国対委員長 の商品レビュー
ポッドキャスト「セイジドウラク」Ep25(https://open.spotify.com/episode/4xzIJ6C5YWOEr3CvH0gYVr?si=X8PkScCMR-isIFa9se2j9A)で紹介していたのをきっかけに手にとった。 国対委員長の仕事と当時の安倍政権...
ポッドキャスト「セイジドウラク」Ep25(https://open.spotify.com/episode/4xzIJ6C5YWOEr3CvH0gYVr?si=X8PkScCMR-isIFa9se2j9A)で紹介していたのをきっかけに手にとった。 国対委員長の仕事と当時の安倍政権下で起こっていたことが辻元さんの目線で書かれています。 これを読んで二階さんの評価が変わったかも。2023年現在、二階さんがいなくなったらそれこそ自民党は大変なことになるんじゃないかな。
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【304冊目】2017年から2019年まで立憲民主党の国対幹事長を務めた経験をまとめた本。与野党通じて第1党の国対委員長を女性が務めたのは辻元清美さんが初めてだそうな。 「約束したことは必ず守る、できないことはいわない」というのが国対委員長の原則と教わったそうで、当時の森山自民...
【304冊目】2017年から2019年まで立憲民主党の国対幹事長を務めた経験をまとめた本。与野党通じて第1党の国対委員長を女性が務めたのは辻元清美さんが初めてだそうな。 「約束したことは必ず守る、できないことはいわない」というのが国対委員長の原則と教わったそうで、当時の森山自民党国対委員長とのやりとりなどが書かれている。働き方改革法案における裁量労働制導入断念までの経緯、モリカケ問題、憲法審査会問題など、安倍政権華やかなりし頃(笑)の経験談を中心にまとめられているため、安倍政権批判本と言われても仕方ないくらいの内容ではある。 とはいえ、少数野党にとって審議拒否を始めとする日程闘争が重要な手札だという言い分はよく分かったし、野党側から見るとこう見えるよね、ということを知るための手掛かりにはなるかな。 最後、山﨑拓さんとの対談で山﨑さんが、かつて国対委員長は幹事長の次という位置付けだったのに、今や党の七役にも入っていない。けれど、実際の国会運営は国対委員長に丸投げされていて、国対委員長は大切な仕事であることに変わりないとおっしゃってたけど、本当かな?党役員人事で国対委員長は必ず報道されてると思うので、今や軽視されるポストになったというわけではないと思うんだけど…
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今の自民党政権のおかしさをあらためて感じる。知らないことも多々あり勉強になった。辻元さんにはまた国会へ戻ってもらいたい。
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国対委員長の激務がよくわかる。メディアでの過激な発言が多かった筆者だが、調整、マネジメントというもっとも難しく責任の重い役職をこなしていたのだと知った。 国会は委員会での審議がなければ通せない法案があり、委員会の開催には野党第一党の合意が必要な場合もある。 数だけで与党が法案...
国対委員長の激務がよくわかる。メディアでの過激な発言が多かった筆者だが、調整、マネジメントというもっとも難しく責任の重い役職をこなしていたのだと知った。 国会は委員会での審議がなければ通せない法案があり、委員会の開催には野党第一党の合意が必要な場合もある。 数だけで与党が法案を通せるわけではない。そこに駆け引きがある。そういった事情が赤裸々に書かれていて単純におもしろいし勉強になる。 国対委員長の仕事はそういった非常にやりがいのある仕事なのだと初めて知った。 ただ、野党の政治家であるため、読者が知り得ない裏事情を絡めて、疑わしきを決めつけて政権批判、というより安倍批判に終始している感は否めない。落選もこの本の影響があるだろう。
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「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。」で紹介されていたので、気になって読んでみた。 筆者は辻元清美さん。内容は、国対委員長という職務についてと、安倍政権と対峙した数年について。 大変面白かった。 国対という部門について、自分は知識としては...
「時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか? 国会議員に聞いてみた。」で紹介されていたので、気になって読んでみた。 筆者は辻元清美さん。内容は、国対委員長という職務についてと、安倍政権と対峙した数年について。 大変面白かった。 国対という部門について、自分は知識としては知っていた。法案について事前に根回ししておく部門だと、そのような曖昧な理解をしていた。 しかし、国対委員長経験者の視点で書かれると、なかなか夢中になって読んでしまった。特に、辻元さんが国対委員長に就任したのは、立憲民主党が野党第一党に躍り出た直後。人員もノウハウもない中、手探りで始まった国対の仕事。さながらスタートアップの物語のようだった。 国対の仕事とは、行政府の暴走を防ぐこと、つまり民主主義を守ること、と説く辻元清美さんの志の高さがよく伝わってきた。 さらに、本書では野党の仕事ぶりについても書かれる。「野党は批判ばかり」という意見があるけれど、野党は恐ろしく仕事をしている。数々の法案を作成してきたが、与党が審議に応じず、メディアで報じられることが少ない。また、野党の検証と批判によって防がれたものもあった(裁量労働制の営業職への適用拡大や、安倍政権でのトップダウンの改憲など)。数で劣る野党が、いかにファクトと「理」で動いていったか、あまりの健闘ぶりに胸が熱くなった。 とはいえ、野党を褒めちぎるだけの内容でもない。本書を読むと、自民党の中にも懐の深い議員が多くいることがわかる。与党の議員として、少数派の声にも耳を傾けること。それが政治家の矜持であると理解している議員は多くいる。それだけ、世襲議員と保守派閥で固めた安倍政権が異常だったことがわかる。 国政について、そして安倍政権についてよく分かる良書だった。そして、このような逸材が落選したのが2021年衆議院選挙だったのかと、改めて落胆する想いがした。 (書評ブログもよろしくお願いします) https://www.everyday-book-reviews.com/entry/2021/11/11/%E3%80%90%E8%A1%8C%E6%94%BF%E5%BA%9C%E3%81%AE%E6%9A%B4%E8%B5%B0%E3%82%92%E9%98%B2%E3%81%8E%E3%80%81%E6%B0%91%E4%B8%BB%E4%B8%BB%E7%BE%A9%E3%82%92%E5%AE%88%E3%82%8B%E3%80%91%E5%9B%BD%E5%AF%BE
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正直言うと、この人のことはあまり好きではなかった。だいぶ前に見た国会答弁でとある政治家を追及していたが、途中までは論理立てて話をしていても最後は感情論に走ってしまっているのを見てがっかりしたことがある。 なので敢えて今回はこの人の本を読んでみようと思った。自分が見た印象はテレビ...
正直言うと、この人のことはあまり好きではなかった。だいぶ前に見た国会答弁でとある政治家を追及していたが、途中までは論理立てて話をしていても最後は感情論に走ってしまっているのを見てがっかりしたことがある。 なので敢えて今回はこの人の本を読んでみようと思った。自分が見た印象はテレビで見た一つの断面でしかないのでは、と。 「反対ばかりで対案のない野党」という見方があるが、本書を読んでいると「権力の暴走を監視する」というのは大切な役割だと思えた。曖昧に済ませようとする権力者の不正を追及する勢力がないというのは恐ろしいことになる。メディアを使って世論を見方につける(これは権力側も同様)ことも必要なことだ。 と、せっかく感心することもあったのに、最後の方はほぼ安倍首相(当時)への感情的な攻撃論調で締め括られており、「やっぱり」で残念な内容だった。不正の追及は大いに結構だが、日本のこの先の展望のようなものはほぼ語られず「減点主義」の政治家にしか映らなかったのが残念。
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※このレビューにはネタバレを含みます
「国対委員長」、この書名だから手に取った。 本書を通じて国対委員長の仕事を理解するとともに、辻元氏の、国民のために、権力に対峙する立法府としての役割や野党の役割と真摯に向き合い行動する姿勢に触れることができた。 国会の機能や政策をめぐる与野党の動き、特に若い人に読んでもらいたい一冊だ。 公文書の隠蔽・改ざん、数字のウソ、官邸からの圧力、官邸主導人事など安倍政権の一強独裁、異常政権の一端も垣間見える。やれやれ…。
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結局、今の与党に馴染めないのは、耳に痛いことを受け止められない未熟さ。 この度のワクチンのことだってそうだが、内輪話にかまけて、本当の交渉が出来ないというところ。 Globalな世界にソンタクは望めないのだが。
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野党の仕事、ってあまりイメージが浮かばない。故に何もしてない、サボってる、反対ばかり。のような感覚が植え込まれているのもあったのでこの本でその一端を知れたことは非常にためになった 言い方は悪いが市井の人々が政治に興味を持たなくてもキチンと進んでいく世の中であれば良い。たださすが...
野党の仕事、ってあまりイメージが浮かばない。故に何もしてない、サボってる、反対ばかり。のような感覚が植え込まれているのもあったのでこの本でその一端を知れたことは非常にためになった 言い方は悪いが市井の人々が政治に興味を持たなくてもキチンと進んでいく世の中であれば良い。たださすがにこれだけ納得がいかない事が続き、それに対して誠実に真実を話そうとする姿勢すらも感じられないと感心も持たざるを得ない。 そういう意味でも与党でもジャーナリストでもなく野党側から見た国会。という意味でこの本はとても面白かった
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