ニューエイジ・ミュージック・ディスクガイド の商品レビュー
ニューエイジと分類される音楽が、 諸々網羅されている。 構造が少しわかりづらいが、 それでも大満足の内容。一生分と言っても過言ではない量。 末尾の用語集も面白い。
Posted by
とても貴重な本だと思う。それゆえに、専門家が陥りがちな欠点(自己満足)が残念でならない。 本書は、ニューエイジミュージックファンのためのディスクガイドという側面もあるが、もっと大事な使命はマイナー領域に甘んじている現状のすそ野を広げるという点であるはず。にもかかわらず、解説には独...
とても貴重な本だと思う。それゆえに、専門家が陥りがちな欠点(自己満足)が残念でならない。 本書は、ニューエイジミュージックファンのためのディスクガイドという側面もあるが、もっと大事な使命はマイナー領域に甘んじている現状のすそ野を広げるという点であるはず。にもかかわらず、解説には独特な音楽用語(ミニマル、ドローン・・)などが当たり前に使われており、巻末の用語辞典にもその説明は省かれ、さらに18名のディスク解説者が好き勝手に書いているため、「良さ」の標準がバラバラ。解説における最低限の基準やフォーマットは設けるべきで、この辺の整理は編集の門脇氏にあるのは明白。 さらに言えば、ほんの数ページでいいので、初心者向けのマストアイテム(例えば、プログレ初心者のマストアイテムはキング・クリムゾン「クリムゾン・キングの宮殿」、ピンク・フロイド「狂気」、イエス「こわれもの」などを聞けば、プログレの良さと深さが一目瞭然)の紹介は必要で、同時に、当たり前のように使われているジャーゴン(専門用語)の説明も触れるという形にすれば完璧でした。 本書の解説を読みながら、Spotifyで曲を聴くという楽しみ方もおすすめですが、半分以上のアルバムは見つかりませんでした。
Posted by
- 1