京都寺町三条のホームズ(15) の商品レビュー
ニューヨークでの出来事が疎かに面白すぎて一気に読み終わり、今回は小説家が書いた作品を読者も最初から最後まで読まなくてはいけないのか……と、少し拍子抜けで読み進めるまでに時間がかかったけど、物語に入ってしまえばあっという間。 清貴と秋人の性格はそのままで、時代や生活、他の人物の仕...
ニューヨークでの出来事が疎かに面白すぎて一気に読み終わり、今回は小説家が書いた作品を読者も最初から最後まで読まなくてはいけないのか……と、少し拍子抜けで読み進めるまでに時間がかかったけど、物語に入ってしまえばあっという間。 清貴と秋人の性格はそのままで、時代や生活、他の人物の仕事が違うってだけで本編読んでるのとさほど違いのない感覚で面白かった。 事件も起きて、犯人の意外性もあったりしてこれはこれで面白い。葵が出ていないと責めるホームズにはドン引きだけど……笑
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内容(ブックデータベースより) ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。 くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。 昭和初期が舞...
内容(ブックデータベースより) ニューヨークから戻ってきた清貴と葵。再び、『蔵』での日常に戻った二人の前に、以前、吉田山荘で事件を殺人未遂を事件を解決した相笠くりすが現れる。 くりすは、清貴をモデルにした『華麗なる一族の悲劇』という小説を読んでほしいと持ってきた。 昭和初期が舞台のその物語の意外な結末とは…。 大人気シリーズ、15弾! 令和6年3月5日~9日
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今作はパスティーシュ、それもエラリー・クイーンのパスティーシュである。 清貴をモデルにした探偵が登場する『華麗なる一族の悲劇』とは? 本作はパスティーシュだし、あくまでもキャラミスであるため、ライトに描かれている。楽しい巻だった。
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物語の中に物語。私の表現が下手ですね。 清貴と秋人をモデルにした小説、『華麗なる一族の悲劇』を相笠くりすが執筆する。『京都寺町三条のホームズ』という小説の中で取り上げられる小説だからこそ、コナン・ドイルだと思ったけど、まさかのエラリー・クイーン。でも、好きな作品がテーマにされてい...
物語の中に物語。私の表現が下手ですね。 清貴と秋人をモデルにした小説、『華麗なる一族の悲劇』を相笠くりすが執筆する。『京都寺町三条のホームズ』という小説の中で取り上げられる小説だからこそ、コナン・ドイルだと思ったけど、まさかのエラリー・クイーン。でも、好きな作品がテーマにされていたし、読みながらあれ?読んだ事あるなと思ったけど、先生の後書きで間違ってなかったなと気づけて嬉しくなった。 葵が陶芸にチャレンジすることで得られる考え方だったり気付きが、円生や清貴の助けになっていて、私自身も気付かされることが多々あった。 全体的に落ち着ける話でした。
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市片喜助の恋愛の行方と相笠くりす作劇中劇。香織と春彦は恋愛に進むのか、それともこのまま友情なのか。喜助は自分が結婚しても都合のいい関係が続くと思ってたなら現実の歌舞伎役者と同じで女を舐めた考え。劇中劇面白かった、葵が登場しなかったのは清貴と同じく少し残念だけどくりす先生の言うとお...
市片喜助の恋愛の行方と相笠くりす作劇中劇。香織と春彦は恋愛に進むのか、それともこのまま友情なのか。喜助は自分が結婚しても都合のいい関係が続くと思ってたなら現実の歌舞伎役者と同じで女を舐めた考え。劇中劇面白かった、葵が登場しなかったのは清貴と同じく少し残念だけどくりす先生の言うとおり探偵役のイメージを壊す気も・・・。清貴の葵ラブは悪化の一途(笑)円生の展覧会もこれから楽しみだ。
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あとがきにもありますが、今回はほっこり回ということで、ほっこり読めました。ほっこりしたけど、話としては進展がないので、寂しい感じです。
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劇中劇という形式で書かれたバージョン。 劇中劇の時代設定は、昭和初期という事ですが、意外にしっくり来ているww。ホームズは、葵が出てこないって怒ってたけどww
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シリーズ15作目。 今回は、以前本編に出てきた作家の相笠くりすがホームズを主人公にして書いた作品、という設定の番外編。 なぜわざわざ劇中劇に?と思ったけど、のほほんとした本編では絶対に起こらないような壮大なミステリーだったので、納得。エラリー・クイーンの『Yの悲劇』へのオマー...
シリーズ15作目。 今回は、以前本編に出てきた作家の相笠くりすがホームズを主人公にして書いた作品、という設定の番外編。 なぜわざわざ劇中劇に?と思ったけど、のほほんとした本編では絶対に起こらないような壮大なミステリーだったので、納得。エラリー・クイーンの『Yの悲劇』へのオマージュということだけど、私は『Yの悲劇』を読んだことがないので、どこが似ていてどこが違うのかなどもわからず、先入観なく純粋に楽しめました。 本編のキャラクターは、ホームズと秋人、その兄の冬彦(本編にはあまり出てこない)の3人しか出てこず、葵ちゃんは出てこなくて残念。と思っていたら、劇中劇の後、ホームズが感想を言うシーンでそのことがしっかりオチに使われていて、面白かったです。
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ホームズのコート=インバネス・コート。 本に何回も出てきたので、この単語、ようやく覚えられるかも。 一休みな内容だったけど、陶芸とか、展覧会とか相笠先生とか、次の巻のキーワード的なものがでてくるので、順番守った方が良いです。 私の中では、このシリーズはすっかり恋愛小説枠になってし...
ホームズのコート=インバネス・コート。 本に何回も出てきたので、この単語、ようやく覚えられるかも。 一休みな内容だったけど、陶芸とか、展覧会とか相笠先生とか、次の巻のキーワード的なものがでてくるので、順番守った方が良いです。 私の中では、このシリーズはすっかり恋愛小説枠になってしまいました。時々博物館学。時々京都。
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前作が前後編だったので、幕間的な話でした。 劇中劇では変わらず清貴の腹黒さが描かれていて違和感なく読めました。 鑑定士としてのミステリーはほぼなく残念でしたが、円生との新たな関係性がスタートし、今後も楽しみです。もう15段なんですね。
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