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熱帯の真実 の商品レビュー

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2件のお客様レビュー

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2021/06/13

帯の惹句には「自伝的哲学的随想」とありますが、まさにその通りの内容です。 自伝の部分はほぼ時系列で、トロピカリア期~収監・亡命~帰国までが描かれています。 そこに当時の前衛的な映画や演劇の批評、文化論?やエピソードなどが複雑に絡んだ文章で、私の場合は全てを理解するのは諦めました...

帯の惹句には「自伝的哲学的随想」とありますが、まさにその通りの内容です。 自伝の部分はほぼ時系列で、トロピカリア期~収監・亡命~帰国までが描かれています。 そこに当時の前衛的な映画や演劇の批評、文化論?やエピソードなどが複雑に絡んだ文章で、私の場合は全てを理解するのは諦めました。そうして割り切った読み方をすれば、ファンとしては実に面白い本でした。 気合を入れて読むと疲れてしまうので、面白いところを気楽に読んで、折に触れて後からリファレンスするような読み方で良いのではないかと思います。 また、解説が丁寧で充実しているので、理解の一助になるはずです。 何より、このコロナ禍において、カエターノのアルバムを聴きながらこの本を読む時間がとても豊かに思えて、忘れられない読書体験になりました。

Posted byブクログ

2020/09/30
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※このレビューにはネタバレを含みます

熱帯の真実 著作者:カエターノ・ヴェローゾ 発行者:アルテスパブリッシング タイムライン http://booklog.jp/timeline/users/collabo39698 ブラジルのポピュラー音楽界をリードし続けたカエターノ・ヴェローゾの著書

Posted byブクログ