百女百様 街で見かけた女性たち の商品レビュー
図書館本。女性のファッションに対するモヤモヤを懇切丁寧に冷静に分析しているかと思いきや、最後はややポエミーな終わりだったりして、冒頭と終盤で温度差が激しいです。でも、そこが面白い。とにかく女性たちの自由なファッションを後押ししてくれて、勇気をくれる一冊でした。
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イラストが豊富なので、堅苦しくなく読み進められるのが良かったです。 アジア圏はまだ男性らしさ、女性らしさを周りから求められることが多いと思っていましたが、台湾で男子学生のスカート着用が自由化されていたとは知りませんでした。
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人の服装は自然とみて評価していた自分に腹が立った。 何で好きな服を理由が無いときちゃいけないんだろうか。好きな服着るのに条件なくない! 他に見て評価するもの沢山あるよなっておもえた
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街で見かけた20人の女性の装いから、著者が想像を巡らせた思考をまとめた本。 【装いは、生活と愛着に満ちている。装っている人の人生そのものである。】
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1994年 (私が生まれる1年前) まで同性愛が 「性非行」 として文部省により指導対象とされていたということを知って驚いた。幼少期私が嫌がっても無理やりスカートを履かされていたのはそれが原因かなーと思い返す。この本に登場する方達のように自由に装っていきたいと思わされた
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見た目。 それは他人を推し量り自分をどう見せたいかを示す「記号」である。 私は高校までは本当に垢抜けなくて、(大した中身ではないのに)中身が一番、見た目を飾ることはアホくさいと思っていた。 それを転向させたのはモテたかったから!!!!! けれども、ピンクの服なんて「無理」「似合わ...
見た目。 それは他人を推し量り自分をどう見せたいかを示す「記号」である。 私は高校までは本当に垢抜けなくて、(大した中身ではないのに)中身が一番、見た目を飾ることはアホくさいと思っていた。 それを転向させたのはモテたかったから!!!!! けれども、ピンクの服なんて「無理」「似合わない」と思っていた。 (ピンク=モテとは短絡的だが) しかしギャルにもなれず、メンズライクもスポーティなのも組み合わせられず、完全に迷子だった。 有り体に言えば、ダサかった。 今は彷徨ったおかげでだいぶマシになった(と思う)。 好きなものを、好きなように着ればよかったのに。 22頁から29頁までの話はピンク恐怖症の私にとっては「わかりみがすぎる」。 ふわふわとGUCCIの蛇柄の対比!すっごい! 最近出たドラえもん柄は欲しかったな・・・・ 明るい髪の毛に真っ赤なリップにリクルートスーツ! スキンヘッドに赤リップ!ハイヒール! 太った体にしっとりした黒ワンピース!何連ものパール! 背中だけが透けたシャツに黒いブラジャー(見せブラじゃない?)! 漢服?!唐衣?! クラクラするようなファッションの嵐。 私はずっと堅い仕事をしてきて、黒髪にレディススーツにパンプス(最近はローファー)の出立ち。 だからこんな超個性的な姿を見ると目で追ってしまう。 自分が着たい服ではないけれど、好きなようにきている様はかっこいい。 男女の別で語ってはいけないかもしれないけれど、男性はファッションをいつから諦めてしまった? スーツに白シャツシマシマネクタイ。 わかってる、制服化した方が楽だ、ビジネスは信頼。 でも。 生きづらい時は、ないのかな?
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この本はファッションの本ではない。街を歩く彼女たちが未来永劫、その人生を終える日まで、益体のないジャッジに直面しませんようにと勝手に祈るための本である。(e-honより)
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結局、好きな服を着ればいい!という事。 でも「こんな40代、50代ファッションはイタい」という煽り。確かについ読んでしまう記事だ。 中でも瀧波ユカリさんの「どうでもいいもの」を着続けていると心が死んでいくのを感じる。という言葉を聞くとやっぱり、もっと自由でいいのかと思う。
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東京の道端で、大阪の喫茶店で、ハワイのエレベーターで、青島の海辺で、パリの地下鉄で・・・、さまざまな場所で見かけた女性たちとその装いを、はらだ有彩が独特かつ繊細で美しい文章とイラストで描く。さらに特別編には、漫画家でエッセイストの瀧波ユカリさん、東京喫茶店研究所二代目所長の難波里...
東京の道端で、大阪の喫茶店で、ハワイのエレベーターで、青島の海辺で、パリの地下鉄で・・・、さまざまな場所で見かけた女性たちとその装いを、はらだ有彩が独特かつ繊細で美しい文章とイラストで描く。さらに特別編には、漫画家でエッセイストの瀧波ユカリさん、東京喫茶店研究所二代目所長の難波里奈さん、作家の王谷晶さん、タレントで文筆家の牧村朝子さんが登場。さまざまな女性、一人ひとり違う装い、それぞれの美しさや良さに力づけられる一冊です。 イラストが豊富だが、短時間しか見ていないはずなのに、すごくテイストが伝わってくるしはらださんの観察眼ってすごいんだなぁ。私は比較的おしゃれを楽しめる方だが、それでもTPOに合わせて服を選ぶって疲れるなと思うときは結構ある。なんでこんなルールがあるんだ!?と校則にいらっとしたことは数えきれない。もちろん必要な場合もあるだろうけれど、ルールで縛り付けるより、のびのびと好きな服でたくましく生きていく方が素敵だ。日本に限らず世界中で見かけた女性たちが載っていて、なんていうか、海外って日本よりずっと自由だなと思う。単なる奇抜というわけではなく、シンプルなのに自分の恰好に自信があるというか。多分他人の目をそこまで気にしていないんだろうな。大好きなもので囲まれて幸せな気分になる。それだけで十分なのにね。せめて踏み切れない空気感を作る側だけにはならないようにしよう。
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街で見かけた女性の服装と勝手に妄想したその女性たちの内面やこれまでとこれからの行動の考察。イラストは、可愛すぎず、ある程度そっけなく、かつ、おしゃれが伝わってGood。パリの3人のおばちゃんと性別不昧のスカートスキンヘッドが特に印象的。
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