偽りの君と、十四日間の恋をした の商品レビュー
ある事情で女子が苦手になった湊人。 そんな湊人は不思議な少女・繭にある未来日記に書かれたことを一緒にやって欲しいと頼まれてーー 切なくて儚い、青春ラブストーリー。 とっても切なくて、儚くて、胸に染みます。 想いが叶わない切なさ、人の命の儚さ、そんなことが ぎゅっと一冊に濃縮され...
ある事情で女子が苦手になった湊人。 そんな湊人は不思議な少女・繭にある未来日記に書かれたことを一緒にやって欲しいと頼まれてーー 切なくて儚い、青春ラブストーリー。 とっても切なくて、儚くて、胸に染みます。 想いが叶わない切なさ、人の命の儚さ、そんなことが ぎゅっと一冊に濃縮されています。
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『君の膵臓をたべたい』みたいだと思った。 日記の内容が神崎さんの日記だと思っていたが、読み進んでいくうちに、叶絵の日記であると感じるようになり、そこに面白さがあった。また、湊人と叶絵の恋から湊人と神崎の恋、そして叶絵と神崎の恋、三角関係など、恋愛のベクトルが様々なところに向いてどんどん動いて行くのがとても新しく新鮮で、近年、ジェンダーについて考えられるようになった社会だからこそ、自分のジェンダーについての考えを変えさせられる本でもあった。好きになるのに性別なんて関係ないということが感じられる本であった。最後、恋のベクトルが終結せず、読み手が想像することで終わるような書き方がまた、自分の感性を試される本だと思った。
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繭も湊人も、すごくいいよさんらしいなぁ。 このほどよい苦さと微妙な拗らせ具合は、彼女にしか表現できないものだなといつもおもう。 繭を受け止めるには湊人はまだ早いかなと感じたけれど、18歳でこんな恋を二度経験した彼はきっといい男になるんだろうね。 5年くらい経って、どこかで話...
繭も湊人も、すごくいいよさんらしいなぁ。 このほどよい苦さと微妙な拗らせ具合は、彼女にしか表現できないものだなといつもおもう。 繭を受け止めるには湊人はまだ早いかなと感じたけれど、18歳でこんな恋を二度経験した彼はきっといい男になるんだろうね。 5年くらい経って、どこかで話をする繭と湊人を想像して頬が緩みました。 若い頃の恋愛って、持久力がないから瞬発力なんだよね。 だからこそ永続性を求めてしまうけれど、刹那の愛おしさを噛み締めることも大事だから。 叶絵ちゃんはずるかったね。わたしはそういう女のずるさは大好きだけど、なかなか罪なことをする。
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