猫弁と星の王子 の商品レビュー
猫弁が帰って来た! 前作の、自分のレビューを読んでみたら、完結編みたいな事が書かれていて、何と勝手に失礼なことを! …と慌てましたが、他の人たちも完結したと書いていました。 久しぶりだからか、冒頭に人物紹介のリストが載っており、秘書の野呂さんの回想という形でも、百瀬が「猫弁」と...
猫弁が帰って来た! 前作の、自分のレビューを読んでみたら、完結編みたいな事が書かれていて、何と勝手に失礼なことを! …と慌てましたが、他の人たちも完結したと書いていました。 久しぶりだからか、冒頭に人物紹介のリストが載っており、秘書の野呂さんの回想という形でも、百瀬が「猫弁」と呼ばれるようになったいきさつが書かれていた。 読んでいるうちに、再会したキャラクターたちと打ち解けて来ました。 甲府から出て来た今回のゲストヒロイン、正水直(まさみずなお)がとても良い子。 猫を抱いた謎の美青年、偏屈な占い師の老人、亜子の後輩で外交官夫人に収まったはずの春美の明るいやかましさ、物語が徐々により合わさっていく。 今回も、百瀬の物思いは常に、子供の頃、母に置いていかれたことと結びついてしまう。 いろいろな母親が出て来たが、子供を愛するのはお母さんだけの役目ではない。 命はみんなで守らなくては、と言う春美の義母、少年が清潔な環境で暮らしているかを気にかける養父。 最近、子供に対する酷い事件が急増しているように思えて胸が痛む。 大人はもっと、子供を守ることを考えなくてはならない。 そんなメッセージが何度も形を変えて語られていた。 ラストは希望と約束で。
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毎回泣かされる結末。今回も猫弁の百瀬氏が頑張ってくれました。朝起きる度に嫌なニュースが目に入る今日、こんな人たちが居ると言う嬉しさや心強さをしっかり感じた。前回が最終と思ってたので尚更嬉しい。☆3なのは、余りに善意の人ばかりで現実に戻るのが怖いから。
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