若者に伝えたい英雄たちの世界史 の商品レビュー
日本史を世界史と連動させて理解させようという試み。具体的には、モンゴル帝国と蒙古襲来、7年戦争と鎖国時代、パーマストンの時代と明治維新、ビスマルク外交と富国強兵、三国干渉と臥薪嘗胆を取り上げており、その中で、北条時宗、水野忠邦、大久保利通といった我が国の英雄を取り上げている。 ...
日本史を世界史と連動させて理解させようという試み。具体的には、モンゴル帝国と蒙古襲来、7年戦争と鎖国時代、パーマストンの時代と明治維新、ビスマルク外交と富国強兵、三国干渉と臥薪嘗胆を取り上げており、その中で、北条時宗、水野忠邦、大久保利通といった我が国の英雄を取り上げている。 視点を広く、バラバラの知識を繋げてみよう、それによって歴史を暗記課題ではなく、現実の物差しとして使えるようにしようという筆者の一貫したメッセージが伝わってくる。
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世界史を同時代の日本史とつなぐことで過去の日本の歴史がより明確に理解できる内容になっている。北条時宗等は全く習った記憶もなかったが、元寇のイメージを一新する内容であり、豊臣秀吉のキリシタン禁令も断片的な知識はあったものの全体像が理解できる内容。ビスマルクと日清戦争後の三国干渉など...
世界史を同時代の日本史とつなぐことで過去の日本の歴史がより明確に理解できる内容になっている。北条時宗等は全く習った記憶もなかったが、元寇のイメージを一新する内容であり、豊臣秀吉のキリシタン禁令も断片的な知識はあったものの全体像が理解できる内容。ビスマルクと日清戦争後の三国干渉など全く理解していなかった側面を学ぶことができた。
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世界史の偉人、具体的にはチンギス・ハーン、コロンブス、ナポレオン、パーマストン、ビスマルク、ウィルヘルム2世に焦点を当てた一冊。 彼らの業績よりも、彼らに対して日本がどう対峙したかというのがメインで、(ナポレオンやパーマストンの江戸時代をのぞいて)我々の祖先は立派に日本を守った...
世界史の偉人、具体的にはチンギス・ハーン、コロンブス、ナポレオン、パーマストン、ビスマルク、ウィルヘルム2世に焦点を当てた一冊。 彼らの業績よりも、彼らに対して日本がどう対峙したかというのがメインで、(ナポレオンやパーマストンの江戸時代をのぞいて)我々の祖先は立派に日本を守ったということが理解できた。 そして、現代の日本も彼らを見習うべきだと痛切に感じた。
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チンギスハーンやコロンブス、ナポレオンなど、世界の英雄と日本の繋がりを書いた本。 世界の英雄を、といいつつ日本の偉人や、世界との関わり(大体が危機)が訪れた時に、その時日本はどう対応したか、ということが分かる本。最後は日本が中心になり、昔の日本人が危機にどうやって立ち向かって行っ...
チンギスハーンやコロンブス、ナポレオンなど、世界の英雄と日本の繋がりを書いた本。 世界の英雄を、といいつつ日本の偉人や、世界との関わり(大体が危機)が訪れた時に、その時日本はどう対応したか、ということが分かる本。最後は日本が中心になり、昔の日本人が危機にどうやって立ち向かって行ったのかがわかる本。 内容も良かったけど、私は序章やコロンブスに滅ぼされてしまったインディアンに対する倉山さんの言葉がとても身に染みた。 自分の生き方を見直すいい機会になったと思った。
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※このレビューにはネタバレを含みます
個人的感想としては13歳からの「くにまもり」と同じ趣旨で、根底に日本人への教育視点で描かれている 本書は中学生でもわかる意味が冒頭の「くにまもり」と近く思うのと、双方とも自分を責任者に置き換えて「どのような行動をすべきか」を問うている(責任重すぎ) 「日本人が世界の歴史を学ぶとき、自分たちにとってどういう意味があるのかを考えて欲しいと思い、本書を書きました」(はじめにより) 岡田英弘から学び以前より教科書への熱き想いを表す倉山先生らしく、日本史と世界史への相互の関係づけは馴染みのある素材をいつものように調和の有る物語を紡ぐ 古典芸能のように揺るぎなく「あ、味付けに之を加えたな」などと常連にも心憎い変化を入れつつ、対象が中学生というだけあって分かりやすい 「中華帝国の興亡を記しただけの東洋史と英仏独の歴史観を足しただけの西洋史の二つを『世界史』と呼ぶなら、我が国が登場しなくても結構」※あとがき 郷土史のられつのようなパッチワーク世界史を否定する著者渾身の一冊をじっくり読むはずが、むさぼるように一気読みしてしまった
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