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記憶書店うたかた堂の淡々 の商品レビュー

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9件のお客様レビュー

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2023/07/24
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

三途の川~よりも読みにくい印象。記憶のやりとり部分がなんとなくわかりにくいからかな。岸辺露伴見た後だからどうしてもビジュアルが「ヘブンズドア」になってしまう。いやそもそも人の記憶が自分の記憶になるの怖…。あけるの初恋、いい話みたいに終わっていたけれど、やってること割とエグくない???自分の想いを遂げるために他の人の記憶を蔑ろに…??? 婚活の話は(一度は)バッサリ男を切り捨ててよかった。自分の口でプロポーズしないのはナイな。女優はとてもいいキャラしてたので癒し。

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2022/07/08

第四話「あけるの初恋」 第六話「おじいちゃんの遺産」 漢だねぇ~ 第二話「愛を語るのに最適な方法」 こいつはない 女性的にはあり?

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2022/05/02

記憶売買の方法は細かく語られないが、さじ加減で明暗が分かれるのが結構怖い。味オンチな自分としては美食家の記憶は味わってみたい。

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2022/01/20

人間を形成するために重要な記憶を売買するってどういうこと?と思いながら読みました。 短編集で野村さんらしい綺麗で儚くて少し残酷な物語たち。 少し初めの物語が読みにくくも感じましたが、読んだあとはなんとも言えない複雑なでも優しい気持ちになる読了感です。

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2021/08/06

記憶の売買というキャッチーな要素につられて読みました。 短編集です。 おしい。特に最初の話は、わけがわからず、読み進めるのが少し大変でした。話の後になればだんだん、靄は晴れて、関係性とかわかるのですが、それまでが大変でした。 鈍い私だけかもしれませんが、せっかく良いネタなので...

記憶の売買というキャッチーな要素につられて読みました。 短編集です。 おしい。特に最初の話は、わけがわからず、読み進めるのが少し大変でした。話の後になればだんだん、靄は晴れて、関係性とかわかるのですが、それまでが大変でした。 鈍い私だけかもしれませんが、せっかく良いネタなので、話の前提を読者に知ってももらうために、話の順番を入れ替えても良かったかなと思いました。最初の話は再び読めば、良かったです。

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2021/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

1話目が重すぎで辛すぎたので、あけるの初恋で何かズルくない?って思ってしまう その他の話は、ほのぼのしてて面白い

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2020/09/20
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

人の記憶を買い取り他人に移植することを生業とする記憶書店うたかた堂。その美貌の主人、現野一夜に持ち込まれた依頼を巡る6篇のお話。 1話目が切ないテイストのストーリーで、一夜も超常的な能力と共に謎めく冷徹な人物として描かれていたので全編そういう感じかと思っていたら2話は結構軽くて、一夜もお茶目な部分もあるキャラになっており(休日の過ごし方、婚活ですか?!)、1話からの2話の雰囲気の変化にちょっと違和感があった。 全ての記憶を他人に移植してしまうと命の危険も伴うって、脳科学観点から見るとちょっと説明がつかなくない?と突っ込みたくなるところも。(せいぜい記憶喪失的廃人になるくらいじゃないの?しかも結局あけるなんて人間一人分の記憶を明け渡すと言ってる割には平気でピンピンしているし) ただ、そんなツッコミは野暮と割り切れば、物語としては割と面白かったので、人の記憶とか思い出をテーマにした小説を読みたい人にはおすすめです

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2020/09/03

静乃の優しすぎる恋人、誠が突如失踪した。職場に連絡すると彼は一年前に亡くなっているという。彼は一体誰だったのか……?  静乃の脳内に存在する、自分のものではない思い出。これは人の記憶が綴られた書物を売買する、うたかた堂の仕業か。記憶に浮かぶ海を、静乃は目指した。冷めた目をした美貌...

静乃の優しすぎる恋人、誠が突如失踪した。職場に連絡すると彼は一年前に亡くなっているという。彼は一体誰だったのか……?  静乃の脳内に存在する、自分のものではない思い出。これは人の記憶が綴られた書物を売買する、うたかた堂の仕業か。記憶に浮かぶ海を、静乃は目指した。冷めた目をした美貌の青年が書物を繙くとき、心に秘めた過去が、秘密が、願いが、解き明かされる!

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2020/07/31

あらすじを見る限り、長編なのかなと思っていましたが、全6話の連作短編集でした。 人の記憶の売買を行う記憶書店「うたかた堂」。そのオーナーは、少年っぽい細身の青年。 各話ごとに依頼者が代わり、記憶の書換によって忘れたい人、他の人の記憶を買いたい人など様々な人が登場します。 記憶が書...

あらすじを見る限り、長編なのかなと思っていましたが、全6話の連作短編集でした。 人の記憶の売買を行う記憶書店「うたかた堂」。そのオーナーは、少年っぽい細身の青年。 各話ごとに依頼者が代わり、記憶の書換によって忘れたい人、他の人の記憶を買いたい人など様々な人が登場します。 記憶が書き換えられた先には、感動や希望がまっています。 野村さんの作品は初めてなのですが、文章がきれいで、丁寧に言葉を扱っている印象がありました。 記憶によっては、消したい記憶や上書きしたい記憶など色々あるかと思います。操作することで都合の良い人生を送ることは良いかもしれませんが、それに影響される周りの人達のことを考えると・・・。読んでいてなかなか難しいなと思いました。 話としては、切ない話もあれば、感動した話もあって、色々楽しめました。全体的に心が優しく温かくさせてくれました。 謎めいた青年の正体は、あまり詳細に描かれていないので、わかりませんが、冷酷さやその中から滲み出る優しさは伝わりました。続編があるような感じがあったので、青年の過去も描いて欲しいなと思いました。

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