美術解剖学とは何か の商品レビュー
装丁の絵の美しさに惹かれて手にした本。 タイトルにある「美術解剖学」は芸術と医学の間にある学問だという。そんな美術解剖学について、著者の実体験、解剖からみる人体の構造、美術解剖学の歴史等を纏めた一冊。 著者は、高校卒業後、服飾デザインに興味を持ち専門学校へ進む。カリキュラムの中に...
装丁の絵の美しさに惹かれて手にした本。 タイトルにある「美術解剖学」は芸術と医学の間にある学問だという。そんな美術解剖学について、著者の実体験、解剖からみる人体の構造、美術解剖学の歴史等を纏めた一冊。 著者は、高校卒業後、服飾デザインに興味を持ち専門学校へ進む。カリキュラムの中にて東京藝大の教授による「服飾解剖学」を受講し、衣服の制作には人体の構造を知ることが必要と考えるようになる。専門学校を卒業後、2浪して東京藝大デザイン科に進む。それから美術解剖学研究室のある大学院へ。ギリシア美術史にも興味を持ち、解剖の図案制作や資料収集を重ねる。人体の解剖についてより深く学ぶ為、大学院卒業後は医学部の大学院(順天堂大学)に進学。経歴だけてもなんとも凄い人である。 美術史から見る観点は、沢山の図案もあり興味深かったが、医学的な記述は私には情報過多で難しい内容だった。
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