人工知能のアーキテクトたち の商品レビュー
人工知能に関する最先端の研究状況がスナップショットで理解できる。AGIの実現に関するタイムラインが、専門家によって異なっているのが面白い。
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23人のAIリーダーたちがインタビュー形式で考えを述べる.広く浅くという感じはするが,AIがどういう方向に進むのか(進むと思われているのか)を複数の観点で理解するのに良い本である. 読み終わるのに2年もかかってしまった.分厚い本なので,自宅でしか読めなかったからである. 訳者が言...
23人のAIリーダーたちがインタビュー形式で考えを述べる.広く浅くという感じはするが,AIがどういう方向に進むのか(進むと思われているのか)を複数の観点で理解するのに良い本である. 読み終わるのに2年もかかってしまった.分厚い本なので,自宅でしか読めなかったからである. 訳者が言うように,日本の大家(甘利俊一,福島邦彦)が抜けている.世界的に見ても,ヨーロッパ系の研究者(Teuvo Kohonen,Erikki Oja,Karl Friston),米国でもRalf Linskerが入っていない.
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人間は三次元的な世界観の文脈で画像を解釈 立体視能力と三次元の中で動き回っているため 深層学習 ニューラルネットワーク4層以上を深層と呼ぶ 誤差逆伝播法 ネットワーク全体を適切化するためにニューロンをどう変更すればよいか計算 効果を「測定」するのではなく、効果を「計算」する カナダでは子供向けの広告は禁止されている 子供は教師なし的方法で学習している 次を予測する 近年のAI 過去のブレークスルー+現代の工学的手法+大規模のデータセット+最新のハード AGI 汎用人工知能 言語理解能力がブレークスルーになる
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2018年10月から仕事で深層学習関連の仕事を始めた、割とライトな深層学習エンジニアです。 ジェフリー・ヒントン、ヨシュア・ベンジオ、ヤン・ルカン、アンドリュー・エン、フェイフェイ・リー、デミス・ハサビス、ジェフ・ディーンと言った、深層学習界隈の有名人によるインタビューがとにかく面白い!!ただ、この本の醍醐味は、これら深層学習支持派だけの意見ではなく、旧来のAI(シンボリックAIや統計的AI)を支持する立場の人の意見も知る事が出来る点にあるのかなと感じました。 また、この本でインタビューに答えた大多数の人物たちが口にした、「自分の意見はされおき、こうした議論について考えて続ける人がいるのは大変良いことだ」といったニュアンスの答え方が非常にスマートで、参考になりました。またそれと共に、多くの第一人者がそういったスマートな言い回しをする中、誰もが認める深層学習界隈のトップであり、これまでずっと旧来のAI派たちに「それは方法として間違っている」と言われ続けてきたジェフリー・ヒントンさんだからこそ許される、余りスマートでは無い言い回しも心に響きました。 深層学習界隈の有名人によるインタビュー記事以外で言うと、確率的な推論の大御所であり、ベイジアンネットワークの提唱者として有名なジュディア・パールさんは絶対に抑えておくべきだと思います。また、MITのジョシュア・テネンバウムさんによる話は非常に面白く、ジェフリー・ヒントンさんは否定していましたが、深層学習の次に来るのは深層学習と旧来のAIの融合では無いかと私は強く感じました。その他、研究者というよりは発明家だと思いますが、レイ・カーツワイルさんの話はやはり面白いですし、マッキンゼーのジェイムズ・マニカさんによる分析も、非常に視野が広く面白かったです。 索引を除いて660ページもあるので、深層学習を学び始めたばかりの人におススメかと言われるとちょっと違うかなとも思います。ただ、深層学習に関するある程度の知見があり、かつ、深層学習以外も含めた人工知能業界全体を俯瞰したい人であれば読んでおいて損は無い名著だと思います。この本のページ数に圧倒された方は、まずはジェフリー・ヒントン、ヨシュア・ベンジオ、ヤン・ルカンの3人と、ジュディア・パール、ジョシュア・テネンバウムのインタビュー記事から読んでみると良いかもです。
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貴重なインタビューだけど各研究者が言っている言葉の定義が違うと思う 定義を統一するのも難しいし 標準化して比較できるのかな AGIが出来たあとに矛盾した人間の思考の標準化とかに取り組むのかな
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