迷宮 の商品レビュー

沖田臥竜(著者)

2023/08/26

わからないから知りたい。でも、調べれば調べるほど謎が深まる。深みにはまり、モヤッとして終わる。事件を思い返すと、モヤッとした感情が、ただ迷宮を彷徨うままだった。遺族はもちろんだけど、こういう事件にあたる警察や関係者の方は、やりきれない気持ちだろうと想いを馳せた。

2020/09/22

『三つの怪事件』は犯人が特定されている？状態で、ただ逮捕迄には行かないこの『To be continue』感に読んでいて堪らないものがありましたが、『三大未解決事件』は筆者の言う通り現時点で分かっているものをまとめたものなので、まあ、事件を風化せさせないと言う点は良いと思いますが、何か新しい発見を期待していた人にとっては物足りなさを感じるのではないでしょうか。

私にとってはやはり、犯人が特定されているのに捕まらない1番腹立たしい未解決事件と言えば北関東連続幼女誘拐事件が描かれた、清水潔著『殺人犯はそこにいる』ですね。皆さん是非読んで下さい。

そのレビューにも書いていますが、筆者のイデオロギー臭プンプンで終わる後半を我慢すれば名著ですよー。