山とあめ玉と絵具箱 の商品レビュー

川原真由美(著者)

2023/08/15

今から5年くらい前、山と自分の距離が今よりずっと近かった頃を思い出す。

山には本当に必要なものしかリュックに詰めていけない。飴や羊羹、ナッツにM&M'sを大切な宝物のように袋やボトルに詰めていく。足りない中で感じる充足感が懐かしい。

自分の具合をいつもより念入りに確かめながら歩を進める。普段の生活よりも、自分の身体を親密に感じたり。

そんな山との付き合いを涼しい部屋の中で思い出した。

2022/10/15

イラスト買い。
山は知識も登る気もゼロだから、本文の地名が連なるところは流し読みしたけれど、イラストやコラージュだけでもすごく癒やされた。

2022/01/27

山岳雑誌に画文を寄稿されている川原さんが山へ登った時のエッセイ。
一つ一つのエッセイは短いのですが、登った時の様子が丁寧に記されていています。
知らない山や尾根の名前も多かったですが、挿絵や辿った道の記録なども盛り込まれていて想像しながら読みました。
絵の風合いが優しくて好きでした。

2021/12/24

山に行く時はアメとスケッチブックと絵の具を持って行くという画家の川原さんの山行のエッセイと絵。山岳雑誌に掲載していたもの。
こんな風に自由に山に行ったりしてみたい。

2021/05/17

中を見たら、まず絵がステキでした。山に登ってみたいけど行けない私が読むのにちょうど良かったです。桂の葉っぱが甘いぶどう酒の香りがすると言う話を読んだら、何処かに桂の木を探しに行きたくなりました。

2021/04/06

山に登る人ってなんでこんなに気持ちのいい人が多いのだろう。
風景描写が本当に素敵で、読んでいると心が鎮まっていくかんじがする。
山に登りたい。

上高地に行きたい。海外みたいな山の風景が見られる場所。
白馬の八方尾根も行ってみたい。少し気軽に登れそう。

山で寝て起きる。ちょっと早く目が覚めたときに見られる星空や朝のつややかな森。ほんといいなあ、見たい。

早く起きて見られる景色って好き。人が少ないことも、空気が澄んでることも、心なしか人々が朝の時間を壊さないよう静かに過ごしているかんじも。
早起きしよう。なんてことも、読みながら考えた。

2020/10/29

2週間前に怪我をして、歩くこともままならない松葉杖生活になった。
いつも動きまわってるわたしを心配して、友だちがお見舞いで持ってきてくれた本。
自分が登ったことある山やこの先登りたいと思っている山。わたしも同じように感じてた森の香り。歩きながら想うこと。
動けなくて鬱々としているところに、すこし晴れやかな気持ちにさせてくれる。
読みながら、地図を開いて妄想登山をすることができた。

2020/10/01

20201001 丁度、十数年振に山に行こうと、テント、靴、ザックを買ってそれで落ち着いてしまい何処にも行けない状態だったので手を出した。読んで見てまさにこの気持ちなんだよなと納得する事ばかりで、今度はぜひ行動に移そうと思っている。