学芸員・西紋寺唱真の呪術蒐集録 の商品レビュー
非常に運が悪い主人公が実習に向かった場所にいたのは 見た目だけは素晴らしい学芸員。 性格は、いつもの通りというべきか。 上から目線の人と、単純で鈍くさい感じの主人公。 学芸員になるための実習って大変なのかと思いきや 当然(?)ここだけが変、という話でした。 最後の話の展開には...
非常に運が悪い主人公が実習に向かった場所にいたのは 見た目だけは素晴らしい学芸員。 性格は、いつもの通りというべきか。 上から目線の人と、単純で鈍くさい感じの主人公。 学芸員になるための実習って大変なのかと思いきや 当然(?)ここだけが変、という話でした。 最後の話の展開には驚きでしたが、納得、です。 生活パターン、把握されたら恐ろしいです。
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「丑の刻参りの藁人形」 夜な夜な釘を打ち付ける。 実際に全ての道具などを揃えてやるぐらいなら、その執念を別のものに変えられたら楽だろうな。 誰が言い出したのか分からないが、何かしら願った事が叶った結果なのだろうな。 「獣人型有孔木製人形」 誰にも見せず可愛がるは。 怪しげな人形...
「丑の刻参りの藁人形」 夜な夜な釘を打ち付ける。 実際に全ての道具などを揃えてやるぐらいなら、その執念を別のものに変えられたら楽だろうな。 誰が言い出したのか分からないが、何かしら願った事が叶った結果なのだろうな。 「獣人型有孔木製人形」 誰にも見せず可愛がるは。 怪しげな人形の様なものを一人で人目を気にして触っていたら、誰でも呪具と勘違いしそうだな。 口頭で教えられる事ほど、詐称しやすいものは無く簡単に信じてはいけないよな。 「鬼の頭骨」 誰が見ても偽物と分かる。 一瞬で見抜ける程の完成度であるのなら、一般人が見ても直ぐに見抜かれてしまうのではないか。 伝えれる方法があるのに、嘘の情報を伝えていくことは約束といえど違うのでは。 「呪術師の祭壇」 自らの力を目の前で発動。 結局どんな仕掛けで身体を蝕む事が出来たのか、簡単に発揮出来る呪いなんて怖すぎやしないか。 あの言い分を聞いている限り、研究を続ければ辿り着くことが出来るのだろうか。
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学芸員を目指す宇河琴美は実習をアンティーク博物館の学芸員の西紋寺のもとで行うことになったが、この西紋寺はイケメンだが呪術を研究する慇懃無礼のとんでもない変人だった。呪術を研究しているというのがユニークだ。丑の刻参りやオシロサマ、ヒルコ講などに関わるいろんな事件に巻き込まれるが、け...
学芸員を目指す宇河琴美は実習をアンティーク博物館の学芸員の西紋寺のもとで行うことになったが、この西紋寺はイケメンだが呪術を研究する慇懃無礼のとんでもない変人だった。呪術を研究しているというのがユニークだ。丑の刻参りやオシロサマ、ヒルコ講などに関わるいろんな事件に巻き込まれるが、けっこうこれが民俗学的な興味を惹かれて面白い。西紋寺と琴美の師弟関係がいい感じになっていくのもいい。気楽に読める。
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学芸員ですが、博物館や美術館にいるような学芸員らしいエピソードはあまりない感じ。どちらかというと研究者視点のお話ですね。 あくまで現実的な視点で呪術を扱うといのは面白い。呪いなんて存在しないといいつつ実践する。いいキャラです。
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ちょうど某博物館の呪いに関する展示の本を読んでから日が浅かったので、博物館+呪いの組み合わせの物語に運命的なものを感じた。 そこで仕入れた知識も無論作中に登場してくるので、読んでいてニヤニヤしてしまった。 今回の話は妖や呪いという超常現象が「実在」する世界線かどうか気になっていたが、『絶対城先輩』シリーズに近かった気はする。 基本存在しないけれど、最後の最後であるかもしれないと思わせてくれる匙加減にしびれた。 西紋寺さんの変人っぷりは凄かったが。 丁寧な口調だけど、言っていることが色々とヤバイ。 蘊蓄が長いのは某先輩と同じだけど、ヤバさはこちらの方が上だろう。 鎌倉に安倍晴明ゆかりの地があるというのも知らなくて面白かったし、最後の呪いの種明かしもユニークで面白かった。 無意味だけど意味のある呪いの世界、奥が深いのである。
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面白かったんですが、西紋寺のキャラが絶対城先輩に被るんですよ。 人間関係も似ていて、呪術という面白いテーマがもったいない! 続きがありそうなので、その辺りを工夫して貰えると、もっと楽しんで読めそうです。
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