つなぎ続ける心と力 の商品レビュー
中継ぎ専門の投手として14年目のシーズンを迎える宮西。プロ野球選手の書いた本は,自分の生い立ちを中心としたものが多いが,この本はまったく違い,宮西が工夫の結果見出した投球術,コンディショニング,トレーニングについて詳しく書いている。ファイターズの今の課題も。
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毎年50試合以上投げ続ける精神力に興味があって購入したが、とても参考になった。 仕事で失敗した時、上手くいかない時はこの本を思い出して対処していきたい
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※このレビューにはネタバレを含みます
北海道日本ハムで中継ぎ投手として活躍し、ホールドの世界記録も持つ宮西尚生選手の野球観や半生などを赤裸々に語った一冊。 ストレートとスライダーというほぼ2つの球種だけで球界屈指の中継ぎとしてチームを支える宮西選手の投球に対するこだわりや中継ぎに対する想いやマウンドでの投球のテンポ、登板日の過ごし方やオフでのトレーニングなど宮西選手の野球観について深く知ることができました。 常に抑えなければいけないという場面で年間50試合近く投げることを10年以上続けてきた宮西投手にとって1試合、1打席、1球と全てに重みがあり、チームの勝利のために賭ける思いを本書では随所に感じることができ非常に刺激を受けました。 日々抑えるためのメンタルの保ち方やチームメイトからの信頼など300以上のホールドを挙げた裏側には個人の努力はもちろん、チームメイトやコーチ、監督の協力もあったことも感じました。 また、極度の冷え性であることや人間観察を行うことなど野球面以外の人となりや幼少時代から高校時代や大学時代の野球との向き合い方も知ることができました。 自身との野球や中継ぎとしてのリリーフへの想い、チームメイトへの思いなどを存分に本書では語られており宮西選手の魅力をたっぷりと感じることができました。 使えないと言われたルーキー時代から13年間の現役生活をリリーフ一本として活躍し、オールスター出場やホールドのタイトルを何度も受賞したりとリリーフの地位向上に一役買った選手であることは間違いないと感じました。 50試合登板の連続記録や2023年の新球場でのプレイなどまだまだ現役としてどれだけの活躍をしてくれるか楽しみになるとともに今後チームにどのような形で貢献していくかも楽しみになる一冊でした。
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