ロボジョ! の商品レビュー
ストーリーを追いながら、知財について学べるという斬新な小説。 いやーよくこんなアイデア思いついたなぁと思いました。単純に小説としても面白かったですし、ラストにさらに詳しいコラムがあるのも感心しました。 知財以外も、こういう専門性のあってストーリーが面白い小説が出るといいですね。
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これは「知財の概略を捉えるもの」と定義づければアリな本だと思う。 こまかな注釈も記載されているので、用語についても理解しやすい。 「知的財産の勉強をし始めた」という人は、説明本を読んでもなかなかピンと来ない点を、こういう小説方式で実例(もちろんフィクションであるが)を基にして解説...
これは「知財の概略を捉えるもの」と定義づければアリな本だと思う。 こまかな注釈も記載されているので、用語についても理解しやすい。 「知的財産の勉強をし始めた」という人は、説明本を読んでもなかなかピンと来ない点を、こういう小説方式で実例(もちろんフィクションであるが)を基にして解説してくれるとイメージがしやすいだろう。 当然に著者もそういうことを目指して本書を執筆したのだろうから、一定の成果はあったと言えるのではないだろうか。 そういう事情で主旨が「知財を理解してもらう」という方向性なのだから、小説としての体裁は求めても厳しいものがある。 この辺のバランスは非常に難しい点であるが、小説のクオリティを上げると、知財の出番は二の次になる。 そう考えると、そもそもの両立が難しいのだから、これはこれで好いとしていいのかもしれない。 (2021/4/17)
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