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死の教科書 の商品レビュー

3.2

10件のお客様レビュー

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2024/07/29

「もし明日、目が覚めないとしたら、それでいいのか」「今日が最後の日になるんだ」という覚悟を決めて生きる。これに尽きるのではないのかと。その他、数々の「箴言」が多くてとても参考になる。 とはいえ、当時85歳の様々な経験をした著者の「達観」を各々の年齢の読者がどのように受け止めるのか...

「もし明日、目が覚めないとしたら、それでいいのか」「今日が最後の日になるんだ」という覚悟を決めて生きる。これに尽きるのではないのかと。その他、数々の「箴言」が多くてとても参考になる。 とはいえ、当時85歳の様々な経験をした著者の「達観」を各々の年齢の読者がどのように受け止めるのか?という問題はあるのだろうが。

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2022/10/25

戦争を肌で感じた人の言うことはズッシリと重たい。問題から少し離れた視点の語り口ですが、それゆえに優しいなと思いました。

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2022/08/27

突然のロシアのウクライナ侵攻、最近の凶暴化した自然災害やコロナ禍による死者数増加などで、世界中で死がより身近になった気がする。今まで「如何に生きるか」はよく語られても「如何に死を迎えるか」が忌避されてきた傾向が強いのは、見たくない未来は想像したくない人間の弱さ。本書は「死の教科書...

突然のロシアのウクライナ侵攻、最近の凶暴化した自然災害やコロナ禍による死者数増加などで、世界中で死がより身近になった気がする。今まで「如何に生きるか」はよく語られても「如何に死を迎えるか」が忌避されてきた傾向が強いのは、見たくない未来は想像したくない人間の弱さ。本書は「死の教科書」というタイトル通り、死の心構えを読者からの質問に回答する形で考える。「死を遠ざけることで人は元気になるのではない。死を常に感じていることが、生きていく力になる」という言葉は改めて死と生が合わせ鏡だとわかります。

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2022/04/27

大切な人が自殺し、「自殺とは悪なのか」ということについてあまりにも考え過ぎていた時、大きな本屋に行って並んでいる本の中で唯一その答えがきちんと書いてある本がこれだった。他にも「葬儀は必要か」「自殺を減らすことはできるか」「大切な人の死をどう受け止めればいいか」など、そりゃあ正解な...

大切な人が自殺し、「自殺とは悪なのか」ということについてあまりにも考え過ぎていた時、大きな本屋に行って並んでいる本の中で唯一その答えがきちんと書いてある本がこれだった。他にも「葬儀は必要か」「自殺を減らすことはできるか」「大切な人の死をどう受け止めればいいか」など、そりゃあ正解なんてない質問ばかりだけど、流石は五木寛之だなという考え方と筆致で分かりやすく解いてくれる。ついつい忘れがちだけど何かのタイミングでふと思い出す「死」について。大抵忘れた頃に急に思い出されるから突然どん底に落ちたような気分になるけど、深く考えつつもネガティブになりすぎないようなこの本の教えが絶対に必要になる時が誰にでもいつか来ると思う。

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2022/03/09

五木寛之さん、初めて読みました。 死について多く語られてる方なんですね。 たまたまタイトルに惹かれて読んだのですが、死について興味のある私は、死にたいわけではなく、逆に生きたいんだ、生きる意味を見つけたいのかもと思いました。 死に対する、いろんな考えが知れて、非常に面白かったです...

五木寛之さん、初めて読みました。 死について多く語られてる方なんですね。 たまたまタイトルに惹かれて読んだのですが、死について興味のある私は、死にたいわけではなく、逆に生きたいんだ、生きる意味を見つけたいのかもと思いました。 死に対する、いろんな考えが知れて、非常に面白かったです。

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2022/01/18

はじめにー自分のことは棚にあげて 第1章 死のかたち 死の先の物語 うらやましい死に方 「死」を読む 後悔のない死に方 死と信仰 自分の死を意識する 延命治療の是非 ままならない介護と看取り 私の「理想の死に方」 死のレッスン 人生の寿命 死とは何か 第2章 死と社会 自殺の国か...

はじめにー自分のことは棚にあげて 第1章 死のかたち 死の先の物語 うらやましい死に方 「死」を読む 後悔のない死に方 死と信仰 自分の死を意識する 延命治療の是非 ままならない介護と看取り 私の「理想の死に方」 死のレッスン 人生の寿命 死とは何か 第2章 死と社会 自殺の国から 自殺を思う瞬間 子供の自殺 オートマチック化される葬儀 増えゆく孤独 死刑に値する悪は存在するか テクノロジーで蘇る死者たち 死を忘れる 多死社会ニッボン コロナ時代の生と死 愚行の世紀 第3章 大切な人の死に向き合う 喪失の悲しみを癒やす ペットロス 悲しみの涙を流さない理由 深まる喪失感 ノスタルジーのなかの故人 親という病 大切な人を亡くした悲しみ 第4章 生きることを問い直す 人生の価値 余命宜告後の生き方 先延ばしされた死 人を殺めた罪 健康寿命を延ばす養生 身体の声を聴く 生から死への移行 第5章 遺す言葉 遺書の書き方 墓を諦める日 世のために遺すこと 最後の晩餐 忘憂のための音楽 死後の行方 死という憩い 子供に伝える死の意味 令和への遺言 孤独を楽しむ 「死」は生きる力になる

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2021/04/19

五木寛之氏の人生観、健康観、死生観などはどれも読んでいて腑に落ちるものばかりで本を読むたびに大きくうなずくことが多いです。 この本もずばり「死」について語っていますが、内容は決して後ろ向きなものではなくむしろ人生を前向きに生きる為のヒントが詰まっています。 五木寛之氏のこの言...

五木寛之氏の人生観、健康観、死生観などはどれも読んでいて腑に落ちるものばかりで本を読むたびに大きくうなずくことが多いです。 この本もずばり「死」について語っていますが、内容は決して後ろ向きなものではなくむしろ人生を前向きに生きる為のヒントが詰まっています。 五木寛之氏のこの言葉がすべてを語っています。 「死を遠ざけることで人は元気になるのではない 死を常に感じることが、生きていく力になる」 明日死んでも悔いがない、そして今日もせいいっぱい生きたと言える日々をおくれるように人生を歩んでいきたいですね。

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2020/11/07

五木寛之 著「死の教科書」、心が晴れる48のヒント、2020.9発行。新型コロナウィルスのパンデミック、人間と人間の関係が変わる。変わるものと変わらないもの。ソーシャルディスタンスとヒューマンディスタンス。死のかたち、死と社会、大切な人の死に向き合う、生きることを問い直す、遺す言...

五木寛之 著「死の教科書」、心が晴れる48のヒント、2020.9発行。新型コロナウィルスのパンデミック、人間と人間の関係が変わる。変わるものと変わらないもの。ソーシャルディスタンスとヒューマンディスタンス。死のかたち、死と社会、大切な人の死に向き合う、生きることを問い直す、遺す言葉 の5つの章立てです。

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2020/09/22

1問答3~5ページ、全部で48の問答集。タイトルが「確かに」と印象が残る内容。死に対する作者のストレートな考えが伝わっくる。 延命処置の内容が一番に残る。本人の意思に反しての延命の行為は…。世間がそんなに大切なものなのか?私もそう思う。死とは違った面も考えさせられた。

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2021/03/27

人は誰もが「大河の一滴」である。病気、災害、喪失の悲しみ、事故、自殺、生と死の恐れを鎮める48の問答集 《死を身近に感じ、心が晴れる》 第1章 死のかたち “ゆるやか自殺” 第2章 死と社会 第3章 大切な人の死に向き合う 第4章 生きることを問い直す 第5章 遺す言葉 ...

人は誰もが「大河の一滴」である。病気、災害、喪失の悲しみ、事故、自殺、生と死の恐れを鎮める48の問答集 《死を身近に感じ、心が晴れる》 第1章 死のかたち “ゆるやか自殺” 第2章 死と社会 第3章 大切な人の死に向き合う 第4章 生きることを問い直す 第5章 遺す言葉 人類の平均寿命は延び「人生100年時代」とまで言われるようになった21世紀。生きることを謳歌する半面、私たちは死の問題を棚上げにしてきたのではないだろうか交通事故や新型コロナウイルスなどの疫病を含む病気、年々増加する自然災害終わりのない戦争への不安。本来私たちの日常は常に死と隣り合わせにある。死を身近なものとして付き合っていくためにはどうすべきか生と死のあり方を考える五木寛之による48問答集

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