寝台特急「ゆうづる」の女 新装版 の商品レビュー
西村さんの書いたものの中でもかなり好きです。ホテルが個人情報を教えるか!と思うところあるけど、これは平成初期の作品。
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〇悪人は誰だ?スピード感のある展開にあなたもページを繰る手が止まらない 青函連絡船廃止前に乗りたいと思った新井は、「ゆうづる5号」で青森まで行くことに。二人用個室を一人で使おうと思ったら、謎の美女・笠井が一緒に乗ることを提案。その提案を受け入れた新井は、乗車後も懇ろになりたいと...
〇悪人は誰だ?スピード感のある展開にあなたもページを繰る手が止まらない 青函連絡船廃止前に乗りたいと思った新井は、「ゆうづる5号」で青森まで行くことに。二人用個室を一人で使おうと思ったら、謎の美女・笠井が一緒に乗ることを提案。その提案を受け入れた新井は、乗車後も懇ろになりたいという一心で話をする。眠ってしまった新井が、ふと寝台を見ると笠井とは別の女性が死んでいた。慌てて逃げだした新井だったが、報道では死んでいた女は、慰謝料問題でこじらせていたホステス・浜野だった。笠井にはめられたことに気づいた新井は、笠井の行方を追って北海道に行こうとするが・・・! 一方、新井が助けを求めて送った手紙を読んだ十津川だったが、東京の遊園地で殺された男の身元を調べていると、新井が社長をやっている会社の副社長・岡田ということがわかり、東京やゆうづるの事件と新井との関係を本格的に捜査し始める。すると、函館で笠井と泊まっていた男が殺されたというニュースを聞く。笠井側から攻めた方がよいと判断した十津川・亀井は、男や笠井の身元を調べていくうちに意外な事実が見つかり・・・?! ***** ミイラがミイラ取りになった、逆もまた然り?と言ったところだろうか。 新井と笠井、頭のいい二人の丁々発止の攻防、そして十津川の華麗な謎解きによって追い詰めていく様。 早い展開に驚きながらも、思わずページを繰る手が止まらないのは、きっとあなたも同じだろう。 風景描写が少なめだったことで本文に集中でき、なかなか読み所の多い一作である。
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【男を罠にかけたのは誰だ? 青き寝台特急を偲ぶ新装版】上野発・特急「ゆうづる5号」。個室寝台で目覚めた男は驚愕する。偶然同乗した女性の姿はなく、別れ話で揉める女性が死んでいた…。
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