海洋プラスチックごみ問題の真実 の商品レビュー

4.6

11件のお客様レビュー

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2023/07/27

海洋プラスチックというと海の生物が誤食してしまうことや網などに囚われてしまうことを思い浮かべますが、影響はそれだけにとどまらないことを知ることができました。

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2022/12/30
  • ネタバレ

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マイクロプラスティックの海洋生態系への影響についてはまだ確かなことはいえないが、予防原則に基き対策を講じる必要がある。しかし、リスクを科学者が証明できなくともリスクがあるなら、その物質は使用禁止にすべきという極端な予防原則は、考え方として危ういし、疑似科学との親和性がある。

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2022/09/03

面白かった 海には相当な量のマイクロプラスチックが流れ込んでいる 0.3m以下のマイクロプラスチックは採取出来ないため明確な量は分からないが、これを放置して問題が起きてからでは遅い。 私たちに出来ることは、無駄なプラスチックゴミを生み出さないようにすること、海岸のマイクロプラスチ...

面白かった 海には相当な量のマイクロプラスチックが流れ込んでいる 0.3m以下のマイクロプラスチックは採取出来ないため明確な量は分からないが、これを放置して問題が起きてからでは遅い。 私たちに出来ることは、無駄なプラスチックゴミを生み出さないようにすること、海岸のマイクロプラスチックの掃除をすることか。 マイクロプラスチック流出のルートである河川は、海に出る前にプラスチックを回収することは出来ないのか? そういう装置を普及させればマイクロプラスチックの流出は幾分防げる気がする

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2022/02/21

査読されたものしか記載しない 環境問題を煽っているような著者ではない マイクロプラスチックは今後大きな問題になってくる 今は研究の過程 99%は適正に処理されている 1%をなくす事は難しい その1%について、総量が多ければその1%が膨大な量になる それが問題

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2021/07/23

海洋プラスチックのリアルな現実がわかる1冊。何故、海に流れ出しているのか?どれくらいの量が存在するのか?生態系への影響は?これを読めばある程度のマイクロプラスチックの現状がよくわかる。

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2021/03/15

【信大の方のみ】電子ブックはこちら https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000096571 学外からの接続手順  1. ログイン画面で「学認アカウントをお持ちの方はこちら」をクリック  2. 機関一覧から「信州大...

【信大の方のみ】電子ブックはこちら https://elib.maruzen.co.jp/elib/html/BookDetail/Id/3000096571 学外からの接続手順  1. ログイン画面で「学認アカウントをお持ちの方はこちら」をクリック  2. 機関一覧から「信州大学」を選択  3. ポータルサイトACSU画面でACSUのIDとパスワードでログイン

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2021/01/30

世間で騒がれているマイクロプラスチックだが、その現状について私は本書を読むまで理解していなかった。それは、0.3mm以下の特に小さなプラスチックの行方は未知であること、プラスチックだけを抽出する技術は確立していない事など、実は不明確な要素が未だに非常に多い事である。また、マイクロ...

世間で騒がれているマイクロプラスチックだが、その現状について私は本書を読むまで理解していなかった。それは、0.3mm以下の特に小さなプラスチックの行方は未知であること、プラスチックだけを抽出する技術は確立していない事など、実は不明確な要素が未だに非常に多い事である。また、マイクロプラスチックが生態系において致命的な問題であるという意見だけではなく、そこまで問題視する必要がないとの反論もあるという。ポジショントークではなく実態を忠実に反映され、かつ将来は予測しきれないとしながらも次世代に向け今できることを続けられている行動と熱い思いが伝わる一冊。

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2021/01/25

海洋プラスチック研究の第一人者の著者が、最新の知見をわかりやすく解説しています。 海洋中にプラスチックが増えることで、ウミアメンボが増えてるという話は驚いた。 プラスチック自体も、貝類の成長に影響を与えている。吸着した汚染物質の影響も気になる。 どうすればいいのだろう?

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2021/01/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

■感想: 海洋ゴミの現状やプラスチックゴミの何が問題なのかわかりやすく書かれている。しかし、プラスチックゴミの影響度が計り知れないのも事実。(現時点では誰もわかっていない) 私達に求められることは、経済活動のブレーキ、賢い消費者を生むこと、プラスチックの進化(新素材を生む)、廃棄物管理の進化(管理されない廃棄物を極限まで減らす)。 問題解決すら次世代に託されているのが現状。 ■感想メモ: ・海洋プラスチック汚染のような現代の環境問題を考えるにあたっては、3つの前提が必要。 1.地球の広さは無限でないことを認識する。 2.次世代に快適な環境を与える責任を果たすこと 3.生態系を含むすべてに生存の権利を認めること ・プラスチックごみは、誤食、絡まり、外来生物の輸送、汚染物質の輸送など海洋生物に影響を与える。 ・2050年までに、海鳥全種類の99%がプラスチックごみを誤食する予測が立っている。 ・環境問題に適用される「予防原則」の考え方→科学が十分にリスクを証明していなくても、それを言い訳にして、対策を先延ばししない、というもの。一度被害が広がれば取り返しのつかないリスクには、この予防原則に従って対策が講じられる。 ・私たちは、プラスチックごみは環境中に漏れるもの、との前提に立つ必要がある。 →日本では、約900万トンのプラスチックが年間に廃棄されているが、そのうち1-2%にあたる約14万トンが管理されずに捨てられている。※ →世界では年間約3000万トンのプラスチックが管理されずに捨てられる。 ※この1%が問題。適正処理の割合が上がろうとこの1%は発生してしまう。これが、中国や東南アジアのような人口が多い国で発生したら1%であってもどんでもない数字になる。 ・生分解性プラスチックへの懸念 問題1.生分解性プラスチックは限られた条件で分解する。 問題2.いずれマイクロプラスチックになってしまう。 問題3.モラルの低下を招く。(屋外で捨てることにハードルが下がり、平気で捨てる人が増える可能性がある) ・公害の原点ともいわれる水俣病の原因物質は、工場から海に排出されたメチル水銀化合物。アセトアルデヒドの製造過程で生成される廃棄物だ。このときは、加害者(工場)と被害者(近隣住民)の立場が明確であり、原因のアセトアルデヒドが消えたところで、私たちの暮らしにさして影響はない。(解決へのアプローチが明確) しかしプラスチックはどうだろう?使い捨てプラスチックをなくして、暮らしに影響がない訳がない。加害者は、清潔で快適な暮らしを求めプラスチックを選んだ我々で、被害者は、快適な環境を奪われた我々と次世代の人々。そして生存の権利を脅かされた自然の全て。(解決へのアプローチが明快ではない)

Posted byブクログ

2020/10/26

☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆ http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BC01688975

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