3分ハッキング の商品レビュー

足立照嘉(著者)

2023/12/27

物語の方がなんだか中途半端に終わったように感じてしまった。ハッキング技術の方も、まあまあ説明はしてくれているのだが、物語調の中での説明のためこちらも中途半端な印象。
初心者が対象なら、ハッキング部分はもっと簡素にして脅威の方を詳しくした方が良いのではと思う。
とはいえ、サイバー攻撃の事例は物語の中で具体的に描かれていてわかりやすかった。

2021/03/13

読み手のレベル想定が考えにくく、評価が難しい本。

KALIを「使える」レベルの人には、易しいセキュリティ入門編に読める。

一方で、Linuxやコマンドに親しみがない一般の人、セキュリティは知識のみの人（実践経験はなく、資格などのペーパー知識のみの人）には、雰囲気だけ伝わる内容かなと思う。その意味で、コマンドが時折記載されているのは何とも評価しづらい。

ただ、このレベルの本を書くのは、とても表現が難しいのは気持ちも含めてよく分かる。著者はよくチャレンジしたなぁと感じる。

2021/03/04

キャッチーな題名にひかれて図書館で借りてみたけど、主人公の「しょーじ君」という平仮名表記が気になってちょっと読みにくかったです。全体的にはKali_Linuxのツールの説明が多い感じで、そうであれば、もう少しコマンドラインとか図とかを入れた方がわかりやすいんじゃないか、と。SQLインジェクションにしてもクロスサイトスプリクティングにしても、ある程度、基礎がある人じゃないと後半は挫折しそうな内容（実際、挫折 T_T）

2021/01/25

はじめにの『とっくに悪意のある者たちはリモートワークで「働き方改革」を実現している』という文に笑っちゃいました。
軽いのりの設定やら文体ですが、書かれている内容は非常に高度で、実際にやりながら読むと怖さがわかると思います。(内容は知っているのでやりながらは読みませんでした。)
ただ、本当にPC初心者には親切ではないので厳しいかも。

2020年の新型コロナでの社会情勢についても書かれているので、この本は今役に立つ本としておすすめできると思います。

2020/10/18

3分クッキングに寄せてるであろう題名に惹かれ、勢いで購入。

内容はある会社をモチーフにしたストーリー仕立てになっており、わかりやすくメインの攻撃手法や実例、ハッカー組織についてなど、今後企業が後手にまわしていたサイバーセキュリティの重要性を気づかせるための書物となっております。
具体的に端末に触れながら、ハッキングの流れ等も多少記載されているので、サイバーセキュリティ初心者にはいいものだと思われます。

2020/08/12

キャッチーなタイトルだが、内容はしっかりしてる。文字数も少ないので2時間程で読めてしまうが、主にインジェクション攻撃やスクリプト攻撃の手法がツール名とともに説明されており、ストーリー仕立てのため、理解しやすい。
2020年春に執筆されたということで、コロナ禍で増加したリモートワークを狙ったサイバー攻撃など、話題も新しい。
最高です。