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数字の嘘を見抜く本 の商品レビュー

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6件のお客様レビュー

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2023/01/13
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 「待機児童1割、就職率9割」などは、待機児童の基準を変えれば、かなり操作できる。実際、待機児童の基準はかなり厳しい。子どもがいるため親が働けない場合は待機児童とならない。  自然動物の生息数調査は、標識再捕獲法を使うと良い。捕まえた熊にマークをして自然に帰し、後日もう一度数匹捕まえ、その中にマークのついた熊が何匹いるかを調べる。N1÷(mark/N2) 70億人が住むために必要な土地は中国国土の1/3ほど。火星移住は必要か?  「一日に必要な野菜350g」というのは、日本人が日々取っている野菜292gに対して、「野菜は沢山食べたほうが良いよね〜だから350gにしとこう」と国の職員が決めただけの数字。さらに、野菜が350g入っているジュースには、350gの野菜の1/5程度の栄養しか入っていない。  街角調査では、10人の場合には20%、100人に聞いても4%の誤差を含む。1000人に聞いても2%の誤差がある。首相の支持率調査で51%と出ても、支持率が過半数を超えるかどうかは誤差の範囲内なのである。  株価が50%上がって、50%下がったときは、トータルで以前よりも株価が25%下がっている。  「保険金1000万円」というのは、死亡率が1%のとき、100人に対して30万ずつ集めて、一人が死亡し1000万を払ったとしても、保険会社には2000万余る。つまり、本来なら保険料はもっと下げられるし、保証が充実した他の保険がある可能性が高い。  

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2022/06/24

一部、内容が古い。更新していただきたい。 [目次] 第1章 社会にまつわる数字の嘘 日本の人口は1億2709万4745人? 交通事故死亡者数ワースト1の愛知県は危険? 大学を卒業すれば9割は就職できる? いじめの数は過去最多になった? 1番危険な仕事は何? 第2章 健康にまつ...

一部、内容が古い。更新していただきたい。 [目次] 第1章 社会にまつわる数字の嘘 日本の人口は1億2709万4745人? 交通事故死亡者数ワースト1の愛知県は危険? 大学を卒業すれば9割は就職できる? いじめの数は過去最多になった? 1番危険な仕事は何? 第2章 健康にまつわる数字の嘘 乳酸菌100億個はすごい数? 野菜の1日の必要量は350g? 効果が出やすいダイエットはどっち? モルヒネ1㎎は何㎖? 新型コロナウイルスって本当に危険なの? 第3章 お金にまつわる数字の嘘 消費税よりもずっと重い税金って何? 1世帯の貯蓄は平均1752万円? 10%ポイント還元と10%割引、どちらがお得? 保険金1000万円の生命保険はお得なの? 50%上がって、50%下がったら元通り? 第4章 暮らしにまつわる数字の嘘 「98.5%が効果を実感した」って本当? 「一等米」は、最もおいしいお米のこと? ロト6で1等が当たる確率は雷に打たれる確率と同じ? 街角アンケートは住民の意見を反映しているの? 「手洗い」で死亡率が下がった? 第5章 自然にまつわる数字の嘘 世界で一番高い山はエベレストではない? 野生動物の生息数はなぜわかるの? 天気予報の的中率は85%? マグニチュード4の地震は大きいの? 全人類を他の惑星に移住させるために必要な広さは?

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2022/06/22

この手の本を読んだ中で一番面白くなかった。 つか、気持ち悪かった。 トンデモ臭がする。 いろんな見方があるのはそうだが、例えば、エベレストが世界一高い山だというのを、「嘘」「騙されない」という言葉で決めつける。どこか逆の方に誘導しようとしてるのがすけて気持ち悪い。 本当に厚生労働...

この手の本を読んだ中で一番面白くなかった。 つか、気持ち悪かった。 トンデモ臭がする。 いろんな見方があるのはそうだが、例えば、エベレストが世界一高い山だというのを、「嘘」「騙されない」という言葉で決めつける。どこか逆の方に誘導しようとしてるのがすけて気持ち悪い。 本当に厚生労働省で統計やってたのか。

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2020/09/05

当たり前のように使われている数字がいかに怪しいものであるかを説明した本。 数字で示せば具体的で誰が見ても同じ理解を得られやすいと言わせているが、その危険性を様々な事例を用いて読者に警告している。 この本の内容を自分なりに端的にまとまると、数字はすぐに信用せずに疑ってかかれ、である...

当たり前のように使われている数字がいかに怪しいものであるかを説明した本。 数字で示せば具体的で誰が見ても同じ理解を得られやすいと言わせているが、その危険性を様々な事例を用いて読者に警告している。 この本の内容を自分なりに端的にまとまると、数字はすぐに信用せずに疑ってかかれ、である。 数字を作る側の立場で考えれば、自分の都合の良い様に定義、解釈して示すのは当たり前であり、その危険性を知らしめてくれたこの本は非常に役に立った。 今後は更に出てくる数字は疑ってかかろうと思う。

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2020/09/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

30代男性 コロナに関する数字が毎日報道される中、その数字に一喜一憂してしまうので、理系としても改めて数字の読み方を勉強したく、読みました。 数字の捉え方について、社会、健康、お金、暮らし、自然の5つに分けて、数字だけを見て感じてしまう印象に対して、その数字が出された根拠や過程を示して真実を解説している。 改めて読んで良かったと感じた。よくテレビやネット情報を信用するなと言われてきたが、紙媒体で、その情報の根拠を示されたモノを信用しないといけないと思い込めた。

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2020/08/28

相手を説き伏せるのに「数字」というのはとても説得力がある。 しかしその数字を正しく理解してないと実はとても危険であるという話。 そして数字のトリックを知っている人は逆にそれを利用していかにも客観性のあるデータのように見せかけながら意図的なメッセージとして使う。 情報時代の今は...

相手を説き伏せるのに「数字」というのはとても説得力がある。 しかしその数字を正しく理解してないと実はとても危険であるという話。 そして数字のトリックを知っている人は逆にそれを利用していかにも客観性のあるデータのように見せかけながら意図的なメッセージとして使う。 情報時代の今はこの本で書かれている通り「数字リテラシー」をあげないと色々な事に振り回されてしまいそうですね。

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