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スサノヲの正体 の商品レビュー

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2024/08/28

元々の日本書紀、古事記が、事実を歪曲しヤマト政権にとって都合の良いように記述していると思われるので、それを解明しようとすると、当然にややこしく、わかりにくくなる。 秦の始皇帝の命を受けて蓬莱山を目指した道教の方士・徐福が、紀元前210年頃に現在の出雲に来た。 「すがすがしいとこ...

元々の日本書紀、古事記が、事実を歪曲しヤマト政権にとって都合の良いように記述していると思われるので、それを解明しようとすると、当然にややこしく、わかりにくくなる。 秦の始皇帝の命を受けて蓬莱山を目指した道教の方士・徐福が、紀元前210年頃に現在の出雲に来た。 「すがすがしいところ」だったので「須賀」と名付けたその地で「須賀の王、スガノオウ」となる。 そこを拠点とし、徐福は蓬莱山を目指して更に海を東に向かい、北陸からおそらく諏訪を通って富士山を見つけ、「これこそ探し求めた不老不死の山、すなわち名は富士山」として、その霊威を取り込むための場所に新たに宮を築く、これが埼玉の氷川神社。 氷川神社を中心とした関東の王国は徐福が建てたもので、神社の祭神がスサノヲになっているということは「徐福=スサノヲ」となる。 出雲と名の付く場所は日本に大きく二つ。島根と京都で、元々は大和の三輪に住んでいた縄文系の一族をイズモと呼んでいたのが先で、今の島根が出雲と呼ばれてるのはそのイズモ族の人達が戦いに敗れ三輪を追い出されて島根に移住させられたため。 古事記に書かれている「出雲を舞台にしたオオクニヌシ物語」はその三輪を中心とした大和の方。だからこの物語は「出雲風土記」には書かれていない。 オオクニヌシについては、非常にややこしい事になり、正直、よくわからない。

Posted byブクログ

2023/02/28

スサノオとは一体何者なのか、スサノオに一体何が託されているのか――。 古事記に潜む謎、そして誰もが抱く疑問に、圧倒的な熱量で迫る一冊。 著者独特の視点・切り口は、読者の期待・衝撃・想像を巧みなまでに駆り立ててくれる。 ここに書かれていることが歴史の事実であったかということは別と...

スサノオとは一体何者なのか、スサノオに一体何が託されているのか――。 古事記に潜む謎、そして誰もが抱く疑問に、圧倒的な熱量で迫る一冊。 著者独特の視点・切り口は、読者の期待・衝撃・想像を巧みなまでに駆り立ててくれる。 ここに書かれていることが歴史の事実であったかということは別として、答えの出ない謎に飛躍的なアプローチをも駆使しながら迫っていくところが刺激的なのだろう。 レビューで評価がわかれるのは、論が展開されていくうちに論点と結論が見えにくくなってしまうところにあるのかもしれない。 著者はこの作品に至るまでに数多くの著作を執筆している。 過去の著作を読み、著者の論・思想を体系的に理解している人は、この本が初見という人よりも、より深く面白く読めるのかもしれない。

Posted byブクログ