尊重したい。 私にもジェンダーバイアスはあるけれど、あることを前提にして、歩み寄っていけたら思う。 「男らしい」「女らしい」ではなく、「あなたらしい」を尊重したい。

Posted byブクログ