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美しいこと(上) の商品レビュー

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2020/09/17
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※このレビューにはネタバレを含みます

木原音瀬センセの至高の名作をコミカライズ化。 原作は何度も何度も読み返して、その度に涙して苦しくなって、それでも魅了されてしまうお話でした。 ストレス解消にと女装して夜の街を歩き、その美しさを人々に絶賛されることに喜びを感じてしまった松岡。 そんな松岡が男に暴行され、裸足でうずくまっていたところを助けたのが廣末でした。 女性だと信じて疑わない廣末に真実を告げることができず、ズルズルと付き合い続けてしまい引き返せなくなってしまう松岡の心情とか、あれほど必死に求愛してた廣末が真実に気づいたとたん、手のひら返したような態度になるとか、もうわかっていても辛い展開です… 下巻はもっと痛い展開なんですよね… 木原センセのこういう痛い話をマンガで視覚化して読んでみると、さらに心に迫ってくるものがありますね。 個人的には日高ショーコセンセの絵柄で脳内コミカライズしてきたので、正直、キャラの絵柄に慣れないところもありました。 だけど、犬井センセのコミカライズを読んで木原ワールドに迷い込んでくれる人がさらに増えたらな…と、とても期待したりしています。 この後どんなふうに漫画化してくれるのか、続きがとても楽しみです!

Posted byブクログ