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やってくる の商品レビュー

3.3

7件のお客様レビュー

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2024/06/19

461に分類されている。 理論生物学・生命論、ということなのか。 正直まったく何が書かれているのか私にはまったく分からなかった。 それでも第1章から3章くらいまではなんとかついていった。

Posted byブクログ

2022/03/01

論理的に説明できない出来事は「存在しない」として考えないのはなく、 確かに「存在している」ということを説明しようとしている本なのかな、と思います。 今までなんかしっくりこなくてモヤモヤしていたことを説明してもらえた気がして少しスッキリしました。 ただ、自分ではまだよく理解できてい...

論理的に説明できない出来事は「存在しない」として考えないのはなく、 確かに「存在している」ということを説明しようとしている本なのかな、と思います。 今までなんかしっくりこなくてモヤモヤしていたことを説明してもらえた気がして少しスッキリしました。 ただ、自分ではまだよく理解できていないので、何度か読みたいと思います。 ルンバは「ルンバがゴミとして認識するものがゴミ」だけど、 人間にとってはルンバがゴミだとしたものが大事なものだったり、絶対ゴミにならないものがゴミになるというところは印象に残った。

Posted byブクログ

2021/09/15

第1章ビワの生い茂る奥の病院 第2章同じなのに違う、違うのに同じ 第3章デジャブから出発しないとわからない 第4章「いま・ここ」が凍りつく 第5章ポップ・ファンキー・天然知能 第6章カヌーを漕ぎ出すことで生きる 第7章死とわたし 何についての本なのか予備知識ゼロのまま、『やって...

第1章ビワの生い茂る奥の病院 第2章同じなのに違う、違うのに同じ 第3章デジャブから出発しないとわからない 第4章「いま・ここ」が凍りつく 第5章ポップ・ファンキー・天然知能 第6章カヌーを漕ぎ出すことで生きる 第7章死とわたし 何についての本なのか予備知識ゼロのまま、『やってくる』のタイトルと表紙の絵に惹かれて読んでみた。 今はすっかり鈍感になったけれど、こどもの頃は極度の怖がりで、よくデジャブが「やってきた」私。 亡くなる前日の母が、「やってきた」何かの気配を探し彷徨ってるようにも見え、泣けて泣けて仕方なかったのも思い出した。 ふりかえってみればヒトの一生は「そう来たか!」の連続。 さて、これから一体何が「やってくる」のやら。

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2021/08/23

因果論、時間論などなど。『天然知能』ではやや複雑で入ってきにくかった「境界と外部」は、本書ではすっきりして理解しやすい。 ベルクソン、こと・もの、奥行きなど。とくに外部からやってくる「こと」が「もの」に代わっていくあたりとかおもしろい。 「やってくる」は意味合いとしては「流れ...

因果論、時間論などなど。『天然知能』ではやや複雑で入ってきにくかった「境界と外部」は、本書ではすっきりして理解しやすい。 ベルクソン、こと・もの、奥行きなど。とくに外部からやってくる「こと」が「もの」に代わっていくあたりとかおもしろい。 「やってくる」は意味合いとしては「流れる・流れ込む」に近い印象。

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2021/04/29

著者の体験談は興味深く、イラストや図も豊富でわかりやすく書かれていると思うのだが、悲しいかな、私には難しかった。 ただ、「因果関係の反転」のところは、何度も頷いた。その勢いで「権威」の部分もなんとなくわかったような気になり、この勢いで行けるかと思ったが、まただんだんわからなくなっ...

著者の体験談は興味深く、イラストや図も豊富でわかりやすく書かれていると思うのだが、悲しいかな、私には難しかった。 ただ、「因果関係の反転」のところは、何度も頷いた。その勢いで「権威」の部分もなんとなくわかったような気になり、この勢いで行けるかと思ったが、まただんだんわからなくなってきた。 最後まで読んで私に伝わったのは「徹底して空になること。外部に対し徹底して受動的になること。その時向こうから『やってくる』」。 開いて待つ。すると「知覚できないが存在するもの」がやってくる。外部を呼び込む。受け入れる。それこそが人工知能には真似のできない、負けることのない人間の「天然知能」。 「やって来て!」と思った。 わからないと言いつつわかったようなことを書いて大丈夫か・・・

Posted byブクログ

2021/01/11

認識と感覚のズレ。誤解とか誤認とはまったく違う形でワタシの中に確かに存在するのに、うまく言葉にできない感覚。例えば最寄駅から電車に乗り、次の駅では進行方向左側の扉が開くのがワタシの感覚なのだけれど、実際に開くのは右側。頻繁に使っている駅であるにも関わらず、このズレは今もって消えな...

認識と感覚のズレ。誤解とか誤認とはまったく違う形でワタシの中に確かに存在するのに、うまく言葉にできない感覚。例えば最寄駅から電車に乗り、次の駅では進行方向左側の扉が開くのがワタシの感覚なのだけれど、実際に開くのは右側。頻繁に使っている駅であるにも関わらず、このズレは今もって消えない。このズレを解消しようとプラットフォームを凝視してみても、やはりダメ。ワタシの平衡感覚はどこかおかしいのかと軽く悩んでいたのだけれど、本書はこのズレを言葉にしてくれている。 著者によればこのズレは「天然知能」と呼べるらしい。この知能によって「知覚できないが、存在する何か」を呼び込むことができ、それは数値化と標準化で全てを制御できるとみなす「人工知能」と対極に位置する。平衡感覚がおかしいどころか、ワタシには何か特別な能力が備わっているような気がしてきて、何とも誇らしい。著者の提言にしたがって、これからは天然知能を全面展開してみようと思う。(どうすれば展開できるのかはまるでわからないけれど)

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2020/09/24

郡司さんの本としては最速、3日で読み終わった。けど、やっぱり何が言いたいのかようわからん。せめて「あとがき」だけでもわかれば「おわりよければすべてよし」なんだけど、そうでもない。まあ、郡司さんの半自伝として読めばその部分はおもしろい。でもなあ、ワイルドマンってわかりそうだけど、カ...

郡司さんの本としては最速、3日で読み終わった。けど、やっぱり何が言いたいのかようわからん。せめて「あとがき」だけでもわかれば「おわりよければすべてよし」なんだけど、そうでもない。まあ、郡司さんの半自伝として読めばその部分はおもしろい。でもなあ、ワイルドマンってわかりそうだけど、カブトムシっていったいなんや。「ダサカッコワルイ」は「君の瞳に恋してる」のPV観たら、なんかそれでわかった気になる。それはもう「アメイジング」だ。一番の難問は、何枚も説明されている、この4つの円と斜め線の図。それがまず理解できないんだなあ。やっぱり読解力がないのか、自分の頭が悪いのか。でも、ふと思った。本書を読んでおもしろいと言っている人たちは、みな郡司さんと同じように頭がふつうじゃないのかもしれない。凡人には理解できない仕組みになっているのか、そもそも凡人は読まないのか。ところで、いくつか郡司研での動物実験の話などが出ていたようだけど、いったい郡司さんは何の研究をしているのか。群れについての新書は、まだかろうじて読めた記憶があるが。30年ほど前の話。京大で「複雑系科学」か何かのシンポジウムがあって、後ろの方でこっそり参加していたら、(たぶん)郡司さんが遅れて入って来て、だれかを見つけて横に座ったかと思ったら、「おもしろくないから外出よう。喫茶店ででも話しよう。」と言って出て行った。そのときの印象が強烈で。そういうイメージになっているのが僕のペギオさんです。ところで、「前縁」について読んでいて、イメージしたのは反比例の双曲線(比例定数が正)。最近中1の授業でやったので。マイナス側から見ると、なんか急激に落ちていって底が見えない。でも、恐ろしいことに、0を超えた瞬間、ジェットコースターのごとく、上から滑り落ちてくる。うーん、好きだなあ、この曲線。初の医学書院。中動態も、オープンダイアローグも、どもりも読んでみたいが、かさばるんでなあ。こんなかで、郡司さんのが一番魅力だったわけか。それも、自分のことながら、不思議。「わからんけど、なんとか理解したい」と思わせるところがあるんやな。あっ、あと、天然知能の定義。「頭で考えるのではなく、なんだかハッと感じてわかる「わかり方」を「天然知能」と呼ぶ。」これは、わかりやすい。「天然知能」を読んでも一向にわからんかったからなあ。なんか「やってくる」んやなあ。

Posted byブクログ