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ぴりりと可楽! の商品レビュー

4.4

5件のお客様レビュー

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2022/09/24

三笑亭可楽、林家正蔵、三遊亭円生誕生秘話。歴史に忠実ながら、そのストーリー展開のテンポの良さは、ピリリと胸に刺さる。可楽のお陰で、現代の江戸落語があると思うと、感謝ひとしきり。

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2020/12/24

江戸っ子が主人公なので、 語り口は軽いけれど、 内容は予想以上に硬派。 ファーストペンギンがいるから、今がある。 東京落語の原点はここかぁ。

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2020/11/28

三笑亭可楽という実在の人物を題材にしたフィクション。 よくまとまっていて面白い。林屋、三遊亭の由来まで(本当かどうかは分からないが)語られていて興味深かった。

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2020/11/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

江戸落語を世に広めた三笑亭可楽の話。 修行の旅に出て、いろんなことを発見して、成長していく姿が期待を裏切らなくて嬉しくなる。 娯楽は禁止の世の中で、人々を説得していく様子は爽快。 左団次がめっちゃかっこいい。 又五郎が 「いつかやらなきゃならねえって勝負のときが、今、来たんだよ。(略)こういうおいらはおかしいか?」(p191) って聞いた時、 「男子の本懐でござる」 って答えたのがすごくかっこよく見えた。

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2020/09/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

史実に基づいた作品。 寛政10年、白河の〜と称される松平定信が老中をやめた頃。 ここに一人の後に、江戸落語の礎を築いた「又五郎」がいた。櫛職人の名人源兵衛親方の厳しい修行を9年続けていた。 まだ江戸には、金を取って落とし噺をする場所はなかった。 旦那衆の粋な趣味としての集いであった。 ある時、大阪から芸人が興行に来る。 そこで、又五郎たち若い衆が大阪に負けてられぬと、興行をするも全然受けずにたった五日で終える。 又五郎は、親方の娘に葉っぱをかけられたこともあって、修行の旅に。。。。。 時の「笑い」「滑稽」「洒脱」を切磋琢磨した芸人達。場所によって笑いも変わる。真似だけでなく独自の笑いを目指す又五郎。 ある時水戸藩家老と出会い、認められ江戸へ凱旋。 と、簡単な筋はこんなだが、物語の中にもあるように、なんでも新しいことは「馬鹿」がつくる! 笑いの馬鹿が、作り上げる新しい文化! 三笑亭可楽、林家正蔵、三遊亭円生がここに生まれた。 実に楽しく、時代小説の新しい切り口!

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