レベル4 致死性ウイルス の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
covid-19のアウトブレイクによって、私たちの住む環境には恐ろしくたくさんのウイルスが存在していて、その多くをまだ人間は知らないということを改めて思い知ったが、「ウイルスにとっては人間こそが侵入者である」という本書の言葉を見てこれは面白そうな本だと思って手に取った。致死性が高くレベル4に分類されるようなウイルスを探し対処するために地球上どこにでも飛んでゆく著者のような人達の働き方はとても尊敬する。 ただ、原書が出たのが1996年と知って途端にがっかりした。内容が古く、最新の研究結果が反映されていないからだ。その古さゆえか、異なる人種や文化を軽視するような描写があるのも残念。また、著者2人の冒険譚であるので、ウイルス一つ一つやアウトブレイクがその後どうなったかまでは書かれず、個人的には中途半端に終わって閉まっている印象を受けた。致死性ウイルスはどこからやってきて、何がアウトブレイクの原因になるのかを知るためにはわかりやすい本。
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CDCなどにおいて、ウイルス研究に携わった二人の話。 エボラ・レストン株の話とか、CDC創設の話とかは、他の本で読んだことがあります。これはそれらについて、別の視点=中の人の視点で書かれたという事が興味深いです。CDCのウイルス研究者が、どのように世界中のウイルスと戦うのかとい...
CDCなどにおいて、ウイルス研究に携わった二人の話。 エボラ・レストン株の話とか、CDC創設の話とかは、他の本で読んだことがあります。これはそれらについて、別の視点=中の人の視点で書かれたという事が興味深いです。CDCのウイルス研究者が、どのように世界中のウイルスと戦うのかという事が、ほんのちょっと垣間見れた気がします。
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