アルヒのシンギュラリティ の商品レビュー
ありがちな展開を予想していたら、なかなかどうして物語は意外な方向へ。 最終ページで、人に薦めたいと思った。
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アーティストWEAVERのドラマーで作詞担当もしている河邉徹さんが書いたSF小説。 ロボットと人間が一緒に住む世界を描いている。 街の隠された秘密に迫っていく話なんだけど、 とにかく、優しさが溢れている一冊。どこか寂しげでどこか儚い雰囲気が漂う一冊なんだけど、不思議と優しさが滲...
アーティストWEAVERのドラマーで作詞担当もしている河邉徹さんが書いたSF小説。 ロボットと人間が一緒に住む世界を描いている。 街の隠された秘密に迫っていく話なんだけど、 とにかく、優しさが溢れている一冊。どこか寂しげでどこか儚い雰囲気が漂う一冊なんだけど、不思議と優しさが滲み出ている。 感情移入して登場人物を応援したくなった。頭の中で想像した主人公やロボット達はとても愛らしかったなぁ。
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【読んだきっかけ】 河邉徹さんの小説3作目 【心に残った要素】 小さい身体と心で受け止め乗り越えようとするアルヒに勇気づけられる。悲しみと喜びはブランコだから─悲しみが大きいならばその分喜びも大きいはずだと。 【ここが好き!】 ロボットそれぞれに魅力的な個性があって特にクーが...
【読んだきっかけ】 河邉徹さんの小説3作目 【心に残った要素】 小さい身体と心で受け止め乗り越えようとするアルヒに勇気づけられる。悲しみと喜びはブランコだから─悲しみが大きいならばその分喜びも大きいはずだと。 【ここが好き!】 ロボットそれぞれに魅力的な個性があって特にクーが好き。クスッと笑えるキャラなだけじゃなく冒険シーンの鍵を握るまさにキーマン。 物語の導入がなかなか謎めいてて後半でそれが明確になったときのスッキリ感たまらないです。 そして何より優しさ100%のSF作品である。
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人間とロボットの未来SF小説。 人工皮膚を纏い、人間と同じように成長するロボット。 人間とロボットが共存共栄するそんな時代に思いを馳せる物語でした。
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ストーリーとしては、面白かった。 (最後はちょっといけてない。) サイエンス部分のバックボーンがもう少し欲しいなー。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
嬉しいと感じるのも悲しいと思うのも、あらかじめそうなるようにプログラミングされているから。 じゃあロボットには本当に心はないのか? でもアルヒの心は確かにあったかくなったり、痛んだりする。それを心と言わずして何と呼べばいいのか。 リブートやポポにロビン。皆こんなに生き生きしてるのに、心がない。ロボットだから。 それは本当・・・? 人間として育った自分が、ある日突然ロボットだと知らされる衝撃。父親だと思ってた人物はダークサイドの人で、記憶には残っていない母親は自分が殺めてしまったという事実。一人の少年の数奇な運命を思う。 「ロボットに心があるなんて、誰も信じないと思う。ロボットがそう見えるように振舞っているだけだと思うかもしれない。でも、僕には心があるんだ」
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若い人向けのSFファンタジーですね。 これからの人間とAIとの関係性。 結末の盛り上がりに欠けた気もするけど、そのテーマと著者の思想は嫌いではないです。
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ロックバンドWEAVERのドラマー河邉徹さんの新刊。人間とAIを持ったロボットが共存する世界が舞台の物語(世界観は漫画「銃夢」にちょっと近いかな)物語に登場するロボットは自分で意思を持っているかのように動くので、人間と行動していてもあまり違和感がない。主人公のアルヒが幼馴染のサシ...
ロックバンドWEAVERのドラマー河邉徹さんの新刊。人間とAIを持ったロボットが共存する世界が舞台の物語(世界観は漫画「銃夢」にちょっと近いかな)物語に登場するロボットは自分で意思を持っているかのように動くので、人間と行動していてもあまり違和感がない。主人公のアルヒが幼馴染のサシャとロボットのクーと一緒に、街で最も高い「塔」を目指して冒険するストーリーで、急展開が多く最後まで飽きさせない展開が続く。アルヒの成長がテーマで、タイトルの「シンギュラリティ」は非常に重要な意味を持つ。
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人工知能を持つロボットと人間が共存する街・サンクラウドに暮らす少年(アルヒ)が主人公。 アルヒが自分自身に隠された秘密や運命に向き合い、懸命に生きる物語。 シンギュラリティ=技術的特異点。簡単に言うと人工知能が人間の能力を超える時点、という意味らしい。 ともすれば、AIが人間を...
人工知能を持つロボットと人間が共存する街・サンクラウドに暮らす少年(アルヒ)が主人公。 アルヒが自分自身に隠された秘密や運命に向き合い、懸命に生きる物語。 シンギュラリティ=技術的特異点。簡単に言うと人工知能が人間の能力を超える時点、という意味らしい。 ともすれば、AIが人間を超えるのは恐怖を感じる人もいるだろう(洋画によくある感じで)が、それをこんなにも優しい結末にできるのは本作しかないと思った。 ロボットは心を持つことはできるのか。しかし、人間だって心を目にすることはできないのだ。どう生きたいか決めるのは、ロボットも人間もその心一つで。
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「シンギュラリティ」とは、AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が可能になる時点を指す言葉と表記されていて、??と思いましたが、読み終わった後、あーなるほどと納得できました。 主人公は天才科学者の息子・アルヒ。人間とロボットと共存している街で、ある事がきっかけで、ロ...
「シンギュラリティ」とは、AIなどの技術が、自ら人間より賢い知能を生み出す事が可能になる時点を指す言葉と表記されていて、??と思いましたが、読み終わった後、あーなるほどと納得できました。 主人公は天才科学者の息子・アルヒ。人間とロボットと共存している街で、ある事がきっかけで、ロボットの憧れの地・ヘヴンの写真を撮る事に。しかし、そこに行くまでにはたくさんの試練が・・・。 物語は、前編と後編+αで構成されています。後編は前編の8年後が描かれています。 世界観としては、昔子供の頃「ドラえもん」や「鉄腕アトム」で見た未来都市と似たようなイメージがあって、なんとなく懐かしさがこみあげてきました。特に「鉄腕アトム」がぴったりかなと思いました。 ロボットとの共存、仲間との出会いや別れ、裏切りなどふんだんに盛り込まれていて、アニメを見ている感覚がありました。 河邉さんの作品は初めてでしたが、言葉の使い方が優しい印象がありました。WEAVERの作詞家としても活躍されているという事で、所々、短い言葉で想像力を掻き立てる部分がありました。それは歌詞を書くならではの特徴なのかなと思いました。この文章は歌詞にも使っていそうと思うところもあり、巧みに言葉を使っていて、凄いなと思いました。 優しい言葉ばかりで、子供にも読みやすいので、おすすめかなと思いました。孤独ならではの悩みや仲間がいるという幸せなど子供だけでなく大人でも通じるものがあり、考え深いものがありました。また、冒険や戦いなど想像を掻き立てる要素もあって、色々楽しめました。 少年の様々な運命に翻弄されながらも、ひたむきに生きる姿、最後に行った行動には感動を誘いました。
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