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汚名(下) の商品レビュー

4.2

18件のお客様レビュー

  1. 5つ

    7

  2. 4つ

    9

  3. 3つ

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2023/02/12

久しぶりに読んだボッシュ。やっぱりスゴくおもしろくて、ずっと読んでいたくなる。下巻はあっという間に終わってしまった感じ。 設定がしっかりしているので、前作、いやもっと以前の細かい事柄をおさらいしたくなってしまって、実際、上巻の途中で前作を読み直してしまった。 でも、マディが大学...

久しぶりに読んだボッシュ。やっぱりスゴくおもしろくて、ずっと読んでいたくなる。下巻はあっという間に終わってしまった感じ。 設定がしっかりしているので、前作、いやもっと以前の細かい事柄をおさらいしたくなってしまって、実際、上巻の途中で前作を読み直してしまった。 でも、マディが大学生。そりゃボッシュも歳を取って丸くなるよね。エドガーといた頃の尖った感じとは明らかに違う円熟味。それはそれで少し淋しいかな。

Posted byブクログ

2023/02/01

ハリー・ボッシュ・シリーズ20作目後半。 ロス市警を退職後、サンフェルナンドで予備刑事となり、次々に未解決事件を解決していたボッシュ。 30年前にボッシュが逮捕した死刑囚が、冤罪であったという証拠が新たに現れる。 当時、ボッシュが捏造したと疑われ‥? (ありえない、って!) ...

ハリー・ボッシュ・シリーズ20作目後半。 ロス市警を退職後、サンフェルナンドで予備刑事となり、次々に未解決事件を解決していたボッシュ。 30年前にボッシュが逮捕した死刑囚が、冤罪であったという証拠が新たに現れる。 当時、ボッシュが捏造したと疑われ‥? (ありえない、って!) 一方、サンフェルナンド市警の管轄内でも事件が。 ボッシュは、潜入捜査に赴くことになります。 制約がありつつも腕を活かしていたボッシュ。 ロスでは犯罪者には有名だから潜入捜査などできなかったが、痩せた風貌でやや老いてきた今は、適役らしい? 捜査途中で出会った中毒患者に対しても、これまでとはやや違った対応を見せる。 といった変化を含みつつ、最後はカッコいい。 さすが! ミッキー・ハラーも彼らしい活躍を見せますが、ボッシュにはかなわない。 危機を思いっきり跳ね返す、熱くなる結末でした。

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2022/07/30

ハリーとミッキーは素晴らしい法廷闘争を制した。そこまでは最高の作品だ。 しかし勝ち取ったお祝いの席で恩人と仲違いしジャンキーの女にのめり込み、脈絡の無い失踪事件にのめり込み管轄外の事件にまで横槍を入れようとする。 モウロクジイサンだな。 一気に以降の作品を読む気が無くなった。

Posted byブクログ

2022/07/23

ページターナーぶりは相変わらず。盛り上がる反面カタルシスが足りない感じだけど、著者らしい苦いラスト。

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2022/03/27
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※このレビューにはネタバレを含みます

感想は下巻でと書いたのにすっかり忘れていた。 そうかボッシュは65歳になったのか。 アマプラで観るようになって読み始めたシリーズだけど、いつか終わる時がくるのだろうか? まだまだ読んでみたいシリーズ。 作品紹介・あらすじ 当代最高のハードボイルド作品と言われる、ハリー・ボッシュ・シリーズの邦訳最新刊! ボッシュ刑事物の最新作は、前作『訣別』同様、ボッシュに関わるふたつの事件を平行して描く。ボッシュが陥る二種類の危機(潜入捜査における現実的な死の危険と、捜査官としての名誉が汚される危機)を迫力たっぷりに描きだし、またしても抜群のページターナーに仕上がっている。特に前者の潜入捜査では、何度も死の危険に襲われ、シリーズ中”ボッシュ最大の危機”を描いたと言っても過言ではない。  原著題名のTwo Kinds of Truth(二種類の真実)とは、かつての同僚たちからも証拠捏造を疑われた際のボッシュの心情に関するくだり(「ボッシュは、この世には二種類の真実があると知っていた。ひとつは、ひとりの人間の人生と使命に関して、けっして変わらぬ原則である真実。もうひとつは、政治家やペテン師や、悪徳弁護士とその顧客たちの、目的に適うように折り曲げ、加工できる柔軟な真実」)に出てくるもの。 【上下・全二巻】

Posted byブクログ

2021/05/21

Amazon prime の「BOSCH」シーズン6の原作小説(今回はいつもの詳細な解説がないのでちょっと不明)。 すでに映像で観てるにも関わらず、期待を上回る面白さ。ドラマではボッシュの心の動きまでよ〜く理解でき、より深く楽しめた。 それにしても上下巻とはいえ活字も大きく、それ...

Amazon prime の「BOSCH」シーズン6の原作小説(今回はいつもの詳細な解説がないのでちょっと不明)。 すでに映像で観てるにも関わらず、期待を上回る面白さ。ドラマではボッシュの心の動きまでよ〜く理解でき、より深く楽しめた。 それにしても上下巻とはいえ活字も大きく、それほどボリュームがあるわけではないのに、中身の濃いストーリー展開と魅力的なキャラクターたち。 長くて暗くてなかなか話が進まない凡百のミステリー小説たちには見習ってもらいたい。 4.8

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2021/02/05
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※このレビューにはネタバレを含みます

ハリーボッシュシリーズの最新作。過去の事件と現在の事件二つの事件が同時に進行する。65歳のハリーが潜入捜査員となって、ハラハラドキドキ。30年前の事件は法廷へ。今回も身内からの犯罪を暴く。前作もそうだったような。

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2020/11/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

Amazonプライムビデオオリジナルに、このシリーズを映像化した『BOSCH』があるんですが、この作品は、その『BOSCH』のシーズン5の原作の一つになっています。どうりで、どこかで聞いた話だと思った。 書籍上のボッシュは、LAPDと別れSFPD(サンフェルナンデス市警)で非常勤の刑事を務めています。昔の相棒のジェリーもとうの昔にLAPDを去り、州の薬事局に勤めているんですが、それがボッシュの潜入捜査への切っ掛けにもなっています。 Amazonの『BOSCH』と、書籍のボッシュシリーズの二つの世界があって、ちょっとアレですが、どちらも面白いです。

Posted byブクログ

2020/11/04

出れば必ず読むボッシュシリーズ。ボッシュは60歳をこえ、ロス市警を離れてほとんどボランティアみたいな形で小さな市の警察業務に関わっている。思えばずいぶん長いことボッシュを見てきたんだなあと、ちょっと感慨深い。いつ頃からか作品の雰囲気が初期とは違ってきたけれど、それもまた良し、と思...

出れば必ず読むボッシュシリーズ。ボッシュは60歳をこえ、ロス市警を離れてほとんどボランティアみたいな形で小さな市の警察業務に関わっている。思えばずいぶん長いことボッシュを見てきたんだなあと、ちょっと感慨深い。いつ頃からか作品の雰囲気が初期とは違ってきたけれど、それもまた良し、と思う。 ロスのような大きな舞台ではなくても、事件はやっぱり結構派手だ。ボッシュが直面する難題は二つあり、一つは薬物絡みの犯罪への潜入捜査、もう一つは思いがけず自身にかけられた汚名をそそぐこと。この二件が同時進行していくが、ややこしく錯綜したりはせず、とても読みやすい。長篇をだれることなく読ませるところが、さすがコナリー。 このシリーズでは、犯人が捕まり(あるいは死に)正義が行われて万々歳!という終わり方にはほぼならない。犯罪を追う過程で、真相をつかみ犯人と対峙する場で、またその後の法廷で、ボッシュは常に「正義」というものについて考え、苦悩する。力をふりしぼり犯罪を追う努力をいくら重ねても、闇から湧き出てくるように非道な犯罪は絶えることがない。その多くは社会の構造に深く根ざしていて、読んでいる側もボッシュと共に徒労感にとらえられてしまう。それでも、時に深く傷つきながら、目の前の名もない被害者に正義をもたらしたいと奮闘する姿が、好きだ。 ボッシュの異母兄弟ハラーが本作でも登場して、重要な役割を果たす。駆け引きに長けた辣腕弁護士であるハラーと対比することで、ボッシュの不器用とも言える生き方がよりくっきりと浮かび上がってくる。今回は、ボッシュを理解し信頼を寄せる脇役陣がちょっぴり多めで、結構嬉しかったです。

Posted byブクログ

2020/10/28

ひっどい事件ですけど、文体が軽妙なので、スラスラ読めました。サスペンスであり法廷ものでもあって、二度楽しめました。いつもながら法廷における判事の口調が素晴らしくて惚れ惚れします。これには続きがあるようですね。楽しみです。

Posted byブクログ