フェルドマン教授の未来型日本経済最新講義 の商品レビュー
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日本経済の問題に対して世界のさまざまな状況や事例を加味して適切な指標を用いながら解説していた。そして、その解決策についても同様であった。 特に、既得権益による財政の腐敗を防ぐためには若者の投票率を上げ、その意見をしっかりと反映させるような仕組み(議決権の割り振りなど)が必要であると感じた。 また、財政の健全化とは別に日本が成長するためには企業努力や教育の補強、労働市場の流動性を上げることによって生産性をあげることもまた重要であると感じた。
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温暖化や産業、働き方、教育、社会保障などについて日本はどうすべきか、それぞれの問いに対する回答が簡潔で読みやすい分、根拠が薄いように感じた。どうすべきかも書いていないところもある。私の読解力不足かもしれないが。 働き方改革がなぜ失敗した理由は固定コストを上げたためとあるが、なに...
温暖化や産業、働き方、教育、社会保障などについて日本はどうすべきか、それぞれの問いに対する回答が簡潔で読みやすい分、根拠が薄いように感じた。どうすべきかも書いていないところもある。私の読解力不足かもしれないが。 働き方改革がなぜ失敗した理由は固定コストを上げたためとあるが、なにを上げたのか。なぜ上げたのか不明。 「なぜ女性管理職は生まれにくいのか」については、ひとつの面の状況説明だけで、対応案もない。 政府の研究開発費とはなにか。3兆円くらい。国立大学や国立研究施設の研究費であろうか。 医療機関の密度を調べ、秋田県では数が数が少なく独占の度合いが高いと言っているが、秋田県は高齢化率に対する一人当たり医療費が平均より下。グラフから主張が読み取れない。東京はクリニックが寿司詰めなのに、平均より上。 「東京への一極集中がもたらす弊害とは?」にて、地方の人口が減ること自体は問題なのか。 農地委員会は、自分たちの利益しか考えない組織で廃止すべきとある。本当か。農地委員会がなにをどう判断しているか裏付けがない。結論は合っているかもしれないが、本書からは合っているかわからない。 面白かったのは、つぎの点。 ・金融関連。需要と供給からの分析がよかった。 ・技術革新には、プロセス・イノベーションと、プロダクト(商品)イノベーションがあり、分けて考える。 ・各国の医療制度の比較(公的保険のシェアと公的医療機関の共有シェア) ・リーマンショック後などのGDPと設備投資 ・新型コロナウイルス感染が広がる中での株価上昇の理由
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【フェルドマン教授の理科大の白熱授業!】コロナ危機の日本経済はどう変化しどう立ち向かえばいいのか。生活を向上させ不況を生き抜くための経済をわかりやすく解説する。
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