氷の仮面 の商品レビュー
取材力と言うか、協力した方の本心なんでしょうね。内面の描写に苦しくなりました。昭和からの話で、今は行きやすい世の中なんでしょうか。 最後は少しできすぎで、なくてもよかったかな。
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電車の網棚に置いたまま ブックカバーと一緒に 東京駅に向かっていってもうた あと30ページぐらいだったと思われる このパターン3回目 ブックカバー無くすのも3回目 読み進める途中 ちょっと面白いかとおもったけど 中盤の、まさに中だるみが長すぎて 飽いた まあ最後まで読めなかっ...
電車の網棚に置いたまま ブックカバーと一緒に 東京駅に向かっていってもうた あと30ページぐらいだったと思われる このパターン3回目 ブックカバー無くすのも3回目 読み進める途中 ちょっと面白いかとおもったけど 中盤の、まさに中だるみが長すぎて 飽いた まあ最後まで読めなかったが。 そこが残念
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LGBTって言葉を最近すごく聞いて、 なんとなくわかったような気をしていたけど 心と身体にギャップがあることって 死を考えるほどの辛さということまでは考えがまわらなかったなーと。 制度とか知識はあっても 心を知るってなかなかないかも。 身を裂くような辛さ が痛いほどわかった。 でも、とーちゃんとママが付き合ってたって!
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私だって「存在のすべてを」を読みたい。 だけど、図書館予約数からして、これも文庫化待ち。塩田さん読んで待ちます、1作目。 幼児期に既に自分の身体と心の不一致に気がつき始めた少年。 小学4年生の春、同級生の男の子への初恋から始まる、恋愛対象も男性。 女の子になりたい気持ちを 友人や...
私だって「存在のすべてを」を読みたい。 だけど、図書館予約数からして、これも文庫化待ち。塩田さん読んで待ちます、1作目。 幼児期に既に自分の身体と心の不一致に気がつき始めた少年。 小学4年生の春、同級生の男の子への初恋から始まる、恋愛対象も男性。 女の子になりたい気持ちを 友人や家族に隠しながら学生生活を送る。 高校の時、父親に咎められ家出。そこから、夜の世界へ飛び込み、女子になることを望みながら生きていく。 最近は性同一性障害を描いた作品も多いが、少年が成長する過程で 転換手術の技術の向上や、戸籍変更も含む法整備の進展等の時代の変化を含めている。一人の少年が女性となっていく大河小説風。 当事者側から丁重に書かれているなと思いました。 少年は女性となり、叶わぬ初恋にもけじめをつけて、次のステップに踏み出していけそうです。
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みどるもんすたぁ、二十歳のお祝いしたよ ってな事で、塩田武士の『氷の仮面』 最近、この手のジェンダー系の本を読むのが多くなった様な…。 塩田武士さんの本好きで何冊か読んだけど、これは今まで読んだ雰囲気が塩田さんらしくないと言うか、そんな感じを受けた。 ...
みどるもんすたぁ、二十歳のお祝いしたよ ってな事で、塩田武士の『氷の仮面』 最近、この手のジェンダー系の本を読むのが多くなった様な…。 塩田武士さんの本好きで何冊か読んだけど、これは今まで読んだ雰囲気が塩田さんらしくないと言うか、そんな感じを受けた。 性同一性障害の人達の生き辛さ、心と身体のバランスって当たり前って思って生きてきた人と、違和感を持ちながら生き続ける苦悩が中々周りに共有されない恐怖。 分かるよ、共有したいよその気持ち。 もっと理解されないといけない、ある種のハンディキャップ(こう言ったら当人は不愉快かな)じゃないんかなっと。 自分の子供達がそうじゃったら、受け止められるか。 受け止めるじゃろね。我が子なんじゃけぇ。 うちの子、最高なんよ。なんであろうと。 2022年44冊目
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好きな作家の塩田さんの作品。 なんで、関西弁のボケ&ツッコミは健在! 今回のテーマは、 性同一性障害 めっちゃ重そう… 今でこそ、市民権を得て来ている感じはするけど、やはり肩身の狭い思いで生きんとあかんねんな。 確かに、カラダとココロが反対なんやからしんどいんやろ...
好きな作家の塩田さんの作品。 なんで、関西弁のボケ&ツッコミは健在! 今回のテーマは、 性同一性障害 めっちゃ重そう… 今でこそ、市民権を得て来ている感じはするけど、やはり肩身の狭い思いで生きんとあかんねんな。 確かに、カラダとココロが反対なんやからしんどいんやろうな… 主人公は、カラダは、男性で、ココロは、女性。小さい頃から、気付いてるけど隠して生きる。 そのうち隠しきれなくなるにしても… でも、周りが良い人多くて良かった〜 肉親にしても 幼馴染にしても 好きだった彼にしても 想いは遂げれなかったかもしれんけど、分かってはくれてるし。 最後に、分かった真実に…涙(T . T) ずっと守られていたんやな… 辛さが分かってただけに、直接には違う態度にはなってだけど… 一度は、そういうショー(ドラッグクイーンというんかな?)に行ってみたいな! トークも面白いみたいやし。ナジャさんを連想。
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塩田武士さんの作品は今回が初読み。 医学用語でいうところの性同一性障害を扱っており「体は男性だけれど心が女性」の翔太郎の成長する過程を描いた物語。 小学校4年生で自分の性に対する違和感をはっきりと認識し始めてからの日々の苦悩や葛藤を、決して誰にも相談出来ず、悩み苦しむ様子が切な...
塩田武士さんの作品は今回が初読み。 医学用語でいうところの性同一性障害を扱っており「体は男性だけれど心が女性」の翔太郎の成長する過程を描いた物語。 小学校4年生で自分の性に対する違和感をはっきりと認識し始めてからの日々の苦悩や葛藤を、決して誰にも相談出来ず、悩み苦しむ様子が切なくて胸に迫って来た。 同級生の真壁くんに対する恋心、男友達と自分とのギャップや、中性的な外見からクラスで揶揄われいじめの対象にされる辛さが、自分の経験と照らし合わせても、翔太郎が性に対して抱えている悩みの分だけ、何倍にも繊細で脆く感じた。 家出して蘭子として生きていく過程で、様々な出会いを通じて成長していくのだが、この成長過程が悲しい程に痛々しい。世間の非難の目や、スタートラインにすら立てない恋愛、性を隠して社会で生きていく厳しさがひしひしと伝わってきて苦しくて泣けてしまった。 そんな中でも救いはあるー 翔太郎の悩みに気付き理解してくれた姉の恵。 翔太郎の悩みを初めて受け入れてくれたヘルス嬢の茜。 蘭子に生きる道標を教えてくれたチーコママこと千里子。 辛い時いつもその存在に励まされた真壁くん。 地元の幼馴染である祥三に健二。 家出した後も決して我が子を見捨てなかった両親。 ー蘭子は決して独りぼっちではなかったのだと気づく。 そして24年後の春に明かされる優しくて甘美な秘密が、たまらなく愛おしい。鳥肌が立ち涙が溢れた。 いつも氷の仮面をして本心を隠し、ただずっと女の子になりたかった蘭子こと翔太郎。 24年後に明かされた秘密を足しても全然満たされない位、蘭子の人生は波乱に満ちているし、今後もそれは変わらないのだろうけど、それでも氷の仮面は人の温かさに触れて、溶けることは出来るのだと思う。 欲を言えば、もう少し家族…とくに父親と蘭子の親子関係や父親にとっての蘭子の存在を深掘りして描いて欲しかった。そこだけ消化不良だが、希望の光が見えるラストであったことが何よりの救いだった。 本作は、性の多様性に当事者目線で触れることが出来て、とても新鮮な作品だった。現実の世界にも、同じ様に悩んで生きている人はたくさんいるし、悩み苦しんで本当の姿をひた隠しにしている人も大勢いるだろう。法律が新設されたり、社会の仕組みが少し変わっても、人の考えが直ぐに変わる訳ではないのだから。 戸籍上の性は染色体による性の分化で決まる。 でも成長の過程で起こるホルモンの分泌によって、更にその性差割合が変化するのだから、性の多様性があって当然だろう。 完全な男性、完全な女性など存在しないのかもしれないと私は思っている。 本作を通じて、人との違いを受け入れて人を思いやることが出来る人間でありたいと改めて思った。
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すごくすごく良かった!!! いくつか塩田作品を読んできたけど最初なかなか入り込めなくて中盤過ぎからやっと面白くなるってパターンが多かったからあまり期待してなかったんだけど本作は最初からぐいぐい惹き込まれた。 女の心を持つ翔太郎の苦しみや葛藤、真壁くんへの恋心、家を出てセカンド・サイトで働き、いろいろな出来事を経て蘭になるまでの壮絶な人生に何度も胸が苦しくなった。 茜やチーコママ、セカンド・サイトの仲間たち、小中時代の友達…辛く悲しい恋愛や孤独もあったけど、周りの人に恵まれていたことだけは救いだったと思う。 ラスト手前でチーコママとお父さんの真実に驚愕してたらラストでもっともっとビックリして大号泣…! プロローグの写真店に来た男性、ホワイトデーの日に物陰から見ていた人物がずーっと引っかかってはいたけどまさかまさかでした!!! しかも二人とも初恋とファーストキスだよ!エモすぎだよ! 蘭ちゃんが報われるラストで本当に良かった。 塩田作品、今後も追って行きたいと思います。
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“ずっと女の子になりたかった“男の子のお話。 性同一性障害の葛藤、家族との確執、世間からの不理解。そして結ばれない結末がわかりきっている初恋。 睾丸の摘出手術や性転換手術のところでは一生知らなかったであろうことが書かれていて素直に勉強になった。 初恋の人とのエピソードより、...
“ずっと女の子になりたかった“男の子のお話。 性同一性障害の葛藤、家族との確執、世間からの不理解。そして結ばれない結末がわかりきっている初恋。 睾丸の摘出手術や性転換手術のところでは一生知らなかったであろうことが書かれていて素直に勉強になった。 初恋の人とのエピソードより、父親とのエピソードが心揺さぶられた。「親孝行したいときには親はなし」という言葉が頭に浮かんだ。自分で立って生きているつもりでも(一部の特例を除いて)、親にとっては子どもはいつまでも守るべき対象なのだと改めて実感。私の親もきっとそうだから。 正直、真壁くんとのエピソードはあまり感動しなかった。なんでだろう。
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小説の中には登場人物やその物語の中に入り込むまで時間のかかるものも多いけど、この本は最初からすっと入り込めるような本でした。 登場人物が皆魅力的で素敵です。 真壁くん、素敵な人でした。 蘭ちゃんも葛藤と戦いながら、人と真摯に向き合う姿がとても印象的です。 個人的には真壁くん、...
小説の中には登場人物やその物語の中に入り込むまで時間のかかるものも多いけど、この本は最初からすっと入り込めるような本でした。 登場人物が皆魅力的で素敵です。 真壁くん、素敵な人でした。 蘭ちゃんも葛藤と戦いながら、人と真摯に向き合う姿がとても印象的です。 個人的には真壁くん、お姉さん、茜ちゃんが特に好きな人物です。 本当に温かくて、蘭ちゃんの支えになってくれてたのを感じました。 タイトルとはあまり結び付かなかったのですが、エピローグでなるほど!と思いました。 とてもいい本でした。
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