天使の牙 新装版(下) の商品レビュー
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下巻は上巻を凌ぐ面白さだった。 元女刑事の河野明日香は脳移植により、君国の愛人の体を持つ、「アスカ」となった。 元恋人の「仁王」と呼ばれる大男の古芳刑事。古芳は、河野明日香の脳移植の事実を知らない。河野明日香は君国に依って殺害されたと思っている。 麻薬組織「クライン」のボス、君国との闘いが始まる。 そこへ仁王の、幼馴染の刑事「金村」が参戦する。 金村の妻は妊婦であったが、クラインの非情の殺し屋「神」にナイフで殺害される。 君国の傘下の暴力団と身辺の護衛の者、そして殺し屋「神」が、仁王達の前に立ち塞がる。 復習の鬼と成った古芳と金村が、君国が居る傘下の暴力団の別荘(要塞)に襲撃をかける。「アスカ」も囚われている。 立ち塞がる傘下の暴力団、直属の護衛や殺し屋との闘いの火蓋は切られた。 下巻の後半の三分の一は、別荘での死闘の展開だ。ページをめくる手が止まらない。頭に浮かぶ映像は、手に汗握る映画のクライマックスシーンの連続だった。 「天使の牙」は大変面白かった。天使シリーズの次巻「天使の爪」も期待大だ。
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犯罪組織「クライン」の独裁者・君国の愛人はつみの身体と、女性刑事明日香の精神を持つ「アスカ」。決死の囮を演じる彼女に対し、組織は警察内部の通報者を使い、次々と殺戮の罠を仕掛けてくる。アスカを守るのは、明日香の元恋人・仁王こと古芳ただひとり。だが、古芳ははつみの体に宿るのが明日香であることを知らない。一方、アスカは古芳が組織の内通者である疑いを捨てきれない。不協和音が生じた二人にさらなる刺客が……。 感動と興奮を呼ぶエンターテインメントの真髄。 疾走感のある物語の展開で読み抜ける楽しみがあった。アクション映画の小説版という感じだった。
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20年以上前のハードボイルド 2時間ドラマの脚本のような作品であった 設定も陳腐で内容もひどい 読むのがつらかった
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めっちゃくちゃ面白かった!!大好きな格闘シーンもたくさんある中で、最後はきちんと締めくくる。スカッとした。 続編は結構分厚いらしいけど、そんなの知らん。絶対読むぞ、待ってなさい。
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おもしろかった!最後は一気に読み進めた。 ありえない話だけれども読んでしまう。戦闘シーンは文章でなんとなく想像しながら読んだ!最後はどうなるのかなと思ったけどいい最後だった!あとがきを読んで続きがあることを知って読もうと思います。
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大沢氏の本はしおりはさんだところが後半になるのがわかると、あー終わっちゃうーってなる。 コロナ年の新装版、読み終わって余韻に浸りつつ解説読んで、続編あること知ってよっしゃ!ってなる。 旅に出れないコロナ2年目、ステイホームしつつ自宅で本の世界へトリップ!
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母から借りた本 ・ 上巻で犯罪組織の独裁者、君国の愛人はつみを保護する任務についた明日香ははつみと共に襲撃される はつみは脳を、明日香は身体を激しく損傷し、はつみの身体に明日香の脳が移植される 明日香は瀕死の重体から目覚め、その事実を知る 明日香は囮となり、元恋人と巨大な犯罪...
母から借りた本 ・ 上巻で犯罪組織の独裁者、君国の愛人はつみを保護する任務についた明日香ははつみと共に襲撃される はつみは脳を、明日香は身体を激しく損傷し、はつみの身体に明日香の脳が移植される 明日香は瀕死の重体から目覚め、その事実を知る 明日香は囮となり、元恋人と巨大な犯罪組織に立ち向かう ・ 設定はファンタジーですよねー 目覚めたらビックリするほど美しい女性に生まれ変わってるなんて! 現実にそんなこと起きたら喜んでる場合じゃないんでしょうが 明日香の元恋人、仁王ははつみの身体に明日香の脳が宿っていることを知らないので、見た目は自分の恋人の仇だけど、中身は恋人という厄介な状態に… 設定はファンタジーだけど、さすが大沢在昌さんだけあり、しっかりハードボイルドです ・ 17年前に映画化されてますね 明日香の元恋人、無口で屈強な大男を大沢たかおさんが演じてるんですね ちょっとイメージじゃないけど… それにしても、大沢たかおさんは最近ではキングダムの王騎役が記憶に新しいですが、屈強な大男役を演じること多いんですね
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