えにし屋春秋 の商品レビュー
1話目を読んで設定も面白いし、シリーズ化し易そうと思ったけど2話目で初達の過去が明らかになってしまったので、ひょっとして読み切り? 1話目に比べて2話目が色々ヘビー過ぎて苦手
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えにし屋を巡る人情話2話 2話ではあるが、繋がりがありわかりやすい流れだった。面白い展開が数多く、最後はこうなの、え!なんて思うのも数多かった。久しぶりに触れたあさの作品、いつ読んでも、どの時代、どの世代への作品でも引き込まれるのは流石だと再認識した。
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初出 2019〜20「ランティエ」 人と人との縁を結んだり切ったりするのを手伝うという「えにし屋」の物語。人情物かと思えばミステリーへと展開する。 1話目は利根屋という油屋の女中おこまが突然着飾らされてにぎわう街中を歩いて、出奔した主の娘の身代わりで縁談の相手に見られる。しか...
初出 2019〜20「ランティエ」 人と人との縁を結んだり切ったりするのを手伝うという「えにし屋」の物語。人情物かと思えばミステリーへと展開する。 1話目は利根屋という油屋の女中おこまが突然着飾らされてにぎわう街中を歩いて、出奔した主の娘の身代わりで縁談の相手に見られる。しかしこれにはえにし屋が仕組んだ2つの縁結びがあり、利根や夫婦とおこまは娘が押しかけ女房になっていること、縁談の相手が幼なじみだったおこまを望んでいるという展開に仰天する。普通考えられないハッピーエンドはえにし屋の大きな情報収集力のなせる技だが、ちょっと偶然すぎ。 2話目は婿入りした旗本が死んだ義父や女中の死肉を喰らう妻と縁を切りたいとえにし屋に来る。実は女装している美貌の初は、養女である妻は亡くなった義父と男女の関係にあったと推測し、旗本は妻と和解しようと帰るが死体となって川に浮かぶ。初は旗本の妻に会うが殺し屋を差し向けられて傷を負い、屋敷に忍び込んで真相を聞きただす。 えにし屋を営む初とお頭と呼ばれる才蔵の封じられた過去が明かされるが、ここで終わるはずがない。弥勒シリーズのような心理描写は新たなシリーズ化を思わせる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
【収録作品】花曇り/夏の怪 「花曇り」は、おまいの決断がいい。安易なハッピーエンドにしないところが、著者の面目躍如。 「夏の怪」も、著者らしいといえばらしいのだが、正直またか、という感じの著者らしさ。勿体を付ける割に解決はあっさりしている。
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人と人との縁を「えにし屋」 1話は伏線もしっかりしていて読み応えがあったが、2話は展開が突拍子もなさすぎて、読者がおいてきぼりにされてしまったかのよう。 「えにし屋」の人々を説明するために盛り込みすぎたのか、シリーズ化への布石なのか。
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ひねりのきいた着地をする一話目は良かったが、二話目は詰め込みすぎの三文芝居のようでちょっといただけない。人情噺でまとめたほうが良かったのでは。 また時代ものでよく見るのだが、登場人物がぺちゃくちゃ会話をしていてなかなか話が進まないという場面がこの作品にもあった。いらいらするし...
ひねりのきいた着地をする一話目は良かったが、二話目は詰め込みすぎの三文芝居のようでちょっといただけない。人情噺でまとめたほうが良かったのでは。 また時代ものでよく見るのだが、登場人物がぺちゃくちゃ会話をしていてなかなか話が進まないという場面がこの作品にもあった。いらいらするし、作品自体のイメージも悪くなるのでやめてほしい。
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