それでも気がつけばチェーン店ばかりでメシを食べている の商品レビュー
二番煎じなのは否めないけれど、前作と同様に生活風俗の記録として価値は残る。にしても、すっかり中年ライターに堕してる感が強く、この調子で第三弾も続くというのはさすがにどうかしら?
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散歩の達人で連載されているコラムお書籍化第二弾。日頃よく行くお店が他の人はどう思っているのか、よく分かって面白い。
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著者も言っているように、何書いてあったのかあまり覚えてないというか、いわもとQって凄かったんだな、ってかんじ。けど、一番読みどころと思ったのは、文庫版の後書きだった。まさか、チェーン店でメシを食べることができない時代が来るなんて、筆者だけでなく、誰が考えただろうか。世界が変わるち...
著者も言っているように、何書いてあったのかあまり覚えてないというか、いわもとQって凄かったんだな、ってかんじ。けど、一番読みどころと思ったのは、文庫版の後書きだった。まさか、チェーン店でメシを食べることができない時代が来るなんて、筆者だけでなく、誰が考えただろうか。世界が変わるちょうど境目がこの本にはある。 本当に、以前のような日常になるのであれば、自分もチェーン店ばかりでメシを食べると思う。だから耐えて。
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ホントは、こだわりの料理人が腕を揮った逸品や愛妻が心を込めて作った料理に舌鼓を打ちたい。でも気がつけば、チェーン店に入ってしまう。それは気軽で便利で美味しいから。長年の取材で蓄えた人気の36店の醍醐味を、愛情&ユーモア満載に綴った人気エッセイ第2弾。 お世話になっている...
ホントは、こだわりの料理人が腕を揮った逸品や愛妻が心を込めて作った料理に舌鼓を打ちたい。でも気がつけば、チェーン店に入ってしまう。それは気軽で便利で美味しいから。長年の取材で蓄えた人気の36店の醍醐味を、愛情&ユーモア満載に綴った人気エッセイ第2弾。 お世話になっているチェーンもあるが、コロナ禍でどうなるのか心配。
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ウチのダンナが化学調味料アレルギー、特に「調味料(アミノ酸等)」はNGゆえ、チェーン店で食べられるものはほぼありません。そんなだから、本書に登場するチェーン店の中でわが家が利用しているのは、化学調味料不使用を謳っている松屋ぐらい。私は化調平気だったけれど、毎日化調を使わずに料理し...
ウチのダンナが化学調味料アレルギー、特に「調味料(アミノ酸等)」はNGゆえ、チェーン店で食べられるものはほぼありません。そんなだから、本書に登場するチェーン店の中でわが家が利用しているのは、化学調味料不使用を謳っている松屋ぐらい。私は化調平気だったけれど、毎日化調を使わずに料理していると、次第に受け付けなくなってきてしまうものです。 とはいえ、胸やけ胃もたれ確実のチェーン店に心が躍らないわけでもない。いちばん惹かれたのは天麩羅食べ放題のお店だったのに、今はもうないなんて(泣)。蕎麦には日本酒やろと思うけど、蕎麦とビールで440円と言われたら、ビールで手を打ってしまいそう。メキシコ料理を出さないメヒコというお店も気になります(笑)。鰥と書いて「やもめ」と読む。初めて知った!
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今作に登場する全36のチェーン店の内、私が食した経験があるのは18店。日本の外食文化の根強さを改めて感じる。相変わず調子の軽い文章だが、時折クスリ時折ホロリとさせるのは心憎い。注目すべきは各店の栄枯衰退ぶりだが、この時代に非拡大路線という選択はある種正解なのかもしれない。私は古い...
今作に登場する全36のチェーン店の内、私が食した経験があるのは18店。日本の外食文化の根強さを改めて感じる。相変わず調子の軽い文章だが、時折クスリ時折ホロリとさせるのは心憎い。注目すべきは各店の栄枯衰退ぶりだが、この時代に非拡大路線という選択はある種正解なのかもしれない。私は古い人間なので【どさん娘】や【牛丼太郎】の精神性に共感する。前作同様最終章で急にしんみりさせる手法は流石にあざといが、外食産業に対する想いは十分伝わってきた。少なくとも、著者絶賛の【いわもとQ】と【嵯峨谷】に行ってみたいと思ったもの。
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「散歩の達人」連載の人気エッセイの第2弾。ネタ切れしつつあることを作者も自覚してる感じがほのぼのとしている。さすがにローカルなチェーン店が多い。 最近のプロ野球に関する作家としては五本の指に入るだろう筆者。ほぼ同世代ということもあり、小ネタに思わず笑ってしまう。 第二弾ともな...
「散歩の達人」連載の人気エッセイの第2弾。ネタ切れしつつあることを作者も自覚してる感じがほのぼのとしている。さすがにローカルなチェーン店が多い。 最近のプロ野球に関する作家としては五本の指に入るだろう筆者。ほぼ同世代ということもあり、小ネタに思わず笑ってしまう。 第二弾ともなると残念ながらネタ切れの感。それでもパワーで強引に押し切っているところがほのぼの。純粋なエッセイとしては十分に楽しめる。 後書きなど単にウケ狙い的な文章でなくほんのりさせるワザこそ筆者の魅力なのだとつくづく思う。「止めたバットでツーベース」と共通のペーソス。 気楽に読める一冊でした。
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