ルイーザ・メイ・オールコットの「若草物語」クックブック の商品レビュー

ウィニ・モランヴィル(著者),ルイザ・メイ・オルコット(著者),岡本千晶(訳者)

2022/10/22

「若草物語」に登場する料理のレシピ本ですね。
『４９のレシピは、「若草物語」に登場する食べ物が伝える精神と喜びをとらえるうえで役に立つしょう。』とはじめのなかで語られているように、たんなるレシピではなく、「若草物語」の魅力を限りなく引き出している本ですね。
1850年ごろから1880年前後に出版されたアメリカの料理本を参考に「若草物語」の世界にそったレシピをめざされたそうです。
イラストもとても素晴らしく、おしゃれなレシピ本になっています。
「若草物語」のストーリーもそえられていて、マーチ家と一緒に料理を味わえます。物語を随所にまじえながら本が構成されていますので、とにかく楽しいですね。
エピソードもかわいらしいイラストを添えて、やさしさにあふれています。
「若草物語」を何倍もかみしめる、おいしい本ですね。

2020/12/07

栞の紐がピンクのリボン。装丁のカラーも絵も可愛い。

若草物語の登場人物たちが当時食べていたで
あろう料理のレシピとコラム本。
レシピの写真が少ないのが残念だけど、
当時の流行を知ることができて面白い。

エイミーの学校で大流行したという
ライムピクルス「まずライムを塩で処理し、１週間
置いておきます。その後、ライムにターメリックを
すり込み、にんにく、玉ねぎ、クローブ、生姜、酢、
マスタードシードを合わせた液に漬け込んでいました。」
（P72)はどんな味のものなんでしょうね(^^;)

作ってみたくなったのは
「ローストビーフのピクニックサンドイッチ」
ローストビーフとセロリの茎と赤玉ねぎと
ピクルス（すべてみじん切り）をマヨネーズと
マスタードであえてバターを塗ったパンにはさむ。
「レモネード」
普通のレシピにクローブが入っている。

2020/12/06

「若草物語」は最近1994年の映画を観たのと、小さい頃にアニメで観たのと…原作読んでない！それでも楽しいお料理本。

2020/11/17

『若草物語』の世界を彩る料理を現代風にアレンジしたレシピ集。
第1章　ハンナの朝食
第2章　家族や友人との集い
第3章　マーチ家のディナーとサパー
第4章　甘いおやつ、デザート、飲み物
・ルイーザ・メイ・オルコットについて　・著者について
訳注、索引有り。
作品の文、レシピを選んだ理由とそのレシピでの構成。
適宜料理のカラー画像有り。作品からの豆知識コラムな文有り。
『若草物語』に登場する数々の食べ物を、作品内の記述から
推測し、当時の料理本や生活を参考に、考えた49のレシピの本。
映画化での関連本？･･･それはさておいて、表紙・各ページの
イラスト・ピンク色のリボンのスピン等、ブックデザインが
凝っています。これはオリジナル？それとも日本の出版社？
なので、親しみやすく手に取りたくなる可愛い本です。
だけど、料理の完成写真が無いレシピが多いのが、残念。
また、アレンジし過ぎ感のあるレシピも、ちらほらあります。
実際、原作本ではレシピが分かりにくいからでもありますが、
「マフ」と呼ばれたパイって、こんなに小さいのかしら？
でも、当時の調理法や食材について、生活についての記述は、
大いに参考になりました。セロリが高級食材であったこと、
ロブスターが安価だったこと、ゼラチン作りの大変さ等･･･。
家事は生やさしいものではありません。byハンナ･･･も納得です。

2020/10/17

若草物語をあまり知らずに図書館で借りたけどとてもかわいい絵本のようなレシピブックでした。映画観てからまた読みたい。