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電池の覇者 の商品レビュー

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5件のお客様レビュー

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2023/07/22

大変勉強になりました。ただ、業界の裏の裏までは読みきれなかったです。しっかり考えていこうと思います。

Posted byブクログ

2021/05/28

韓国社会は上意下達の文化。よって課長級と話をしているだけで実用化に進むケースは極めて稀だ。例えば性能に優れ、すぐに使えるサンプルであり、実用化につなげることで一気に担当者の成果になるような場合に限られる。このような場合にのみ課長級のエンジニアでも上司や役員に説明し、そのテーマを何...

韓国社会は上意下達の文化。よって課長級と話をしているだけで実用化に進むケースは極めて稀だ。例えば性能に優れ、すぐに使えるサンプルであり、実用化につなげることで一気に担当者の成果になるような場合に限られる。このような場合にのみ課長級のエンジニアでも上司や役員に説明し、そのテーマを何とかものにするように努力する。一方あまり優れていないサンプルの場合8日8日に時間がかかる場合、上層部に説明する事はなく、開発の進行を傍観することになる。 既存顧客には定期的な交流を重ねることで提携を強める、一方顧客になっていない企業には積極的にドアを叩き面会を取り付けるまで食い下がり、競合他社よりも熱の入ったプレゼンと協議交渉を実施する。このような力こそサムスンの原動力である。

Posted byブクログ

2021/05/24

電池の成り立ちから、その構造、最近のトレンドや関連企業の動向まで、とても詳細に書かれてる。 やや専門的な話や耳に馴染まない素材の話も出てくるけど、極力ど素人にも分かるように丁寧に説明してくれてる。 全部ちゃんと読もうとするとちょっと重たいので、適度に読み飛ばしながらがお勧め。

Posted byブクログ

2021/05/05

サムスンの躍進  上意下達の韓国の役員と日本の素材メーカーのコミュニケーション確立  ソニーの慢心  2005年には日本と互角に  2020年ボリュームゾーンで中国が電解液と負極材、セパレータでトップ ATL(TDK傘下)スマホ用に強く、モバイル世界3位へ躍進 車載  トヨタT...

サムスンの躍進  上意下達の韓国の役員と日本の素材メーカーのコミュニケーション確立  ソニーの慢心  2005年には日本と互角に  2020年ボリュームゾーンで中国が電解液と負極材、セパレータでトップ ATL(TDK傘下)スマホ用に強く、モバイル世界3位へ躍進 車載  トヨタTHS  2021年欧州CO2規制  Liイオン電池 10年の1/10 2万円/KW  安全性に完璧を求めていない新興国戦略  コバルト元素   銅やニッケル生産の副産物 影響を受ける コンゴ2/3   消費 中国50% ⇒EV減速  ニッケル/コバルト/マンガン コバルト比率を下げると熱安定性が下がる 中国  NEV規制 ホワイトリスト エンジン技術ではかなわない中国の政策 かげり  車載電池シェア 中国CATLがトップ   インド  日韓で開発した技術のダンピングで中国が市場をとる  低効率石炭発電80%  2017年400万台の自動車市場 トヨタとスズキ資本提携 インドでのHVへ パナソニック  トヨタとの合弁へ AESC 日産+NEC ラミネート型リチウムイオン電池  2020年中国エンビジョンAESCへ  GSユアサ  LEJ 三菱との合弁 容量型  BEC ホンダ 出力型 トヨタとパナの合弁によりBECを重視? ボッシュとサムスン,GSユアサ  解消 ボッシュ自社生産の狙いを嫌って  CATLとの協定、セル内製化断念  サムスン マグナ系電池メーカー買収で自らティア1へ   定置型電池  日本ガイシ NASナトリウム硫黄電池 2件の火災でニーズ低下 ニッケル亜鉛へ  住友電工 循環式レドックスフロー 高価なパナジウム電解液  低価格の韓国勢  トヨタ 電動車の電池の再利用  FIT制度 太陽電池設置10年越えで買い取り義務適用外に 蓄電池設置へ 安全性  リーフ45万台以上で電池の事故ゼロ  日系  自社独自の評価と基準と限界試験  欧米  一段低い基準、限界試験無し  中国製 日系の1/2のコスト 日産だけでなく、日産、トヨタもCATL製へ? リチウム空気電池  正極が酸素、負極が金属リチウム 酸素以外を除去する応答性と電池サイズが難 全固体電池  安全性より  エネルギー密度の大幅な向上が期待される  イオン伝導率と、電極と界面の抵抗削減  2016年 東工大とトヨタ 硫化物系個体電解質でリチウムイオンの3倍の出力特性  原理発掘~基本特許~革新素材事業 ←高い付加価値  東芝SCiB  負極 チタン酸リチウム 耐久性良いが負極電圧高く作動電圧低い  スズキ エネチャージ 減速時の充電で走行時の電力を蓄積 成果の期待値=研究時間×予算×人材 ホンダのキャパシターへの傾倒  2次元的なキャパシタと3次元の化学電池の差 → 埋まらず化学電池へ

Posted byブクログ

2020/12/17

電池の歴史、構造から現在の動向まで分かりやすく整理されていて良かった。 真の覇者はまだ決まっていないけど、人の命に関わるEVの心臓部だけに、本当に慎重に開発していただきたい。 充電の技術的な部分や業界の動向も知りたかったけど、電池側の話メインでやや物足りない。 また、技術的...

電池の歴史、構造から現在の動向まで分かりやすく整理されていて良かった。 真の覇者はまだ決まっていないけど、人の命に関わるEVの心臓部だけに、本当に慎重に開発していただきたい。 充電の技術的な部分や業界の動向も知りたかったけど、電池側の話メインでやや物足りない。 また、技術的な側面が多く、社会的な側面や利用者の顔が見えなかった。そういう意味でもやや物足りない。

Posted byブクログ