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「がんになって良かった」と言いたい の商品レビュー

4.6

28件のお客様レビュー

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2022/07/02

✏️朝、目が覚めることに感謝する ✏️会える人に、会えるうちに、会わなければならない ✏️1人の頑張る姿は見た人に勇気を与え、幸せに繋げる

Posted byブクログ

2021/11/15

自分も癌になった経験があるので、ついつい共感して買ったけれど、自分とはあまりにも異なる壮絶な闘病生活を送られていた。 自分自身大きく価値観が変わったかと言われればそう言うわけではなく、やりたいことをやるための大義名分を得たような感覚であったけれど、著者のやりたいことがどんどんでき...

自分も癌になった経験があるので、ついつい共感して買ったけれど、自分とはあまりにも異なる壮絶な闘病生活を送られていた。 自分自身大きく価値観が変わったかと言われればそう言うわけではなく、やりたいことをやるための大義名分を得たような感覚であったけれど、著者のやりたいことがどんどんできなくなる現実と向き合い受け入れていく姿に勇気をもらったし、自分のいまおかれている環境に改めて感謝する気持ちを覚えた。 一つ一つめのまのことを大切にしていきたい。

Posted byブクログ

2021/10/30

人生の節目ごとに、1年の節目ごとに、 読み返さなければならない1冊になりました。 生きてて欲しかった。 彼が生きていたら、本当に日本は良い影響を受けていたのではと感じる。

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2021/10/28

自分自身がいかにして、日常をさも当たり前のように生きているのかが分かる。 しかしながら、当たり前ではないと「思う」だけなら簡単で、心の底から実感を伴ってそう感じられるかといえば難しい。 『死を目前にしたものにしか見えない世界がある』 まさにそうなのかもしれない。けれど、無理矢...

自分自身がいかにして、日常をさも当たり前のように生きているのかが分かる。 しかしながら、当たり前ではないと「思う」だけなら簡単で、心の底から実感を伴ってそう感じられるかといえば難しい。 『死を目前にしたものにしか見えない世界がある』 まさにそうなのかもしれない。けれど、無理矢理にでも今日一日が「ギフト」であると思いながら生きていきたい。

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2021/09/28

「生」と「死」の狭間を何度も行き来してきたからこその言葉の重み、そして深さがあった。 ところどころあまり理解できない部分があり、その点に関して生涯理解できないままなのかもしれない。 なぜなら、山口さんのような経験をこれから必ずするとは言えないから。 逆に共感をしたポイントであ...

「生」と「死」の狭間を何度も行き来してきたからこその言葉の重み、そして深さがあった。 ところどころあまり理解できない部分があり、その点に関して生涯理解できないままなのかもしれない。 なぜなら、山口さんのような経験をこれから必ずするとは言えないから。 逆に共感をしたポイントであれば、部分的に自分の人生を客観視できたところである。 山口さんの経験と比べてしまえば、自分の留年なんて本当にしょうもない事であるが、自分の将来、そして今を見つめ直す良い機会になったと思う。 ただ、留年をしても友達と学年が変わるだけである。 生死を彷徨いながら、健康的に生きている一般人には想像も出来ない過酷な経験をしていても「がんになって良かった」と言える精神力は恐ろしい。 最後に「生存者バイアス」という言葉が出たが、約1年後、亡くなってしまった山口さんは死の直前にどう思ったのだろうか。 死を目の前にしても「がんになって良かった」と言えたのだろうか。 山口さんの気持ちを思うと、悔しくてたまらない。 これから山口さんがこの世にもたらす、または既にもたらした影響は計り知れないだろう。 そして、山口さんのためにも生涯、山口雄也という作家の存在を心の片隅に留めておきたい。 それが彼へのせめてもの感謝と誠意だと私は考える。

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2021/09/25

過酷な世界を、必死に前を向いて生き抜こうとした著者の強さに感動した。自分の悩みが余りにちっぽけだ。まさに、生きとるんやから贅沢言わない、恥を知れ!、だ。 本を書くことが一つの夢だったとのこと。著者の文書を読むと、沢山本を読んできた、教養ある優秀な人物だったことが直ぐに分かる。一つ...

過酷な世界を、必死に前を向いて生き抜こうとした著者の強さに感動した。自分の悩みが余りにちっぽけだ。まさに、生きとるんやから贅沢言わない、恥を知れ!、だ。 本を書くことが一つの夢だったとのこと。著者の文書を読むと、沢山本を読んできた、教養ある優秀な人物だったことが直ぐに分かる。一つの卓越した才能が若くして散ってしまったことを大変残念に思う。ご冥福をお祈り致します。

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2021/08/21

タイトルの最後の「と言いたい」の部分が、大切なのだと感じた。 何度も白血病が再発したり、肺炎を患ったり、多くの友人知人を失う中にあって、極限まで経験したからこその、「と言いたい」なのである。読めば分かるが、本気で「がんになってよかった」とは思っていない。ただ、彼はこうも言う。「他...

タイトルの最後の「と言いたい」の部分が、大切なのだと感じた。 何度も白血病が再発したり、肺炎を患ったり、多くの友人知人を失う中にあって、極限まで経験したからこその、「と言いたい」なのである。読めば分かるが、本気で「がんになってよかった」とは思っていない。ただ、彼はこうも言う。「他の大切な人や家族でなくて、自分で良かった」と。そして、「がんになったからこそ、分かったことや出会った出来事があった」と。 筆者は生きるために懸命に治療に耐え、そして今年の6月に残念ながら亡くなってしまった。 3度目の白血病によってである。 自分としては、亡くなる前に読みたかったが、かなわず残念であった。 飽くなき生への情熱を感じるとともに、「生きていることに意味はない」し、だからこそ、「生きなければならないのだ」と感じた。 わずか23歳で、と思う方もいるかも知れない。私もその一人である。しかし、本人にとっては、濃密な23年間だったと思うし、精一杯「生ききった」のである。 「生きてる意味あるの?」とか「〇〇したくない」という人は、一度読んでみるといいと思う。したくてもできない人の気持ちが、当事者しか分からないことの一端(あくまでも一端である。本人ではないので絶対に分かり得ないが。)が理解できると思う。

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2021/08/17

Twitterでその若者の存在を知り、病に心を痛めながらもその知力と生命力には驚かずにはいられません。 その文章力は天才的で、彼の思考力の深さを痛烈に感じざるを得ません。

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2021/09/12

2021/08/01リクエスト 2 病は決して不幸そのものではない。患者を可哀想だと言ってくれるな。 僕は僕の生き様を残し伝えていくから、あなたはあなた自身の命について考えてほしい。 僕は、今の僕が好きだ。がんになり、自分の思いを綴り、そして自らの人生について深く考える...

2021/08/01リクエスト 2 病は決して不幸そのものではない。患者を可哀想だと言ってくれるな。 僕は僕の生き様を残し伝えていくから、あなたはあなた自身の命について考えてほしい。 僕は、今の僕が好きだ。がんになり、自分の思いを綴り、そして自らの人生について深く考えることのできる自分が。 19歳で癌に、しかもとても珍しい胚細胞腫瘍になってしまう。 データからは、一年以上生存している人を見つけられない、そんな苛酷すぎる病。 何度も読んでいて、また再発、また再再発、その中で大学に通い課題も出し、旧知の友や、病院内で親しくなった人の訃報を知る。 最後の選択は、 死ぬかもしれないA、死ぬかもしれないB どちらを選ぶか? というもの。 悩み、死ぬかもしれないBを選ぶ。それは母親にドナーになってもらうという親にも体力的な負担をかけるものだった。 その後もまだまだ過酷すぎる治療が続くが、ラストはなんとかいい風に収まる。 彼の書いているいろいろな例えは、ちょっと難しく自分には理解できない部分もあったが、気持ちの揺れは、完全にわからなくとも、見えるように伝わってきた。 彼に選べる治療法を与えられたこと、そのチャンスに乗れたこと、そして命を繋げたこと、本当に嬉しく思う。 選べず亡くなっていく人もいることを思うと… もうすぐ私事だが、妹の9回目の命日がやってくる。あっという間に亡くなった妹の姿がチラつき、辛いことをたくさん思い出した。 でも彼の比ではない。 頑張らなくていい、病を切り離せないならうまく共存して、長く命をつないでほしい、そう心から祈ります。

Posted byブクログ

2021/07/06

Twitterをずっとフォローしていて、応援していました。 まず難しいがんになって、次に白血病。そして再々発。 苦しい治療、闘病を続けながらも、勉強を続け、京大を卒業。そして大学院に進学。 亡くなる少し前も病室で授業を受けていました。 長い間のかなり酷い体調不良の中でも、ネット上...

Twitterをずっとフォローしていて、応援していました。 まず難しいがんになって、次に白血病。そして再々発。 苦しい治療、闘病を続けながらも、勉強を続け、京大を卒業。そして大学院に進学。 亡くなる少し前も病室で授業を受けていました。 長い間のかなり酷い体調不良の中でも、ネット上で様々な発信を続け、社会に呼びかけていました。そして、時には誹謗中傷に対しても闘っていて、身体に触るのではないかと心配になっていました。 この本は少し前に出版されたもの。 NHKの番組になっていたようです。 ブログがもとなっているもののようですが、普通の闘病記ではありません。山口さんの人生への向き合い方が深い文章で表現されています。ボキャブラリーが実に豊か。 そこから伝わってくるのは「生きたい」という熱くて強い想い。 長生きしてほしかった。そして社会のためにいろいろなことをしてほしかった。と心の底から思いました。

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