カーテンコール! の商品レビュー
図書館本 ★4.5 一万円選書推薦本 解説も岩田さんです! 最後泣きました あんまりネタバレしたくないので、詳しくは是非読んでみてください 閉校が決まったのに、単位を落とした女子大学生を半年間補修講座として、寮生活がはじまります 理事長の愛情をとても感じます 読んでよ...
図書館本 ★4.5 一万円選書推薦本 解説も岩田さんです! 最後泣きました あんまりネタバレしたくないので、詳しくは是非読んでみてください 閉校が決まったのに、単位を落とした女子大学生を半年間補修講座として、寮生活がはじまります 理事長の愛情をとても感じます 読んでよかったです!
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人それぞれに事情があり人生があり、今後何が起きるか分からないし、生きていくことは不安。 でもそんな人生、人と出会うなか、角田理事長みたいな存在と巡り会えたらどんなに良いか! 絶望しても、とにかく生きている限り可能性があると思わせてくれました。 自分も登場人物たちと重なる部分があ...
人それぞれに事情があり人生があり、今後何が起きるか分からないし、生きていくことは不安。 でもそんな人生、人と出会うなか、角田理事長みたいな存在と巡り会えたらどんなに良いか! 絶望しても、とにかく生きている限り可能性があると思わせてくれました。 自分も登場人物たちと重なる部分があり、励まされた気持ちになりました。
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こんな人かなぁと想像して読んでいくと、あっといい意味で裏切られる。とても読んでいて楽しかった。理事長のあったかさ、そして半年遅れた卒業式でのひまわりの花言葉の魔法の呪文、とても心に沁みた。岩田書店の店主の解説こそ何度も読みたくなる文章。この本に出会えてよかった!
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茉莉子の短編が1番よかった。 ただなんとなく、キャラクターの生々しさよりも役割づけが前に来ている印象で、ちょっとスローペースで読むことになった。 でもいい話だったし、ほんのりほっこりする小説でたまにはいいなぁと思った。
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閉校が決定した私立萌木女学園。様々な理由で単位が足らず卒業できなかった学生たちを救済すべく、理事長の発案で半年間の特別補講が行われることとなった。 それは、敷地内の宿泊施設で寮生活を送りながら補講授業を受けるというもの。 特別補講を受ける学生たちが寮での生活や他の学生・理事長たち...
閉校が決定した私立萌木女学園。様々な理由で単位が足らず卒業できなかった学生たちを救済すべく、理事長の発案で半年間の特別補講が行われることとなった。 それは、敷地内の宿泊施設で寮生活を送りながら補講授業を受けるというもの。 特別補講を受ける学生たちが寮での生活や他の学生・理事長たちと交流をするなかで、それぞれの問題や事情が明らかになったり、成長をしていく連作短編集。 様々な事情を抱えて卒業できなかった学生が集まり一緒に生活するという状況により、ある種の仲間との交流で影響し合っていくのが良かった。 心の面の問題とするだけでなく、生活習慣を整えるこもの大切さについても丁寧に描かれていように感じる。 理事長の、個々に合わせたサポートもこの物語上、とても重要な意味を持っていた。 簡単なことではないけれど、似た境遇の人と支え合える環境とその人その人にあったサポートによって、前へと進んでいく自信に繋がるのかもしれない。 最後の理事長のスピーチがとても印象的だった。学生たちへのメッセージであるとともに読者へのものように感じられ、素敵なメッセージだと思った。
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これは閉校が決定した女子大で、あらゆる救出策を超えて卒業できなかった学生達が集められ、卒業するために、寮住み込みの特別授業を受ける物語。 本作の登場人物は「授業を受ける」「テストに出席する」というような当たり前のことが出来ない人たちだ。バックグラウンドは各々異なる。「朝弱い」「...
これは閉校が決定した女子大で、あらゆる救出策を超えて卒業できなかった学生達が集められ、卒業するために、寮住み込みの特別授業を受ける物語。 本作の登場人物は「授業を受ける」「テストに出席する」というような当たり前のことが出来ない人たちだ。バックグラウンドは各々異なる。「朝弱い」「睡眠障害」「カフェイン中毒」「拒食症」「自殺願望」 毎日全力のパフォーマンスを出せるように自分をコントロールする事が大事だと思った。 よく動き、よく学び、よく遊び、よく食べて、よく休む。元気な体と心を維持し続ける。
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いわた店長のあとがきが全てを語っている みんな素晴らしい 自分の人生は自分のもの 自分が主人公の人生を生きている 私も無意識に他人に優劣をつけがちだったけど、大いに反省した 親にとってはみんな大事な可愛い子 そして、こんなに丁寧に1人1人と向き合ったことがないし、ここまで向...
いわた店長のあとがきが全てを語っている みんな素晴らしい 自分の人生は自分のもの 自分が主人公の人生を生きている 私も無意識に他人に優劣をつけがちだったけど、大いに反省した 親にとってはみんな大事な可愛い子 そして、こんなに丁寧に1人1人と向き合ったことがないし、ここまで向き合ってくれた人もいなかったと思う かつて彼女たちのような不器用な女子学生だった私は、今更ながら改めて他人への接し方を見直そうと思った
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いろんな「生きづらさ」を抱えている女の子のための特別補講。 いつか逃げたい時のため、今から走れる力を育つ。とても名言。 でも「プリマドンナの休日」の終わり、少し気になるなぁ。
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暖かい気持ちになる、読後感のとてもいい本でした。ただ良い話というだけでなく、どんでん返しや叙述トリックなどミステリー要素もあり楽しめる。生きづらさを抱えた落ちこぼれの学生たち。彼女たちに与えられた半年間のモラトリアム。卒業に向けて、人生の立て直しをはかる彼女たちを心から応援したくなりました。 「ストレスは人を殺してしまうこともある」「死に至る程のストレスならにげるが勝ち」「自分の力で逃げられる力を育ててください」という理事長の言葉がストレートに刺さりました。
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今期限りで閉校となってしまう女子大を単位不足で卒業できなかった学生たちが、大学側の温情措置で猶予を与えられる。修了条件は隔離された学生寮で半年間の共同生活を送ること。寮に残った学生たちは誰もが自分のことや家族のことで深刻な問題を抱えながら生きていた。短編集だが登場人物が少しづつ繋がっている。しかもどの物語も読み進むうちに推理小説の謎解きのように優しいどんでん返しが待っている。一部にテイストの違うホラーっぽい結末の物語もあるが、それも彩りのひとつだ。ラストでは理事長のカーテンコールの思いが語られる感動のエンディング。派手さはないが心に沁みる素敵な物語だ。
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