罪人が祈るとき の商品レビュー
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読み終わったあとに、改めて装丁を見ると 少年にもペニーにも未来にたくさんの幸せを もたらして欲しいと半分叶わない思いが宿る。 壮絶なイジメの描写が抉られる。 我が子が被害者となった時 「復讐は悪」とはとても思えない。 人を殺める事はもちろん「悪」なのだけど そんなきれい事では語れない、割り切れない 苦しさ。 少年の想い、ペニーの想いに涙なくして読めない。
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少年犯罪、いじめ。 読むのが辛いけど、目を逸らしちゃいけないし、自分に関係が無いと思ってしまってもダメなんだ。 ところどころで目頭が熱くなりました・・ 何故この本がミステリーのカテゴリーなのか?ちょっと無理矢理では?笑 と思う展開もありましたが、没頭して一気読みしました。 誰か...
少年犯罪、いじめ。 読むのが辛いけど、目を逸らしちゃいけないし、自分に関係が無いと思ってしまってもダメなんだ。 ところどころで目頭が熱くなりました・・ 何故この本がミステリーのカテゴリーなのか?ちょっと無理矢理では?笑 と思う展開もありましたが、没頭して一気読みしました。 誰かのために生きたいと思える本でした。
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いじめと罪人 この結末、どう昇華したら良いのか? 救いようがない悪、やりきれない正義。罪を背負い込む必要あるのか? そもそも、その証言だけで審判できるのか? 複数の?が残る物語だった。
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心を揺さぶられる作品とは本書の事を言う。 語り口が似ているからか視点の切り替わりが分かりづらいと感じる部分はあるものの、それを差し引いてもリーダービリティーが大変よく、没頭して読めた。いじめに家庭不和、その果てに少年が見るものとは。切ない話である。
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いじめの描写がツライ。本当にツライ 私は、最初からの悪人なんていないと思っています。何が正しく、何が悪となるのか、そういった話は置いておいて、です 犯罪に手を染めるとき、きっと何かのきっかけがある。それを理解できるのかどうかも別として 人は人によって傷つき、でも人によって救わ...
いじめの描写がツライ。本当にツライ 私は、最初からの悪人なんていないと思っています。何が正しく、何が悪となるのか、そういった話は置いておいて、です 犯罪に手を染めるとき、きっと何かのきっかけがある。それを理解できるのかどうかも別として 人は人によって傷つき、でも人によって救われる
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一人の少年の自殺を機に、加害者側に立った少年たち、復讐に燃える被害者遺族の心の葛藤を描いた重たい作品。家族を失った悲しみから「殺してやりたい」と思う被害者遺族の悲しみと加害者側の心の闇。そして復讐を実行に移してしまった場合、今度は加害者側に立ってしまうという現実。本当の罪人は誰...
一人の少年の自殺を機に、加害者側に立った少年たち、復讐に燃える被害者遺族の心の葛藤を描いた重たい作品。家族を失った悲しみから「殺してやりたい」と思う被害者遺族の悲しみと加害者側の心の闇。そして復讐を実行に移してしまった場合、今度は加害者側に立ってしまうという現実。本当の罪人は誰なのか。 自殺事件に絡む様々な人たちの思惑、心の闇。人が人を守ろうとするとき、誰かが犠牲になっているのかもしれない。「ある人にとっては善人で、ある人にとっては悪人」という言葉は現実世界を表現する言葉としてあまりにも重い。
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一気読み。 何度か苦しくなる場面も。 ペニーといじめられている少年少女との出会い。 ペニーの過去。 どうにもならない苦しみ。 タイトルの意味も最後の方に。 印象に残った文章、場面など p14-7~9 p23-13~14 p40-4~41-10 p56~58 p123-12~13 p156-8~12 p181-11~182-5 p242-7~243-11 p293-1~3 p295-15~16 p319-13~14 p322-7 p330-6~最後まで p336-15 p337-8~9等
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いじめがテーマの再生の物語。 文句無しに、今年読んだベストスリーの一冊。 『ペニー、僕はあなたに出会えてよかった。』 最後のページが胸を打ち、ついウルウルとします。 表紙の写真の、大空に浮かぶ沢山の風船は、そういう意味なんですね。 多くの悲しみの中に、希望が感じられます。 ...
いじめがテーマの再生の物語。 文句無しに、今年読んだベストスリーの一冊。 『ペニー、僕はあなたに出会えてよかった。』 最後のページが胸を打ち、ついウルウルとします。 表紙の写真の、大空に浮かぶ沢山の風船は、そういう意味なんですね。 多くの悲しみの中に、希望が感じられます。 いじめにあっている少年・時田 祥平。 とうとう、相手を殺して自分も死ぬつもりだった。 しかし、公園で出会ったピエロが、その計画を手伝ってくれるという。 本当の罪人(つみびと)とは、誰なのか? そして、その罪は許されざるものなのか? 彼の祈りが通じますように。
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あらすじ いじめを受けている高校生。両親は離婚し、父親は不倫相手を家に連れ込む。おの不倫相手からも疎んじられ家に居場所はない。親友だと思っていた友人には、不良の先輩に告げ口され、毎月カツアゲが続いている。 父親、彼の息子はいじめが原因で自殺し、妻は精神を病んで自殺した。いじめ...
あらすじ いじめを受けている高校生。両親は離婚し、父親は不倫相手を家に連れ込む。おの不倫相手からも疎んじられ家に居場所はない。親友だと思っていた友人には、不良の先輩に告げ口され、毎月カツアゲが続いている。 父親、彼の息子はいじめが原因で自殺し、妻は精神を病んで自殺した。いじめの真相を探るうち、加害者は他の生徒もいじめていることがわかる。 ストレートな復讐物語。被害者側の人たちが真面目で、完全犯罪なんて目指しておらず、自分の贖罪と、他の子供たちの救済を考えての行動だった。
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★3.0 いじめで息子を失くした父親といじめられていて、家族ともうまくいってない少年の話。 本当に腹立たしいいじめっ子というか、もはや犯罪者たちだったな。いじめがテーマの小説は多いけどその度に腸煮えくり返る。犯罪だから、公表されて進学、就職全てできなくする仕組みが必要だと思う。あと、ミステリという勿れであった、フィンランド?ではいじめた側が精神疾患で隔離されるって話がまさにそうと思う。
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