100分de名著 モモ ミヒャエル・エンデ(2020年8月) の商品レビュー
名作の読み方を教えてもらえる、名作。 過去に読んだはずの「モモ」にこれだけのことが書いてあったのかと、恥ずかしくなる。 1973年に発表されたこの作品は、どうしてこれだけ現代の病理を正確に描き出せたんだろう。 「灰色の男たち」は真実を告げず、時間を盗み、人々を孤立させる。子供たち...
名作の読み方を教えてもらえる、名作。 過去に読んだはずの「モモ」にこれだけのことが書いてあったのかと、恥ずかしくなる。 1973年に発表されたこの作品は、どうしてこれだけ現代の病理を正確に描き出せたんだろう。 「灰色の男たち」は真実を告げず、時間を盗み、人々を孤立させる。子供たちは保護者からの愛情を失って、「社会の役に立つ」ことを目指し教育される。 日本はまさにモモに描かれた世界に見える。それを打ち破るには、モモと同じく「自然(じねん)」の時に「受動」で世界と繋がるのを辞め、「能動」へスイッチする必要がある。
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「星の時間」は、原作を読んでいてピンとこなかったところなので、解説してもらえてすっきりしました。逃してはならない時間。 「みずから」と「おのずから」もなるほど納得です。全てのタイミングがカチリと合ったときに動くことが肝要です。
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「モモ」のことは以前テレビで紹介されていたので存在は知っていたが、内容を番組を観て初めて知った。テキストの中で紹介された「モモ」のストーリーが面白かった。もし自分に映画やアニメ、マンガが作れたなら作りたくなるような内容の話だった。心理学者の視点から見た「モモ」の解説が読めて良かっ...
「モモ」のことは以前テレビで紹介されていたので存在は知っていたが、内容を番組を観て初めて知った。テキストの中で紹介された「モモ」のストーリーが面白かった。もし自分に映画やアニメ、マンガが作れたなら作りたくなるような内容の話だった。心理学者の視点から見た「モモ」の解説が読めて良かった。テキストを読んで、姪に「モモ」のことを教えたくなった。
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「大人がファンタジーを読むことの意味」を再確認するにはエンデが最適だなと思う 「人と何かを共有することが、豊かな時間をつくりだす」 SNSやブログで一方的に自らをさらけ出すのではなく、閉じられた一対一の対話が人をかたちづくる。
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テレビもいちおう録画。ひさびさに再読して、21世紀になってハードカバー版から少年文庫に入るにあたってかなり訳文に手が入ったと知った。(ハードカバー版も改訂されたのだろうか?)
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「ミヒャエル・エンデ『モモ』」河合俊雄著、NHK出版、2020.08.01 97p ¥576 C9497 (2020.08.31読了)(2020.07.27購入) 【目次】 【はじめに】子どもと大人の物語 第1回 モモは心の中にいる! 第2回 時間を奪う「灰色の男たち」 第3回...
「ミヒャエル・エンデ『モモ』」河合俊雄著、NHK出版、2020.08.01 97p ¥576 C9497 (2020.08.31読了)(2020.07.27購入) 【目次】 【はじめに】子どもと大人の物語 第1回 モモは心の中にいる! 第2回 時間を奪う「灰色の男たち」 第3回 時間とは「いのち」である 第4回 「受動」から「能動」へ ☆関連図書(既読) 「モモ」ミヒャエル・エンデ著・大島かおり訳、岩波書店、1976.09.24 「河合隼雄スペシャル」河合俊雄著、NHK出版、2018.07.01 (アマゾンより) ひとりの少女があなたに教えてくれること ある日、街はずれの円形劇場跡に住み着いた少女モモ。彼女には、人びとの話に耳を傾けるだけで、彼らに自信を取り戻させる不思議な力があった。そこに現れたのが「灰色の男たち」。彼らは街のみなに時間の節約をもちかけ、浮いた時間を奪いとる「時間どろぼう」だった! 1973年の出版以来、世界中で翻訳された『モモ』は児童文学の傑作と名高い。しかしこの作品がもつ真価は、せわしない日常を生きる大人にこそ向けられている。時間の価値とは? 豊かな生とは? そして死とは? さまざまなメッセージに満ちた物語の神髄を、臨床心理学の立場から鮮やかに読みとく。
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https://www.nhk.or.jp/meicho/famousbook/100_momo/index.html#box04
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何かを成し遂げるには行動だけじゃなくタイミングが大切とか、何も無くなったところから新しいものが始まるとか、なるほどと言ったテーマが描かれ児童文学と侮ることなかれ。
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最近、新聞にコロナの記事の中でモモの話が出ていた。どちらかというと批判的な見方での記事だったけど、あらためて本を再読してみたいと思った。
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読んだけど いや、面白いこと言ってるけど これは、自分の読書体験の方が豊かだった… いや、言葉としてはスッキリだけど 作品本体ともう少し時間的な距離をおいて読めばよかったかな…
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